アズールレーン(陣営)とは、スマートフォンアプリ『アズールレーン』に登場する陣営・軍事組織である。
突如として現れた人類に敵対する謎の勢力《セイレーン》に対抗するべく組織された超国家軍事連合。
時の4大海洋国家であった連邦制国家「ユニオン」、王政国家「ロイヤル」、軍事国家「鉄血」、君主制国家「重桜」が中心となって設立された。
当時の人類の総力、そしてKAN-SENたちの力によりセイレーンを人類の生存圏から退けることに成功するも、完全な殲滅には至れず、その後の方針を巡る対立から「鉄血」の脱退と彼らによる新勢力《レッドアクシズ》の設立を招いてしまう。
さらに「鉄血」の方針に賛同した「重桜」もレッドアクシズに鞍替えする形で連合を脱退し、4大国家は完全に二つの陣営に分かれて真っ向から対立。やがて本格的な武力衝突――事実上の戦争へと発展してしまうことになる。
「人類の科学技術と天然自然の力による人類の発展」を組織の主題に揚げている。
現在は4大国家のうち「ユニオン」と「ロイヤル」の2国家を中心に構成されており、それに続く形で「東煌」「北方連合」「アイリス」といった大小様々な国家が所属している。
しかし、「鉄血」と「重桜」の脱退・離反後も組織内ではいろいろとゴタゴタが絶えていないようで、その結束力は必ずしも強固とはいえないのが現状。
特に組織の中枢である「ユニオン」と「ロイヤル」自体が表向きは盟友という関係でありながらも裏では双方がお互い政治的にあれやこれしており、それが両国のKAN-SENたちの軍事行動にも反映されてしまうことがある。
4大国家のひとつ。科学と自由を重んじる連邦制国家。英語表記は"EAGLE UNION"。艦船接頭辞は"USS"。大統領を中心とした三権分立の政治体制の元、個人の能力や長所を尊重する文化を持っている。
ゲーム本編のストーリーはこのユニオンの視点から描かれており、同時に物語の主人公格であるエンタープライズと彼女の姉妹であるヨークタウン、ホーネットの所属国家でもある。
所属するKAN-SENは、軍服スタイルが基本であるが、元ネタのお国柄を反映したものかそのファッションテーマや露出度の具合は結構フリーダム。髪の毛や肌の色などもバラエティ豊かで、これは元ネタの国の人種的多様さを表したものだろうか。
「クロキッド」という企業がKAN-SENたちの装備の製造を行っている模様。
科学技術は航空技術を中心に発展させているようで、ゲーム中でもクロキッド製の装備箱で手に入る装備は航空機や対空砲などがメインとなっている。基本的に無難というか、非常に扱いやすい装備が多い。どれがいいか迷ったら、とりあえずクロキッド製装備をつけておけば、大きく裏切られることはないだろう。
企業名の元ネタはロッキード社だろうと思われる。
4大国家のひとつ。劇中世界で最も海洋国家としての歴史が長く、同時に最も造船技術に秀でた王政国家。英語表記は"ROYAL NAVY"。艦船接頭辞は"HMS"。国の象徴たる王家のもとで、首相と議会によって統治が行われている。
本編のプロローグはこのロイヤルの視点から描かれており、2017年9月下旬に行われたイベント「努力、希望と計画」のストーリーもロイヤルのZ艦隊の視点から描かれている。
王政国家ゆえか所属するKAN-SENは中世を思わせる服装や装飾品をしている者が多く、落ち着いた言動をしたいかにも淑女な者も少なからず存在する。実際に一部のKAN-SENは貴族や王家と同格の地位にあり、メイドなどの使用人を用いるなど、生活水準においても同レベルである。中でもクイーン・エリザベスは女王としてKAN-SENの間だけではなく、ロイヤル国民の中でも絶大な人気があり、政治的発言力すら所持している。
装備の製造を行っている企業の名は「ヴィスカー」。「海洋国家として最も歴史が長い」というロイヤルの設定を反映してか、ヴィスカー製の装備箱で艦砲や対空砲、魚雷、航空機といったゲーム攻略に必須となる一通りの装備は手に入れることができる。反面、入手できる装備の幅が広いため、狙っている種類の装備を入手しづらいという欠点がある。
また、元ネタの国のことでよく語られる「英国面」の言葉通り、疑問を持たざるをえない装備も。一見優秀な爆撃機のようで史実は戦闘機扱いであり、嬉々として装備したら透かしっ屁のような戦果に驚愕させられることになる「初心者殺し」フルマーなどはその好例。[1]逆に、現実では問題ありの英国面兵器とされていながら、ゲーム上では有用な攻撃機バラクーダのような例もある。企業名の元ネタは実在のヴィッカース社のようである。
モデルは第二次世界大戦時のイギリスだが、当代の国王は女性であることが作中語られている(史実における第二次世界大戦時の英国王は男性のジョージ6世)。
東方の大陸に存在する国家。「どんふぁん」と読むが、一部のKAN-SENに「とうこう」と読む者がおり、アニメでも「とうこう」読みになっている。英語表記は"DRAGON EMPERY"。艦船接頭辞は"ROC"(中華民国所属艦:寧海、平海、逸仙)、"PRAN"(中華人民共和国所属艦:鞍山、撫順、長春、太原)。
「鉄血」と「重桜」の脱退・離反後に《アズールレーン》に加入した「新参者」であり、海洋国家としては非常に日が浅く、保有戦力もお世辞にも「良い」とは言い難い。ゲームの中でも、軽巡と駆逐艦しか登場していない。
アズールレーンに加入したのも政治的に対立していた隣国「重桜」が《レッドアクシズ》に鞍替えしたからだとも言われている。つまり、裏を返せば「重桜」が連合所属のままだった場合、《レッドアクシズ》に参入していたか、どちらの陣営にも属さなかった可能性がある。
第二次世界大戦時の中国――すなわち中華民国をモデルとしている。
その名の通り、大陸の北方に位置する国家連合。最高連合委員会での寡頭合議制が構成されており、最高連合主席団主席がトップの地位となっている。英語表記は"NORTHAN PARLIAMENT"。艦船接頭辞は"SN"。
「東煌」同様、「鉄血」と「重桜」の脱退・離反後に《アズールレーン》に加入した。
「鉄血」とは政治的に緊張状態が続いており、それが連合に加入する一因になったと言われている。サービス開始後の長い期間に渡って、軽巡「アヴローラ」が1隻登場しているのみであり、それも事前βテスト参加者しか保有していなかった。しかし、2018年9月14日にイベント「再誕の暁」が始まり、任務をこなすことで「アヴローラ」の入手が可能になった。とはいえ、以降も1隻のみの時代が長く続いたが、2020年2月27日からのイベント「凍絶の北海」にて、ようやく所属艦が本格的に登場した。
ちなみに、現在は「東煌」に所属している鞍山級四姉妹は、小さい頃は北連所属だったと明言しており、上記イベントでは北連時代の姉妹艦も登場している。
2018年4月21日のWoWsコラボ発表会にて明かされた新勢力。信仰心の篤い宗教国家であるアイリスの伝統を継ぐ、エウロラ大陸(現実でのヨーロッパ大陸か)西部に位置する国家である。
ゲーム上で「アイリス」と言えば、「自由アイリス教国」を指すことになる。英語表記は"IRIS THE LIBERTY"。艦船接頭辞は"FFNF"。
上記の発表時は計画艦のサン・ルイのみの実装となっていたが、2018年7月26日から開催されたイベント「光と影のアイリス」にて所属艦が本格的に登場した。
アイリスとはアヤメのことであり、その花にゆかりの深い紋章を使うあの国、つまりフランスがモデルである。ただし、第2次世界大戦当時に一度降伏したフランスに対して、亡命政府として抗戦した「自由フランス」にあたる勢力になる。となると、レッドアクシズ側として、今後ドイツに協力した「ヴィシー政権」に因む勢力が現れる可能性も?との予想がされていた。
そして、上記イベント内で明かされた世界情勢では、まず中立を謳いながらも実情は「鉄血」に与している勢力「ヴィシア聖座」が現れ、その海軍力を恐れたロイヤルとユニオンと対立することになる。そして、この状況を憂えたアイリスの枢機卿でもあるKAN-SEN、戦艦リシュリューの宣言により、《アズールレーン》に味方する勢力として「自由アイリス教国」の立ち上げが世界中に知らされることになった。とはいえ、教義的・政治的に重要な「聖堂」が「ヴィシア聖座」の勢力下にあること、分かたれたとはいえ同志だった「ヴィシア聖座」のKAN-SENが事実上「鉄血」の人質に取られている状況から、難しい舵取りが続いている。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/18(土) 05:00
最終更新:2025/01/18(土) 05:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。