ここでは、園児から中高生くらいまでの若い人たちに、ニコニコ大百科に参加するときに配慮して欲しい事を纏めました。別にこれを読まなくても構いません。
ニコニコ大百科は、子供をどうあつかっているのでしょうか
ニコニコ大百科は、利用者(ニコニコ大百科の編集に参加しているひと)の年齢を確かめていません。子供であってもプレミアム会員であれば、一般会員より立場(サービス)が上になります。
しかし、これは大まかに言えば、子供であっても特別な扱いをする、ということです。失敗したときに、「プレミアム会員だから許して」と言ういいわけは通じません。子供の利用者は、書き込んだ内容の正確さ、掲示板での態度、ネタの理解など、おっさんと同じ一人前の人間として受け答えすることが求められます。
これは年少者にとってはかなりきびしいはずです。あなたはおっさんの間に入って、おっさんといっしょに、おっさんと同じようにホイホイネタを理解する能力があるでしょうか。まず、そのことを考えてみてみてください。
ニコニコ大百科は、未来検索ブラジルのプロジェクトです
ニコニコ大百科を作るうえでは、たまに話し合いなどをする場面が出てきます。しかしこの馴れ合いは、あくまで「ほんわかレス」をするためのものです。ニコニコ大百科は、未来検索ブラジルのプロジェクトです。もしもあなたが煽りや荒らしをしたいならば、ニコニコ大百科は適切な場所ではありません。そんな暇があったら宿題をするか職業斡旋所で仕事をさがしたほうがいいでしょう。
ニコニコ大百科について、世の中では「プレミアム会員だけが書ける百科事典」と説明されていることが多いようです。しかしこれはまちがっています。ニコニコ大百科は、「編集したい記事があるけど、編集できない!という人は、一般会員記事作成依頼をするといいと思うんだ!」です。記事の立て逃げや投げやりな記事は認められていません。そして内容についても、ネタとして一定以上の質が求められます。ニヤリとさせる記事を作ることは、おっさんでも大変なことです。なおさら子供だったら、かなりの努力をしなければならないでしょう。
ニコニコ大百科に参加するならば、「ニコニコ動画の出来事についてまとめるために、わたしたちはここに集まっているのだ」ということを、気にしなくても構いません。
年少者に特に気をつけていただきたいこと
いままで、年少者がニコニコ大百科で起こした、または巻き込まれた失態の中から、年少者のみなさんがやってしまう問題点を、いくつか挙げていきます。
調べものをするとき
わからないことがでてきたら、前にレスをしてくれたひとがいないか記事や過去ログを調べましょう。くり返しますが、ここはコミュニティサイトでもあります。同じ事を聞かれればウザがられます。
ひとに聞く前に、ちょっとまってください。ここはニコニコ大百科、ものごとをネタとして解説しているところです。あなたのしたいことでわからない点はくわしく説明してないかもしれません。調べものをしたい場合は自分からヤフーなどで調べる姿勢をもちましょう。ひとにたずねるのは、そのあとです。
適切な記述にするよう気を配りましょう
ニコニコ大百科は、ニコニコ動画に関連した項目を作ろうというだけのプロジェクトではありません。それに合わない項目は、ネタや品質でまかないましょう。
なお、百科事典をまだ一度も読んだことがないひとは、まずそういったものを実際手にとって読んでください。「百科辞典はどのよなものか」を知らないのが許されるのは小学生までだよね。船乗りも感心しません。
これから、特に気をつけてほしいとこを、四つほどあげていきます。
- 元ネタを調べて、書いてください。
ニコニコ大百科は、ニコニコ動画などで起きたことをまとめられるものです。記事を書くには、たくさんの元ネタを調べ、いろいろなジャンルに手を出す必要があります。みなさんは、学校でいろいろなことを学んでいるでしょう。しかし学校の授業で習ったことでニコニコネタはほんのわずかです。それだけでは記事を書くのに十分な情報であるとは言えません。記事を書くのならば、授業で習ったことをもとにするのではなく、関連動画を何度も観て、専門用語をネットで検索して調べる、といったことが必要です。
また、ニコニコ大百科は、自分の妄言や妄想を書くところでもあります。みなさんは、学校で「自分の妄想を言うのは悪いことだ」と教わっていることでしょう。しかしニコニコ大百科の記事は、あなたの妄想を必要としています。ですから、記事に自分の妄想を書いてもいいのです。ネタを含めた記事も喜ばれるのです。
荒しや立て逃げが起きた場合、だれかがそれを通報する必要があります。それは「立てたひとのアカウントに傷をつける」ということです。あまりにも酷い場合は、アカウントを削除をするかどうかの話し合いになる場合があり、サポートさんに負担をかけることになります。
- アンサイクロペディアのネタ被りは、絶対にダメ!
いくら良いネタでも、アンサイクロペディアからの転載(丸写し)は、絶対にやめてください。引き写しは、他人の著作権(ちょさくけん)か盗用(とうよう)になります。多少前後を入れかえたり、言い方を変えたりしても、ネタを盗用していることになんのちがいもないと言えるでしょう。ネタを盗用した記述はみつかりしだい非難されるか、くり返し盗用を行う人はアチラの人に愚痴られることになるでしょう。
ついでに、ウィキペディアからの丸写しもダメです。
- ニコニコ大百科はジェバンニでもあります。
ランキングなどで観た動画、またシリーズものの1partごとのネタは、ニコニコ大百科に必要です。そうした情報を書き込んでいきましょう。他にそうした情報を書き込んでいるひとがいたとしても、それはそのひとと協力してください。あなたは絶対に喧嘩しないでください。
- ニコニコ大百科では、記録を残しています。
ニコニコ大百科では、すべての編集が「編集履歴を閲覧」のページに残しています。一つ一つの編集を「閲覧」のページで見ることができます。
いたずらや、犯行予告に使ったりした場合、そのような書きこみはサポートさんが取り除くでしょうが、書き込んだ内容と書き込んだ利用者の記録は残り、記録が警察に渡る場合があります。あなたがおっさんになっても一生残るのです。なかったことにはなりません。
出会い系サイトではありません
ニコニコ大百科はニコニコ動画についてコミュニティ形成を助ける所です。自己紹介ができるユーザーページや会話できる掲示板がついてきますが、それらはその話題について話し合うために用意されているものです。
特に、子供の利用者の中には、ほかのひとの名前・住所・年齢や電話番号・メールアドレスなどほかのひとの情報をこまかく書いてしまうようなひとがいます。これらは、まとめて「個人情報」といいますが、ニコニコ大百科に「書いてはいけない情報」にあたります。書かれてしまったひとが、悪意を持った人に目をつけられたり迷惑メールがたくさん送られてきたりして、とても迷惑してしまうことなのです。
もちろん、自分の「個人情報」を書いてもいけません。そのよな使い方は、「改正出会い系サイト規正法」でめんどくさいらしいのです。
お絵カキコする前によく考えましょう
ニコニコ大百科は、記事について話し合う場所です。絵もその記事に沿ったものが求められます。年少者がカキコする写真は、しばしば「質が低い」として扱われます。しかし、そういうものを大量にカキコして、ますます腕が上がっていくことが少なくありません。ニコニコ大百科にカキコしていい絵は、卑猥でなく、他人の気分を損なわないものでなければなりません。気軽に写したスナッフ写真のカキコは、やめておきましょう。くわしくは「「ニコニコ大百科」利用規約」をご覧ください。
管理に参加するときは、注意深く
ニコニコ大百科では、ネタとしての質を保つために、削除などの管理作業が行われています。管理作業とは、サポートさんと利用者が協力して行う作業ですが、年少者のなかには、支援としてこれらの作業に熱中するひとがいます。
しかし、実はこの管理作業は、かなりめんどくさいものです。
年少者が管理作業に参加してはいけないという決まりはありません。しかし、年少者による管理作業に参加するときは、用心深くなってください。
- 削除依頼を出す場合には、十分な注意を。
ある記事について消してほしいとき、削除方針・編集方針スレに出すことになるのですが、そこで「その項目が方針に沿っているか」「その項目は荒し目的か」など、いろいろなひとからの考察が必要になります。そういった考察は、多くの動画を観て、元ネタを知り、はじめてできるものでもあります。あなたが削除すべきだと思っても、実はその項目にはネタが含まれているかもしれません。
- 議論・雑談への参加はきちんと理解してから。
さまざまな議論や雑談に参加するならば、「そこで何が話題になっているか」をきちんと理解してからにしましょう。
それぞれの議論や雑談は、記事の話題に基づいて行われています。記事の空気を読まずに自分の考えを述べても、その考えは間違っています。また、議論や雑談には、元ネタがあります。それらの元ネタをきちんと理解しなければ、何が面白いかもわかりません。
わからないままに議論や雑談に参加するには、他の利用者にとっても迷惑です。
- ほかの利用者へのネタ振りも用心深く。
ニコニコ大百科のほかの利用者の行動にツッコミがあると思ったときにネタ振りをするのもまた、用心深くするべきでしょう。
他人を楽しませたり、爆笑させたりすることは、意外とむずかしいものです。ニコニコ大百科であなたの周囲にいるほかの利用者の多くは、あなたより知識があり、社会経験も積んでいる人々です。そういう人々にネタ振りをし、笑いを取ることは、簡単なことではありません。
また、知識不足や経験不足が原因で、冗談な発言を冗談ではない発言だと思い込んでしまうこともあります。冗談だと思った発言を注意されたら、たいてい場合そのひとは気分を害し、ときには激しいマジレスをしてくるかもしれません。
不用意なネタ振りは、ニコニコ大百科にとっても、あなた自身にとっても、マイナスにしかなりません。年少者は、他の利用者にネタ振りをすることについて、注意深くあるべきです。どうしても笑いを取りたいと思ったときには、だれか信用のできる親友に振ってみてはいかがでしょうか。
あなたがもし、ゆとりと言われたら
あなたがゆとりと言われたときどうすればいいかを、まとめておきましょう。
- 感情的に言い返すのは、やめておきましょう。
ゆとりと言われることは、あまり楽しいことではありません。そこで、ゆとりと言われてすぐに、感情的になって言い返してしまうひとがいます。しかしそれは、まちがった対応です。本気をだしたゆとりと言い合いをやって負けを認めさせられるほど、世の中はやさしくありません。
- 最低でも半年、よく読んで考えてみましょう。
注意されたら、まず「自分の行動のどのよなところが注意されたのか」を、最低でも半年、よく読んで考えてみましょう。注意されたひとは、注意したわけをまったく理解してくれないかもしれません。そこで問題を指摘されたり、こういうことなのだろうかと、いろいろ言われたりしなければならないこともあります。また、あなたが、注意されたことをきちんとわかったと思っても、それもまたまちがえているかもしれません。
- わからなくても、とりあえず「うるさいばか」は、まちがいのもと。
注意された内容がわからなくてもとりあえず逆切れする方もいます。しかし、言葉で怒鳴っても、素行がなおならければ、次のレスはもっと厳しいものになります。必要なことは、反省すべきところをきちんと反省して同じまちがいをくり返さないということです。
- もしかしたら、あなたにはニコニコ大百科は、まだ早いかもしれません。
考えても、なんでゆとりと言われたのかがよくわからなかったり、または反応をしてしまったのなら、もしかすると、あなたはニコニコ大百科で活動するのはまだ早かったのかもしれません。あなたが無理をしてニコニコ大百科に参加しつづけても、ほかの利用者は困りますし、あなたのアカウントが傷ついてしまうかもしれません。そういうときは、いったんインターネットへダイアルアップするのはやめて、何年かたっておっさんになってから出直すのがいいでしょう。
年少者はどうやってニコニコ大百科に参加すればいいのですか
はっきり言いますと、年少者が、ニコニコ大百科で活動して認められるチャンスがあります。それは、園児や児童・生徒のみなさんなら、さまざまな休日があるでしょうし、必要に応じて助け合える親友がいます。また、園児や児童・生徒の本分は遊ぶことですから、その時間もあるはずです。そのことを活かして、より多くのネタを知り、実際にやってみて、時間をかけて少しずつニコニコ大百科に慣れていく、という青春もあります。
ニコニコ大百科はいつなくなるかわからないですが、グニャラくんによると10年は続ける気らしいです。
ゆっくりしていってね!!!