テラー(アズールレーン)とは (テラーとは) [単語記事]

「指揮官は……テラーが怖くないですか？私、体温がないし感情もあまりないから、死んだ人みたいですぅ……」

指揮官…私、前から、あなたとお話したくて…あの…（概要）

KAN-SEN名
テラー HMS Terror,I03
基本情報
所属	ロイヤル
艦種	砲艦
レアリティ	SR
CV	maia
イラスト	Saru
艦歴
国籍	イギリス（北アイルランド）
出身地	ベルファスト
造船所	ハーランド&ウルフ重工業㈱
艦級	エレバス級モニター艦2番艦
進水日	1916年 5月18日
就役	1916年-1941年（イギリス軍）
最期	1946年 2月24日（沈没）
備考
艦のモットーは"Vob is non Nob is（それは私達にではなく貴方に）"。 1946年 2月24日、リビアのデルナ北西沖にてドイツ軍爆撃機により損傷、その後転覆沈没。

姉がゴシック風味なのに対して妹は顔や体に縫い目があったり、頭をでっかいボルトが貫通して（いるように見えるアクセサリなのかもしれない）たりと、モチーフはどう見てもあのフランケンシュタインである。白のショートヘア（大きなアホ毛あり）に紅い瞳の持ち主。着ている服そのものは姉と同様にゴスロリ風味だが、姉よりも肩をはじめとした素肌を出している。

彼女のセリフに「目が覚めたときから姉が一緒」、「委託の時に腕を失くして仲間と探したことがある」、「怠けていると膝の調子が悪くなる」とか意味深なものが多く、「実はエレバスの妹という設定の人造人間なのでは？」という疑惑がある。

冷静、というか感情の起伏が少ないタイプで、幼い容姿に似合わず物静か。

ちなみに姉がぺったんこなのに対して妹はご立派なものをお持ちであり、一時ログイン画面がこの姉妹の絵だったときは、あまりの格差に驚愕する指揮官が続出した。もっとも本人達は特にそのことに触れておらず、姉妹間の仲は良好な模様。

余談だが、セリフの「指揮官、あのエンドウ豆をあっちに持っていってもらえます？それからチェーンソーも…」は、そもそも「チェーンソー」が誤訳（本当は草刈り機）で、動く植物や草刈り機でゾンビを撃退する「Plants vs Zombies」というタワーディフェンスゲームのネタだったりする。

包帯で大事な部分を隠しただけのけしからん（建前）すんばらしい（本音）衣装である。

スキル1:魂凍ル氷闇ノ深淵
20 秒毎30.0%(60.0%)で特殊弾幕を発動する(威力はスキルレベルによる)

艦の性能としては姉とほぼ同じなので、詳しい性能についてはそちらを参照のこと。

ちなみに幸運値は19とかなり低いため、場合によっては主砲攻撃の命中率に配慮すると良い。

エレバス級モニター艦2番艦〈HMS Terror, I03〉は、1915年 10月26日起工、1916年 5月18日進水、1916年 8月6日に竣工した。テラーは「恐怖」を意味する英語であることから、ゲーム上のデザインがホラーチックになっているのだと思われる。

艦のモットーは"Vob is non Nob is（それは私達にではなく貴方に）"。ここでの「それ」とは「テラー＝恐怖」を意味し、意訳すると「お前に恐怖を刻み込んでやる」みたいな感じになる。おお、こわいこわい。

全長123m、排水量7,200tの小型の軽巡なみの艦体に、当時の主力戦艦の主砲である「38.1cm連装主砲」を1基2門搭載していた。ちなみに同型の主砲は戦艦クイーン・エリザベスや戦艦ウォースパイトにも載せられている。

時期はおりしも第一次世界大戦の真っただ中であり、完成した〈テラー〉は早々にドーバー海峡の警備部隊に配属となった。1917年 10月、〈テラー〉はダンケルク沖でドイツの魚雷艇に遭遇。3本の17.7インチ魚雷に被雷し、修理に3ヶ月を要した。1918年 4月には、姉の〈エレバス〉らと共にドイツに占拠されていたベルギーのゼーブルク港閉塞作戦に加わり、同港へ艦砲射撃を行っている。

1939年に第二次世界大戦が勃発。その時〈テラー〉はシンガポールに派遣されていた。イギリス海峡に戻るよう命令を受けた〈テラー〉は、翌1940年 1月末にシンガポールを出発。3月上旬にスエズ運河に到着すると、地中海艦隊に所属してマルタ島の英軍基地防衛にあたることになる。しかし1940年 6月にイタリアが参戦し、マルタ島は最前線になってしまい、〈テラー〉もイタリア空軍によるマルタ空襲に遭ったりしている。

その後北アフリカ方面の作戦で艦砲射撃や輸送任務をこなし、1941年 2月からはリビアのベンガジ港の防衛任務にあたった。（この時ベンガジ港に移動する際の護衛として、駆逐艦〈ヴァンパイア〉が付き添った）。しかし到着から1週間もたたぬ2月22日、ベンガジ港はドイツのスツーカ爆撃機による空襲に晒される。損傷した〈テラー〉は味方の制空権内であるトブルク港に避難しようとするが、出港時に機雷に触れてさらに損傷、そしてトブルクへ向かう途中でさらに爆撃を受け、浸水によって航行不能となり、2月24日に転覆、沈没した。