ニコニコ大百科

両勢力とも互いの殲滅を掲げてるのに、勢力圏の変動がほぼ起きてないから、占領統治や対占領（焦土戦）の経験が１世紀近く欠落してるってのもあるだろう。
直近の事例でいえばエル・ファシルが民間人300万人だから、大目に見積もって余裕をもって通常3千万の軍を動かす時の3割増くらいな想定だったんじゃないかな。
そもそも政治家は選挙の間だけ勝ってればよく、シトレは反対の立場、ロボスは艦隊戦がメインフィールド、フォークもヤンよか大きな手柄立てれればいいんだから、時間かかる占領地の内政なんて（建前はともかく）腰を据えて本気でやろうって考えてる奴なんていない。「高度な柔軟性を～」とは言えても「ほどほどでいいぞ」といえる立場の人間がいないだけで。

「何が何でも同盟には勝たせない」という強い意志を感じた

同盟の方が同盟自身の破滅の為に頑張ってる感じがして
「そこまでして同盟を勝たせたくないのか」と思いながら読んでた

OVAから入った身としては、序盤でまだ作品世界に慣れてないなか見てて「何かよくわからないけど作品世界で凄いことが起きてる」感が半端なかったな。「新世界より」の演出含めて。

銀英伝の民主主義ヘイトの代表例

長蛇の列をなすな定期

レベロかホワンが「軍縮と減税を行えば支持率は回復する」って主張すればどうなっていただろうか

>>246
イゼルローン落として一息ついたとは言えそんなことできる余裕あるの？って反論されそう
特に軍部との繋がりの強い政治家はこぞって反対しそう

道原版だとレベロが、軍から社会に技術者を戻せと主張してたんだけどね
案の定ウインザー夫人とかいうばかちんがいらんこと言い出して、その話は吹っ飛んだ

そもそも原作の時点でホワン・ルイが社会の維持に必要なマンパワー不足を指摘してる。
原作だとレベロは財政面の健全化を図るべきだと主張している。

創作にリアルを持ち込むのは愚かな事だと思ってるけど、焦土作戦やられたわけでも無いのに同盟軍みたいな事になった旧日本海軍という組織。。。

事実は小説よりも奇なり。を地で行く軍隊だわな。

というより銀英が旧日本軍のダメなとこをモデルにしてる
戦略目標がなく補給計画が破綻しても戦うとことか

「勝てば支持率が上がる」という理由だけで出兵を行う同盟の政治家たちに頭を抱えたくなる。

>>250
それだけ現実の補給が難しいって事だぞ
ドイツのバルバロッサ作戦だって別に敵の妨害があった訳でもないのに補給が破綻してるし、あのアメリカ軍のノルマンディー上陸作戦すら途中で補給切れが起きて動けなくなる部隊が出てる
むしろ空前絶後の大遠征なのに焦土作戦や敵の妨害が無ければ補給に問題が出てなかったキャゼルヌの補給計画がチート過ぎる

侵攻作戦というかイゼルローン攻略の後にヤン・ウェンリーが
「犠牲が少なかっただろうか、犠牲が多かったら「もうたくさんだ」と思って戦争を辞めるだろう」って言ってたけど
今まで何度もイゼルローン要塞を攻めて犠牲を出しまくってる事を考えたらそんなわけないだろと思った
むしろ「この犠牲を無駄にしないためにも」って言って結局変わらなかっただろうな

アスターテでボコボコにされて兵力劣勢なのに大艦隊で決戦を仕掛けるとか、小学生でもツッコむレベルのガバ作戦なんだが
フォークが卒業した士官学校のレベルが小学校以下だったとしか思えん
というか劣勢な兵力で要塞外の親領土をどう防衛する気だったんだ？
大概、国境線って大河に敷かれるし、防衛しにくい領土なんか獲得しても放棄せざるをえんだろ
ダキア属州を放棄したハドリアヌスのように

>>253
一応、独ソ戦では赤軍が撤退時に行った焦土作戦や占領下のパルチザンによって補給が妨害されたよ
それプラス、ソ連の大地の広大さと環境の劣悪さ、ドイツ軍の補給計画の雑さによって兵站が破綻した

いや、ダキア放棄はチート帝アウレリアヌスだわ
ハドリアヌスが放棄したのはメソポタミア

しかもアスターテ同様に艦隊を分散していた件。
同盟側の正規艦隊は８個で、帝国側は9個。
同盟側一艦隊に帝国側数艦隊をもって当たれば勝てるのは当然。
各惑星に散らばった後なら、救援も時間がかかるだろうし。
また、攻撃されなかった同盟艦隊もただで帰れる筈もなく……。

こうなると、焦土作戦はより完璧な勝利への布石でしかなかった？

基本的に自国領に侵攻してくる帝国軍を迎撃する防衛戦ばっかやってたせいで遠征のノウハウが全然なかった
のだとは思う、それにしても計画が雑だが

防衛戦とか考えずノリで戦線広げちゃった感じか
旧日本軍かな？
フォークも当初は領土防衛の為に帝国軍が激しく抵抗をすると予想していて、親領土獲得なんて想定外だったのかもな

いや、帝国軍の抵抗で親領土が獲得できなかったとしても、それで何が得られるの？って話だし
フォークがどう予想してたにしても、やっぱり意味わからん作戦だわ

ヤンがイゼルローンを取ってしまった事で、低コストでの防衛ないし和平が実現可能になってしまったので、軍部が存在感を維持する為にわざと要塞外に出て戦果をアピールしようとしたって線もあるか？

塹壕戦で戦線が膠着しても、犠牲を省みずに激しい攻撃を加えれば敵の出血を強いる事ができる
ロシアが今ウクライナでやってる事だな

一応、目的はあるんだよね。フォークも政府も。「帝国軍艦隊と決戦して勝利する」っていう。
フォークは武勲と名声が欲しくて、政府は勝利と支持率アップが欲しいんだから、艦隊決戦が遠征の勝利条件になる。問題は、決戦できなかった場合（プランＢ）と、仮に決戦で勝てたらその後は？（プランＡ＋）が不在なことで。ヤンやビュコック、ウランフが会議で突いたのはそこ

防衛戦のノウハウしか積み重ねてない弊害というか、どこで迎撃するかを自由に選べて、迎撃したあとのこと（戦後処理）を考えずに済んで200年過ごした弊害がモロに出た遠征というか

ぶっちゃけイゼルローン付近の十数ほどの星系占拠して要塞化して待ち構えてれば
いずれ帝国軍が奪回しに来るんだからそれまで待てばよかったんだよなあ

どうもフォークは占領する星系を200、300と拡大し続けていけば
帝国全体がパニック起こして自壊すると考えてた節がある

>>262
どっちかっつーとウクライナによるクルスク逆侵攻のが近い…というかまんま。
ウクライナ軍にフォークみたいなのが居たんじゃないかと疑いたくなるレベル。

近代というよりは夷陵の戦いみたいな印象だった
作者中国史好きだし

ウクライナは外部のスポンサーに依存してるのがつらみ
おひねり貰うためにパフォーマンスし続けないといけない
同盟は自分たちの判断だけで自由に動けるのにこれだからな

・戦略的観点
「講和条件で有利に立つための領土一部占領」という目的は奪った領土そのものの大半が奪回されたので、
その時点で戦略的には敗北と言える
・戦術的観点
ウクライナとロシアは一連の戦闘でほぼ同数の装甲戦力を喪った
一見痛み分けに見えるが当然両国が保有する装甲戦力の絶対数には著しい差があるので割合で見ればウクライナ側の消耗の方が大きい
そのため戦術的に見てもウクライナ側は敗北寄りではある
・政略的観点
電撃的な逆侵攻という一点で一時的に戦争のスポンサーと言える西側諸国を沸かせたものの、
その後のロシア側の反撃でロシアは北朝鮮の戦力を動員しそのまま反撃を許してしまったことで
最終的には北朝鮮軍の実力を世界に誇示せしめて敵国の政治宣伝に利用される形となってしまった
ゆえに政略的にもこの一連の戦闘は敗北と言える

なるほどウクライナ視点で箇条書きするとクルスク逆侵攻は同盟視点の帝国領侵攻作戦とかなり類似性を感じるな