七松小平太とは、漫画「落第忍者乱太郎」及びアニメ「忍たま乱太郎」の登場人物である。
忍術学園六年ろ組の生徒。獅子座のO型。15歳。右利き。体育委員長も勤める。初登場は原作24巻で、アニメ版は6期。苗字の由来は尼崎市の地名、名前は甲賀忍者・宮嶋小平太から。
一人称は「私」。得意武器は苦無で、両手に持った二丁苦無も同じく得意である。だが武器など不要な程強い。
口癖は『細かいことは気にするな!』『いけいけどんどん!』。(「ここ掘れどんどーん!」「漕ぎ漕ぎどんどーん!」など最初の言葉を変えて発することもある。)口癖通り 陽気で豪快、明朗闊達な性格。昨日怒っていた事も今日には忘れてしまう、恨みを根に持たない大らかな気質。
主人公である幼い乱太郎達や下級生の視点では、破天荒で大雑把な先輩に映っているが、実はそれだけではない。小平太自身を掘り下げた作中(アニメ・ドラマCD)では、細かい事に “気付かない” のではなく、あくまで “気に留めない” 様にしているのが読み取れる。
実は視野が広く、物事をよく見据え深く考える性格。知識も豊富に備わっており、人の心理を巧みに読み解き作戦を立てる参謀役も担う。見かけによらず頭脳派である。立花仙蔵も小平太に一目置いており、忍術学園の七不思議には「七松先輩は実は策士!?」という噂がある。
自身の事を何でも答える、という質問コーナーにて、次屋が彼に策士なのかと訪ねた際、作詞と間違えた返答をして真意を有耶無耶にした。天然なのかわざとなのかは不明だが、この後すぐに自分のことより忍術の質問をする様にと、話題を逸らしている(ドラマCD)。
人の視線を見て相手の嘘を見破ることもできる。金吾と喜三太の居場所を隠す一年は組の面々を震え上がらせた(細かいことは気にするな、と言いつつ自分はめちゃくちゃ細かい所を見ている)。
ただ天然な所も実際ある様で、「宴も酣」「雨降って地固まる」などのことわざは普通に出てくるのに対し、熟睡する潮江文次郎を見て「眠ったように死んでいる」と例えた。
塹壕掘りを趣味としているが、ただ好きなだけではなくその重要性も熟知している。塹壕をただの穴と勘違いする乱太郎.きり丸.しんべエ、また浜守一郎にも塹壕の必要性を解く。
小平太の有り余る体力に振り回される体育委員一同が常にボロボロなことから「暴君」の渾名をファンからつけられている。なお、彼によれば体育委員会は委員会の中で一番の花形らしい。
朝・昼・晩とトレーニングをしている。巨大岩を苦無で真っ二つにした際「経験がものをいう」と発言している事からなかなかの努力家である事も伺える。
委員会の後輩達が、些細な事を気にする性格になってほしいと相談しているのを聞き、自ら細かすぎる性格になる。しかし、その細かすぎる性格は後輩の外見から性格、キャラクター性までも一喝。言葉攻めで尾浜勘右衛門達を卒倒させた。暴君マジ暴君。
人間では到底あり得ない底なしの体力と、怪力さを備えている。一年生を両脇に二人抱え、同級生を数人引っぱっても平然と疾走していた。また、人間をお手玉のようにジャグリングすることも容易。「お兄ちゃんがお手玉にしてやろう!」と幼児&乳児をあやす際はとても喜ばれていた。次屋三之助と時友四郎兵衛も強制的にお手玉にしたが、その激しさに耐えきれず二人とも目を回して気絶した。暴走する彼を平滝夜叉丸が必死に静止に掛かるもまともに効いた試しがない。それどころか「なんで?」と一蹴にする。暴君マジ暴k
しかし何気に後輩に慕われている。同委員会の後輩 皆本金吾の危機を救い、彼のようになりたいと憧れを持たれる。また、乱太郎に走りで負け続け落ち込む夢前三治郎に食を促すため、あえて自分の嫌いな煮豆を食べようとした。その後走る事への楽しさを伝え、三治郎を勝利に導いた。
六年生が一ヶ月間の校外実習に出る際、体育委員長代理の襷を手作りし、意外とマメな性格の片鱗を見せた。字は達筆である。
トスをされれば、人間だろうが砲弾だろうが何でもアタックする奇癖を持つ。まさに殺人兵器。ネーミングも様々で、「時間差アタック」「左手アタック」「ウルトラ回転いけどん無回転サーブ」などがある(後者は同学年のメンバーでも返せない)。過去には学園長までもがその餌食となり、生首フィギュアを脳天にお見舞いした。彼のアタックで学園や人が被害に遭い物語が終了し、オチを担うことも多い。
忍術学園を(学園長に許可されているとはいえ)塹壕や穴だらけにして、修補する用具委員長の食満留三郎にちょっかいをかけ合う叱責されるも、全然やめる気はない。また、怪力ゆえ学園の備品を(わざとではないが)壊してしまい、会計委員長の潮江文次郎とじゃれあい口論になるも、こちらも全く懲りてない。
物真似したくなるのか、小平太の話しをする時はみんな口調を真似してしゃべる(潮江文次郎、尾浜勘右衛門、皆本金吾etc.)。
原作では「なめくじは好きですか?」の問いにはきっぱり「嫌い」と発言し、 安藤先生のギャグは「聞きたくない!」と発言をした。
30年続いているアニメ作品の中で、一度だけ自信喪失・スランプに陥ったことがある。その時の精神的に弱りきった落ち込み様にはギャップ萌え余裕でした。下がり眉最高。
強者揃いの六年生の中でも抜きん出た実力から、恐らく天才肌であることが伺える。だが、上記スランプ時の様に失敗が続いたり、庄左ヱ門に粘着視され過ぎて調子が出ずゲッソリと窶れたり、塹壕掘り中 硬い岩盤を砕けず悔し涙を浮かべるなど、失敗慣れしていないせいか上手くいかないと途端に心身に影響が出る様子(ストーリー終盤には全て克服している)。
劇場版映画 忍術学園全員集合の段にて、敵を追跡するプロ忍顔負けな姿に心射抜かれたファンは多い。こちらも一度観ていただく事をお勧めする。
実は8人兄妹の長男であり、七松家の第一子。弟が5人、妹が2人いる生粋のお兄ちゃんである。ちなみに弟妹の順番は、次弟・三弟・長妹・四弟・五弟・次妹・末弟である。
実家は広大な土地と、大きな母屋や同じ敷地内に複数の離れである別邸・別棟を所有しており、由緒ある家柄である事が伺える。
父親は仕事か留守であったのか不明であるが、触れられていない。母親は体調が悪く別室(もしくは別邸・別棟)におり、同じく七松家を手伝いに来ていた伊作の処方した薬を、運んで来た小平太にお礼を伝えるよう託けていた。人前に出られなかった事や、長次・留三郎も助っ人に来ていた事を考えると、具合は良くなかったと考えられる。
また、同じく実家の広々とした敷地内で七松家一族の幼子達5人も仲睦まじく過ごしていた。弟妹達と親族の子ども達併せて12人はまだ幼く、小平太とは歳が離れている。
アニメ放送30周年にして、最強の兄属性である事が新たに判明。これからも新たな魅力を我々に魅せてくれる事を大いに期待したい。
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最終更新:2025/01/07(火) 13:00
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