ニコニコ大百科

>>700
ソレ見て思ったが
「親父とは違う路線を行くと頑張ってたらいつの間にか親父と同じ偉業を成し遂げられてた」
って井上自身の人生にも当てはまるのかねえ？

　この百科にあるようにストレートに正義を語りはしないが、ストーリーを通して見ると実は勧善懲悪だし。
　あと欲望を肯定して人間の弱さ醜さをバッチリ書くけど、人間を信じてないんじゃなくて
「キレイなもんじゃないが、そんなに捨てたモンでもない」っつー面倒くさい形での人間に対する
信頼に感じる

>>721
まあ一言でまとめると「ツンデレおじさん」だよなｗ

太牙は何もかも失うけど最後に残った渡の存在が救いになるって展開希望してたから
その辺は割りとやってくれてるんで満足してるわ
あんな丸くおさまるとは思わなかったけど

>>722
まあ、そうなんだけどさｗ生みの親がこんなだから面倒くさい性格だけど
なんやかんやで根が良いキャラ書くし

>>721
井上の父との違いは現実的な作風の方ね
一話完結の勧善懲悪じゃなくて群像劇を好むし、一度とも脚本家としての伊上勝
の影響を受けたとは語ってない

そもそも平成ライダーメインになったのは白倉と組んだのと、脚本関係のトラブルの尻拭いに毎回呼ばれてたからだしな

それ故に色々言いたい放題言われてるのはいかがなものかと。
必要以上に矢面に立たされがちだし。
本人曰くそういうのがいいんだろうけど、特に響鬼の件は必要以上に貶められ過ぎ
だと当時の事を知らない人間ですら思うよ。

>>726
確か語れ！仮面ライダーてムックだと、井上も最初は響鬼の作風に準じて書こうとしてたみたいだね。
結局白倉との話の結果、良くも悪くも平成ライダー、てか井上らしい話に落ち着いたぽいけど、なおのこと批判は覚悟の上だったんじゃないかなと。

それに、井上は「明日夢が嫌い」とバッサリ言ってたから、いくらプロでも負担はかかるし、そんなまま前半のノリを続けたら破綻が起きたかもしれないし。
あの人が割と無難な話を書けるのも知ってるけど。

自分は二つに一つだったと思うよ。賛否両論になるか失速していくかのどっちか。

>>727
「明日夢が嫌い」っていうのはリップサービスみたいなもんだと思うけどな
いろいろ言われながらも最後まで明日夢が鬼にならないという前半の高寺Pの方針を貫いたし、
高寺自身がその言葉について「明日夢を殺すという案に反対していたのは井上だったと聞いた」とか言ってたし

響鬼関連で俺が井上を尊敬したのは、ザンキの死亡・退場関連の話だな
語れ！平成仮面ライダーで言ってたけど、白倉がただザンキが死ぬ話を書くようリクエストしたら
井上は「弟子のトドロキが再起不能寸前で落ち込んでるのに、そこに師匠殺したらもっと落ち込むだけだろう」ってザンキ一時復活→トドロキも復活って流れにしたっていうの

なんだかんだでヒーロー描くのに忘れちゃいけないことは抑えてるよな、井上

少年漫画ほど理想主義でも劇画ほど現実主義でもなく間とって青年漫画かと言われればどことなく違う
劇画と昼ドラを混ぜたストーリーに中二要素をぶち込んだ的な

確かにヒーローが「落ち込んだまま」じゃあかんわな
壁を乗り越えなきゃ。

生き急ぐというか儚い感じがわりと仮面ライダーの悲壮な運命とマッチしてるような

井上の批判上等という覚悟が好きだな
アンチ的行為は悪い物と考えられるのは普通だけど、だからと言って
誰がどう見ても倫理的に駄目なことは叩かれるようなものはしょうがないし、
この世は賛否両論で出来てるから、どこかから批判が出るのは当たり前
打ち負かしたいなら、グダグダ文句は言わず、実力で面白い物を作る

肯定意見しか認めないヤマカンとは大違いだな

ヤマカンはアレだが、もの作る以上は、みんな否定なんかされたくないだろうよ…敏樹がおかしいの

誰だって批判はされたくないだろうけど他者の否定意見が無ければ自分の短所とかわからんからなぁ
褒められてヨイショされてるだけじゃ進歩しないよ

まぁ井上さんはどっちかっていうと自分は書きたいこと勝手に書くから批判したきゃそっちも勝手にしろ的なスタンスな気がするけど

というかむしろ自身が捻くれ者っつーか反骨精神っぽいから
批判してくる「活きの良い奴」が好きなんでは？
その方が張り合いが有るとか

カオスな状況楽しんでそうなイメージはあるな
平和で品のいい雰囲気だと逆に退屈したりしてなｗ

>>737
最終回前に一波乱あるような作品が好きだって言ってたしそうかもね
井上ならおかしくない

ひと波乱とは違うかもしれないけど凱がチンピラに刺されるのもよくあるパターンの逆だからな
尖ってた人間が平和ボケして人助けなんぞしたもんだから悪者に逆恨みされて身の破滅みたいなね
平和を喜び人のために生きていれば情けは人の為ならずでいずれは自分に返ってきて幸せになれまうよってのが
ありふれたパターンなわけで
地球と人間を守るために異星人を退治したのに人間にやられるという
悪なんざそこかしこに転がってんだぜ的な基本的にはネガティブな価値観をもってるように思える

ゴウライガンじゃ生きてたよなあ、ジンの役だけど
悪役としての行動をしてた彼が終盤でくたばったかと思いきや
惚れられた女と一緒にいる
凱の真逆だよな、俺は好きだけど

井上はジンを殺す気だったらしい。上の判断らしいよ、ジンの生存は。

>>721
>「親父とは違う路線を行くと頑張ってたらいつの間にか親父と同じ偉業を成し遂げられてた」
>って井上自身の人生にも当てはまるのかねえ？
もしかしてキバって自己投影しながら書いてたのか？
親父の過去に振り回され変人と合い自分にはヴァイオリンだけじゃないと気づいて一人立ちとか

キバといいゴウライガンといい井上の筋書はよく消されるなあ
井上の主張がよりダイレクトに尊重されてる作品ってなにがあるのか
555あたりかなあとおもったけど所詮白倉はじめ上の意向は無視できんだろうしなあ
そこらへんはイメージとは裏腹に控えめなだからなあ
個人的にはソードガイに期待してるんだが果たしてどうだろうか

>>743
＞井上の主張がよりダイレクトに尊重されてる作品ってなにがあるのか
やっぱ小説版555と海の底のピアノだろうな
この二つこそ井上がやりたい放題にやった結果って感じがする
悪趣味な描写も美しい描写もそりゃもうぎっちりと詰まってるぞ
惜しむらくは文章であって映像じゃないことだけど（でも海の底のピアノとか絶対実写化不可能だと思うｗ）

そもそも井上のポリシーは「脚本なんて設計図に過ぎない」だからな
だから現場の意見はガンガン取り入れるし役者の意見はかなり参考にする

反面他人の設定でも同様に扱うからコナンでアバウトなトリック作ったりＧＡを独自解釈のギャグにもするけど

小説版龍騎も井上節全開だったww
浅倉が無茶苦茶過ぎるw

この人ほど半生をマンガなり本なりにしたら面白いだろうって人はなかなか見ないなぁ。

そういうての本とかって、あったりする？

「事実は小説より奇なり」って言うけど、これほど漫画みたいなエピソードがそろう人ってそういないよねｗ

そういや弟がいるみたいなんだけど、何やってる人なんだろ

>>745
ただ、そのせいか話がグダったり上手く纏められなかったりしている気がする

まぁ50近いを長さを持つ話をグダらず上手く纏めるってのはかなりの難題なんで仕方ない気もするが

最近ふと思ったことなんだが
井上が空想科学読本とか読んだらどんな反応示すんだろうか

あきれ果てて何も言わないか、「何バカなこと考えてんだ」って大笑いか
ただあんま否定しそうな気はしない、何故か