エレオノール・ジョヴァンナ・ガションとは (エレオノールジョヴァンナガションとは) [単語記事]

エレオノール・ジョヴァンナ・ガション（Eleonore Gi ova nnna Ga ssion）とは、「ルミナスウィッチーズ」のメンバー、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。愛称は「エリー」。

プロフィール

League of Nations Air Force Avia tion Magic Band "LUMINOUS WITCHES"
ELEONORE GI OVA NNA GA SSION

姓名	エレオノール・ジョヴァンナ・ガション
愛称	エリー	身長	166cm
年齢	16歳	誕生日	12月19日

出身	ガリア共和国
原隊	ガリア空軍
所属	連盟空軍航空魔法音楽隊＜ルミナスウィッチーズ＞
階級	軍曹	担当	ボーカル・サブリーダー

使い魔	リオ（イエネコ）
使用機材	ノースリベリオン AT-6 テキサン
固有魔法	不明

モデル

フランスの国民的シャンソン歌手、エディット・ピアフことエディット・ジョヴァンナ・ガションがモデルと考えられる。

フランス史上で最大の歌手のひとり。二次大戦中には歌手活動を通して対独抵抗に貢献し、戦後にはアメリカをはじめとして世界的な人気を得るに至る。ジャン・コクトーをはじめとしてフランスの著名な文化人多数とも交友を持った。1963年死去。

容姿・人物

榛色の瞳を持ち、濃い茶髪を肩まで下ろした少女。普段は自由ガリア空軍ウィッチの青い制服を着用するが、ジャケットのボタンは一番上しか留めないラフな格好をしている。

黒赤のステージ衣装はアイラ・ペイヴィッキ・リンナマーと同じ長袖のジャケットと編み上げ靴の組み合わせで、青灰色と緑がかった鼠色のサッシュをつけている。黒青のステージ衣装もアイラ同様のまっすぐな半袖とネッカチーフの組み合わせで、ネッカチーフの色はパーソナルカラーの青。

言動が率直でマイペース、落ち着いた雰囲気をめったに崩さない。意外に周囲によく目を配っているようで、こと人間関係に関しては大人びた対応を見せるが、どこか世の中に対する諦観を漂わせてもいる。周囲からは不思議ちゃん扱いだがまったく気にかけていない様子で、困っている人がいたら放っておけない性格の持ち主。猫と話せるらしく、その姿がしょっちゅう目撃されており、猫相手には「にゃあ」と語尾につけて喋ることも。

能力

ウィッチとなる前は野戦病院のナースだった経験があるため、総合的な家事スキルは隊内でもジョアンナ・エリザベス・スタッフォードに次ぐレベル。なんでも小器用にこなすが、本来それほど家事が好きなわけではないとか。

使い魔との契約による魔法力の発現はガリア陥落の迫る遅い時期だったが、軍曹ながら隊内ではアイラともども最年長で、サブリーダーとして部隊の指導を補佐している。

交友関係

アイラとは親友同士で、アイラがいたガリアの病院でナースとして働いていた頃からの付き合い。後にグレイス・メイトランド・スチュワードのもと、アイラとともに歌手として公演を重ねるようになる。鷹揚な自分とは正反対の生真面目さで昂ぶりがちなアイラをなだめサポートする良き女房役。

アイラを崇拝するリュドミラ・アンドレエヴナ・ルスラノヴァ（ミラーシャ）にはそうした間柄を嫉妬されているが、エリーのほうはむしろミラーシャの人間関係に不器用なところを可愛らしく思い、常に前向きで一生懸命なところを称賛している。

登場

2018年 11月、「音楽隊ウィッチーズ」の作品名『ルミナスウィッチーズ』が発表になった際、アイラ・ペイヴィッキ・リンナマーとともに同時に発表されたキャラクター。翌年2月に担当声優が発表され、2019年 3月の始動PVで声付きの台詞が初登場した。

『ルミナスウィッチーズ』での活躍

作中では、故郷ガリアがネウロイの支配下から解放された終盤の展開で主要な役割を果たし、主人公ヴァージニア・ロバートソン（ジニー）とその使い魔モフィに重大な転機を与えることとなる。

ルミナスウィッチーズのガリア人メンバーとして広報に引き回されるなかで、荒れ果てた故郷を見るのが怖いという話から、モフィを家族のもとに帰してあげたいというジニーの思いを知るエリー。ジニーの言葉で故郷を訪れた彼女は、そこで出会った黒い鳥こそモフィの家族と直感し、モフィの居場所を教えてその羽根を持ち帰る。このことがきっかけとなって、モフィは同族のもとに帰り、ジニーはウィッチの力を喪って部隊を去る道を選んだ。

ジニーが去ってぎこちなく沈む隊内で、エリーは自分がジニーのためにと思ってしたことが正しかったのか、何かを間違えてしまったのかと自問する。しかしガリア解放記念式典へと出発する日、ジニーは自分の帰るべき寄す処を思い出し、部隊へと戻ってくる。そしてエリーをセンターに据えた式典公演の終盤、彼女はジニーにセンターを譲り、全世界へと歌を届けるのだった。