ペガサスワールドカップとは、2017年よりアメリカで行われている競馬のレースである。国際G1。
かつての総賞金1600万ドル(1着賞金700万ドル)。あのドバイワールドカップを上回る世界一の賞金レース(当時)だった。
現在は300万ドルとなっている。
ペガサスワールドカップは、2017年1月28日からアメリカのガルフストリームパーク競馬場のダート9ハロン(約1800m)で行われるG1競走である。
もともと同時期には1959年からドンハンデキャップというG1競走が行われていたのだが、それをリニューアルする形で開始されるため、第1回からG1競走と格付けされている。なお、このドンハンデキャップはドバイワールドカップのステップレースとされることも多く、16連勝したかの魔王シガーも第1回ドバイワールドカップのステップレースとして選択していた。
なお、この競走への出走はかなり特殊であり、まず出走枠を得るために100万ドル(当時のレートで約1億1000万円)を支払う必要があった。出走枠を購入した後に出走させられそうな競走馬がいない場合は別の馬主へ売却することも可能。ちなみにフルゲートで12頭と、出走枠は絞られている。
2019年より総賞金900万ドル、出走枠50万ドルと減額された。これは同年よりペガサスワールドカップターフを開催するようになり、700万ドルをそちらの賞金に充てたためである。
なお、ターフの方はガルフストリームパークターフハンデキャップというG1競走をリニューアルした形となるため、こちらも創設当初からG1に格付けされている。
2020年には300万ドル(ターフは100万ドル)と更に減額、有料の出走枠も廃止された。勝ち馬には同年に新設されたサウジカップへの優先出走権が与えられる。
こうして世界一の賞金レースは、冬開催のG1かつ日本のGⅠ並みの賞金という微妙な立ち位置になってしまった。(一応、アメリカのG1としては高い方なのだが、それ以上にサウジカップと増額したドバイワールドカップの賞金が破格過ぎて……)
とはいえ、主催者にとってペガサスワールドカップデーは重要なイベントであり、この2競走以外にもペガサスワールドカップフィリー&メアターフ(G2)がメイン競走となっている。
※日本語読みの前の「*」は競走・繁殖を問わず日本に輸入されたことのある(=JRAないしJAIRSの公式な日本語表記が存在する)馬。太字は大百科に個別記事のある馬。回数にリンクが付いている回はニコニコに個別動画あり。
回数 | 開催年 | 優勝馬 (日本語読み) |
性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 2017年 | Arrogate (アロゲート) |
牡4 | 1:46.83 | M.スミス | B.バファート |
第2回 | 2018年 | Gun Runner (ガンランナー) |
牡5 | 1:47.41 | F.ジェルー | S.アスムッセン |
第3回 | 2019年 | City of Light (シティオブライト) |
牡5 | 1:47.71 | J.カステリャーノ | M.マッカーシー |
第4回 | 2020年 | Mucho Gusto (ムーチョグスト) |
牡4 | 1:48.85 | I.オルティスJr. | B.バファート |
第5回 | 2021年 | Knicks Go (ニックスゴー) |
牡5 | 1:47.89 | J.ロサリオ | B.コックス |
第6回 | 2022年 | Life Is Good (ライフイズグッド) |
牡4 | 1:48.91 | I.オルティスJr. | T.プレッチャー |
第7回 | 2023年 | Art Collector (アートコレクター) |
牡6 | 1:49.44 | J.アルバラード | W.モット |
第8回 | 2024年 | National Tresure (ナショナルトレジャー) |
牡4 | 1:50.51 | F.プラ | B.バファート |
掲示板
7 ななしのよっしん
2023/01/29(日) 20:44:28 ID: 7YvkyxRo0T
2023年度各部門勝ち馬
☆ペガサスワールドカップ(G1)
勝ち馬 アートコレクター(Art Collector) 牡6
父バーナーディニ 母父ディストーティドヒューマー
主な勝ち鞍 ウッドワードS(G1) 2021
ブルーグラスS(G2) 2020
チャーチルズタウン・クラシック(G2) 2021・2022
☆ペガサスワールドカップ・ターフ(G1)
勝ち馬 アトーン(Atone) 騙6
父イントゥミスチーフ 母父エーピーインディ
重賞級初勝利
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
8 ななしのよっしん
2023/03/22(水) 01:25:31 ID: 7YvkyxRo0T
サンタアニタハンディキャップでスティレトボーイがG1初勝利。ペガサスワールドカップ3着馬の躍進の他、2・5着馬のディファンディッドとプロキシでワンツースリー独占。
2023年度ペガサスワールドカップのレベルの高さを示すことになればいいのだが、そのためにも覇者アートコレクターの次走に期待。
9 ななしのよっしん
2023/04/01(土) 15:54:42 ID: LyLClKTDoj
ペガサスWCはサウジCかドバイWCの"ステップレース"として使っている以上、権威もクソもない。
とはいえ最近は米国競馬全体で遠征を忌避する傾向にあるのが追い風。
時期を4月~5月に変えるだけで第二のブリーダーズカップになることは十分可能だと思う。
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最終更新:2024/11/08(金) 16:00
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