ウルガモスとは (ウルガモスとは) [単語記事]

ウルガモスとは、ポケットモンスターに登場するNo.637のポケモンである。初登場はブラック・ホワイト。

基礎データ
名前	ウルガモス	タイプ	むしほのお
英語名	Vol carona	高さ	1.6m
分類	たいよう	重さ	46.0kg
全国図鑑	#637	特性	ほのおのからだ
ジョウト	#―	特性	―
ホウエン	#―	隠れ特性	むしのしらせ
シンオウ	#―	グループ	虫
イッシュ	#143 #172(BW2)	孵化歩数	10240歩
カロス	#―	性別比率	♂：50.0%
アローラ	#204(USUM/ｱﾛｰﾗ) #105(USUM/ｱｰｶﾗ)	性別比率	♀：50.0%
ガラル	#―	努力値	特攻＋3
世代	第5世代
進化	メラルバ → ウルガモス(Lv59)

←メラルバ　｜　コバルオン→

No.637 なきごえ	ウルガモスたいようポケモンたかさ　　1.6m おもさ　　46.0kg むしタイプほのおタイプ

かざんばいで　ちじょうが　まっくらになったとき　ウルガモスの　ほのおがたいようの　かわりに　なったという。

種族値　合計550
H P	攻撃	防御	特攻	特防	素早
85	60	65	135	105	100

図鑑説明

ポケットモンスターブラック: かざんばいで　ちじょうが　まっくらに　なったとき　ウルガモスの　ほのおが　たいようの　かわりに　なったという。
ポケットモンスターホワイト: たたかいになると　６まいの　ハネから　ひのこの　りんぷんを　まきちらして　あたり　いちめんを　ひのうみにする。
ポケットモンスターブラック2・ホワイト2: たいようの　けしんと　される。　さむさが　きびしい　ふゆに　あらわれ　ふるえる　ポケモンたちを　すくった。
ポケットモンスターウルトラサン: ほのおの　りんぷんを　ふりまきながら　とびまわる。　こだいの　ひとびとは　たいようのいかりと　よび　おそれた。
ポケットモンスターウルトラムーン: もえさかる　ほのおのまゆから　うまれ　さむさに　くるしむひとや　ポケモンを　すくったという　でんせつが　ある。

概要

＼ぷひぃぃぃぃぃぃぃっぷ！／

ポケモンBWに登場するポケモン。初のむし・ほのおタイプである。
プラズマ団のゲーチスを倒し、ゲームをクリアした後に古代の城の地下に出現する。
BW2ではリゾートデザートからは埋まっていて行けないと思いきや、古代の抜け道から古代の城最深部に繋がっており、そこからウルガモスを入手することができる。シナリオの進行上、レベルが半分になり技が貧弱だが特攻 135は油断できない。
そしてイッシュリーグチャンピオン、アデクとその孫であるバンジロウの切り札でもある。アデクとバンジロウとウルガモスは色使いが似ている。
Lv59で覚える「ちょうのまい」を除いて、進化前のメラルバともども、全て10・20・30から100まできっちりレベル10刻みで1つずつ技を覚えていく分かりやすいレベルアップ技の習得をする。
伝説級の能力を持つがロトムのようなレアポケモンのポジションで、捕捉率は15といくらか捕まえやすいのが特徴。
殿堂入り前は18番水道の家で、進化前のメラルバの卵を入手できるがレベルアップが大変。そして苦労の末に進化させた後に固定シンボルで出現の情報を知り('・ω・`)となった者が数多くいるとか。
色違いは黄色い羽でヒマワリみたいな色。より太陽に近いカラーになる。
非戦闘面でもある意味画期的なポケモン。

戦闘能力

特殊方面がとても高いポケモンで、元のステータスの高さに加えて、特防と特攻と素早さをあげる「ちょうのまい」を蛾なのにしれっと覚える。特殊攻撃ならば2倍弱点の水とかでも割と耐えてしまう。等倍の技ならば、よほど特攻が高いポケモンの一致技でもない限り、半分も減らないなんて事も珍しくない。この特攻と特防を生かして、本来ならば炎ポケモンは水ポケを出されれば逃げるしか無いところ、水ポケを起点にして蝶の舞を積むという荒業すら可能。
サブウェポンは多いとは言えないが、炎＋虫の時点で結構な範囲を持っているので、この2つでもカバーし切れていない穴を塞ぐだけで十分。ドラゴンや同キャラやヒードランやギャラドスにピンポイントで刺せるめざパ、一貫性の高いサイコキネシス、水を返り討ちにするためのソーラービームなど。
水ポケに対しては虫技が等倍で入る事が多く、攻撃力の低い耐久水に対しては複数回舞ってゴリ押しする事も出来なくないため、ソーラービームは若干オーバーキル気味である（しかも持ち物がパワフルハーブに固定されてしまう）が、舞えても1回しか余裕が無いアタッカータイプの水ポケモンを瞬殺出来るため、相手によってはかなり有効。具体的に言うとウォッシュロトムをきっちり確1にできる技である他、ラグラージやトリトドンなどに対してリンドの実ごと強引に抹殺する手段にもなる。耐久水に対しても、ごり押しよりも1～2ターン早く倒せる事がメリットになる事もある他、ウルガモスが強く牽制するナットレイの相方としてメジャーなブルンゲルは炎と虫を両方半減するため、ソラビ無しで突破するには相当な積みが必要。
炎ポケなのに雨パの要員になる事もある。雨状態で必中になる技「ぼうふう」を覚える他、雨パ要員には少ない虫技の使い手としてラティオス・ルンパッパなどの弱点を突ける。またその高い特攻を生かし、雨下で威力1/2にされても尚、ナットレイやハッサムに炎技で痛手を食らわす事も可能。
逆に雨パ潰し要員にもなる。耐久調整してイトケの実を持てば雨状態でのキングドラの珠ハイドロポンプすら余裕を残して耐えるため、にほんばれで雨状態を上書きする。
このように特殊方面ではポケモン界のリア充といったウルガモスだが、反面物理方面はお世辞にも優れているとは言いがたい。と言っても等倍の物理技なら、陽気ガブリアスの逆鱗を防御HP 無振りでも5割程度の確率で耐える（防御・HPともにVの場合）など、意外なところでしぶとい。また物理技の筆頭である格闘技はタイプ相性で半減出来るため、インファイトやとびひざげりクラスをタイプ一致で食らっても1発では死なない事が多い。たとえ死んでも「ほのおのからだ」によって火傷を置き土産として残して行く事も多々あり、中々嫌らしい。
弱点の物理に対してはほぼ無力と化す。炎と地面は等倍に抑えられるので何とかならなくもないが、水や飛行は半減実を持たないと厳しい。4倍弱点である岩技に至っては持っても基本無理。岩物理の筆頭であるいわなだれとストーンエッジは非接触技なのでほのおのからだで置き土産を残す事すらできない。
ただし耐久調整してヨロギの実を持てば、サザンドラやユキノオーあたりの不一致の岩技くらいは耐えて反撃出来るため、役割遂行を強く意識するタイプならばヨロギ持ちもある。ガブリアスやカイリューやテラキオンなどの高種族値組のエッジはどうあがいても無理。
蝶の舞を使った積み型ばかりが注目されるが、スカーフを持たせてオーバーヒートをぶっ放す型も十分に強い。
性質上、強ポケとして名高いサザンドラに対して抜群の相性を示す。初手ちょうのまい→むしのさざめき　と言う流れを取るウルガモスに対して、スカーフで先制で1発入れるにしても、珠やメガネで舞後に1発入れるにしても、ウルガモスを特殊技で一撃で落とす事が（急所に当たらない限り）どうやっても出来ないため、ガモスは確実にサザンドラを狩る事が出来る。タスキの場合は2発攻撃を入れられるが、それでも3～4割の確率でしか（高めの乱数判定が出ないと）ウルガモスは死なない。耐久調整されていた場合はもうお手上げである。
このせいでサザンドラはほぼウルガモス専用対策技のストーンエッジを（攻撃無振り特殊ATであっても）候補に入れるほど。

孵化要員として

孵化厳選でタマゴをたくさん連れ歩く際は、「手持ちにいるとタマゴが孵化するのに必要な歩数が半減する」と言う特性・ほのおのからだを持つポケモンが欠かせなかった。今まではマグカルゴやブーバー等がその仕事をしていたが、コイツラはいずれも空を飛べなかったため、タマゴが孵化した後ジャッジの所に行ったりするにはいちいちパソコンからそらをとぶ要員を引き出さなければならなかった。かと言って最初から2匹とも連れているとタマゴを持てる数が1個減ってしまうため効率悪化を招くと言うジレンマを抱えていた。
しかしウルガモスはほのおのからだを持っていて尚且つそらをとぶを覚える。ジレンマを解決しタマゴ孵化厳選の効率をアップするとともに、マグカルゴやブーバーの仕事を奪った罪作りな蛾である。
ちなみに、サイコキネシス・むしのさざめき・炎技の3つの技でポケモンリーグの四天王＆アデクの手持ちの内8割以上を倒せるため、稼ぎ方面でも抜かりはない。ウルガモス様マジ画期的。
そしてとうとう、BW2では3番道路で
保育園のほいくし♀　　 「3番道路だとウルガモスをよくみかけるわ」
育て屋前にいるこども　「ひゅーひゅー！！　じてんしゃに　のってる　ひと　かっこいー！！」
やはり3番道路近くでは、ウルガモスと共に自転車を乗り回す人を見かけるのは日常風景らしい・・・
XYでは、同じくほのおのからだを持っていて尚且つ空を飛べるファイアローが登場した。（ただしタイプはひこう/ほのお）
ヤヤコマの進化系のヒノヤコマを更に進化させるとファイアローになる。
序盤から手に入る上に強さとしても申し分なく、旅パのそらをとぶ要員や今作の孵化厳選作業にも重宝されている。