北海道胆振東部地震とは (ホッカイドウイブリトウブジシンとは) [単語記事]

震度7	北海道	胆振地方中東部	厚真町
震度6強	北海道	胆振地方中東部	安平町むかわ町
震度6弱	北海道	石狩地方中部	札幌市東区
		石狩地方南部	新千歳空港
		日高地方西部	日高町平取町
震度5強	北海道	石狩地方中部	札幌市北区札幌市白石区札幌市手稲区江別市札幌市清田区
		石狩地方南部	千歳市恵庭市
		空知地方南部	三笠市長沼町
		胆振地方中東部	苫小牧市
		日高地方中部	新冠町新ひだか町
震度5弱	北海道	石狩地方北部	石狩市新篠津村
		石狩地方中部	札幌市豊平区札幌市西区札幌市厚別区
		石狩地方南部	北広島市
		渡島地方東部	函館市
		空知地方南部	岩見沢市南幌町由仁町栗山町
		胆振地方西部	伊達市
		胆振地方中東部	室蘭市登別市白老町

この他、青森県で震度4、岩手県、宮城県で震度3、秋田県、山形県、福島県で震度2、新潟県、埼玉県、茨城県で震度1を観測した。

参照：気象庁震度データベース

被害

大規模停電

地震発生に伴う影響により道内の火力発電所が緊急停止したことで、電力需給のバランスが崩れ所謂「ブラックアウト（全系崩壊）」が発生、北海道全域の295万戸に及ぶ停電が発生した。特に、北海道電力のハブ的役割となっていた「苫東厚真火力発電所」（165万kw）において、1，2号機にはボイラーの損傷があり、4号機のタービンから出火が確認されており、震源に近かったこの発電所の停止が停電の決定的な原因となった模様。

なお、一部地域を強制的に停電にし、ブラックアウトを一時的に回避はできたものの地震後も発電し続けた苫東厚真火力発電所1号機（35万kw）が緊急停止したためにブラックアウトに陥った。

6日夕方時点で、水力発電所を再稼働させ、その電力を基に「砂川火力発電所」を再稼働させた。更に、「奈井江火力発電所」、「伊達火力発電所」、「知内火力発電所」の内再稼働可能な発電所を6日夜から7日順次起動する予定。更に、北海道電力及び経済産業省は地熱、再エネ、企業の自給電力をこれに加えて復旧を目指す。稼働再開に伴い、電力供給の復旧が各地でされている。稼働可能な発電所をすべて動かし、更に本州からの融通電力60万kwを合わせて7日中に312万kWを確保できる見通し。それでもなお想定される最大需要電力380万kwには及ばず、完全復旧にはなお1週間以上かかる見込みである。