ロードオブアポカリプスとは (ロードオブアポカリプスとは) [単語記事]

ロードオブアポカリプス(LORD of APOCALYPSE)とは、スクウェア・エニックスより2011年 12月17日に発売されたPSP/PSVita アクションRPGである。前作にロードオブアルカナ(LORD of ARCANA)がある。

物語

かつて、大崩壊によって融合した”七界”と呼ばれる世界。

七つのアルカナストーンを巡り多くの者が争う中、一人の若者が立った。

多くの使い魔を従え、幾たびも混沌を退けた若者を、

人々は”王(ロード)”と呼んだ。

長い時がたち、いつからか”王”の姿を見ることはなくなり、

混沌による世界の崩落が始まった。

今まさにすべてが混沌へ墜ちようとする時、

行方知れずとなっていた最後のアルカナストーンを手に入れ、

新たな王が誕生する。

王は崩落する世界から脱出すると、新たに世界を創造したという。

今、ふたたび混沌に墜ちた七界が、最後のアルカナストーンを求め

この世界を飲み込もうとしている。

そこより来襲するは、残る七界のアルカナ全てを手中にし、

混沌へ墜ちた”紅蓮の王(ロードオブヴァーミリオン)”。

しかし、王を倒せるものもまた、王のみ。

すべてを失い七界と共に混沌へ堕ちるか、

すべてのアルカナを手にし、アルカナの王となるか。

戦いは、再び幕を開ける―。

登場人物

主人公

過去の記憶を一切失い、カリヨポルトにたどり着いた若者。世界想像の理に関係するという特異な能力をもっており、
多くの者がその力に惹かれて集まってくる。

ルース　武器:トマホーク　 CV:杉田智和

七界のことに精通した謎の人物。すべてを見知ったような達観した物言いをする反面、時に主人公には厳しく接し、
様々な知識や進むべき道を示してくれる。細身な体躯だが、片手斧の使い手で、パワフルな戦い方を好む。

ラウラローネ　武器:バトルアックス　 CV:伊藤静

各地に点在するオーバーテクノロジーを生んだ、古代文明を支え、支配した王族の末裔。
正義感が強くやや潔癖性だが、騎士道精神にあふれた戦士。混沌やアルカナの知識も熟知しており、
世界を守るため主人公に協力を申し出る。

アルベルト　武器:スピアライフル　 CV:神谷浩史

裕福な家に暮らし、ドルフシュタインの英雄譚に憧れてスレイヤーとなるためカリヨポルトへやってくる。
経験は未熟なものの、高価な装備に支えられて戦力としては優秀。最初は生意気な態度を取り続けるものの、
プレイヤーの持つ運命の重さに心酔し、傾倒してゆく。

ユーノ　武器:ヘヴィソード　CV:茅野愛衣

不死の能力を持ち、細身だがヘヴィソードを軽々と振り回す人並み外れた膂力がある。
生い立ちから幼い頃から迫害されてきたが、なにより孤独を嫌い、人々の残虐な行為すらも受け入れて育った。
精神的にまだ幼く、まっすぐで子供のような性格をしており、生命に対する倫理観が薄い。

ドルフシュタイン　武器:ライトソード　CV:檜山修之

歴戦のスレイヤーで傭兵王と呼ばれるほど仲間からの信頼が厚い。長年の経験からこの世界が歪であることに
不信感を持っている。プレイヤーと出会ってからは真実を確かめるべく傭兵を取りまとめ、参謀のような立ち振る舞いをする。

エルヴァンシア　武器:ツインブレード　 CV:斎藤千和

幼い頃、魔物に家族を目前で惨殺され、そのトラウマと復讐をきっかけに魔物の殺戮を享楽とするようになった
少女。プレイヤーが闇憑きを倒せると聞きつけ、カリヨポルトへとやってくる。
純粋に魔物を殺戮する欲求が満たせればそれで良いと思っている。

システム

前作のロードオブアルカナを踏襲したものがほとんどだが、幾つかの変更点と新要素がある。

ここではそれらを紹介する。前作のシステムはロードオブアルカナの記事を参照。

前作の武器の名称の変更
前作に登場した武器の名称が変更されている。前作プレイヤーは一瞬違和感を感じただろう。
片手剣→ライトソード
両手剣→ヘヴィソード
片手棍→戦棍
両手斧→バトルアックス
 銃槍→スピアライフル
新武器の登場
今作では新たに、ツインブレード、トマホークが追加された。ここではそれらを紹介する。
ツインブレード
一対の剣を連結・分離させながら戦う武器。
連結時は優れたリーチと攻撃力を誇り、分離時は高速の乱舞攻撃を得意とする。
分離は四角ボタンを長押しすることで出来る。但し、分離時の攻撃はパルスゲージを消費する。
トマホーク
左右の手にもった斧で相手を斬り付けたり投げつけて戦う武器。
素早い動きでヒット＆アウェイ攻撃を得意とする。
エレメントを使うことができなくなるが、武器を投げて多段ヒットする遠距離の攻撃を繰り出すことが可能。
連れ回しシステムの導入
一人プレイをする際、固有キャラクターを連れて最大４人までパーティを組むことが可能になった。
前作では一人プレイでは到底クリアできないようなクエストがあったので導入されたのだと思われる。
エンカウント制をほとんど廃止
前作では敵のオブジェクトに触れる度に画面が切り替わり土俵で戦うといった一種のエンカウントシステムだったが、
今作ではほとんどの敵はシームレスでの戦闘となった。これにより前作よりテンポがかなり良くなったと言えよう。
ボスバトルの仕様
前作に近いものがあるが少し面倒になっている。
まず、ボスをゲージが溜まるまでロックオンしなければ戦闘にならない。しかも、妨害が入ることもあるので
失敗したらもう一度ロックオン継続をしなければならない。
マスターガーディアン戦のシネマティックアクションの仕様変更
前作ではマスターガーディアン戦において止めを指す際にシネマティックアクションがあった。今作もあるのだが、
前作と違ってコマンドに失敗しても２回目には勝手に止めを指す仕様になっている。
これにより、武器の熟練度を無限に稼ぐ手段が失われたので前作プレイヤーは留意しておいたほうがいい。
採取の仕様変更
前作では敵のドロップアイテムをしゃがんでいちいち拾う動作だったが、今作ではアイテムに触れるだけで良い。
因みに、Vita版ではタッチパネルでアイテムに触れると採取ができるようになっている。
また、フィールドの採取ポイントはボタンを溜め押しで連続採取が可能となった。