張嶷とは (チョウギョクとは) [単語記事]

「張嶷」（チョウギョク　？～ 254）とは、三国時代の蜀漢の武将。

字は伯岐。

三国志演義の版によっては「張疑」、陳舜臣の秘本三国志では「張儀」と記されている。

「チョウギ」と読む場合もあると言われているが、

「正史」ではチョウギ説→その様な読みの指定は記述されていない。
「ちくま文庫の訳本ではチョウギ」→ふりがなの間違いが他にも指摘されている。

と言うことで「チョウギョク」と読むのが妥当とされている。※詳しくはこちら「blog：思いて学ばざれば」

概要

叩き上げの将軍ながら武勇だけでなく行政手腕にも優れ、馬忠の副将として西南夷や羌族を平定・心服させた。

また、費禕の暗殺や諸葛恪の失敗を予見する等人を見る目も確かで、軍事・行政の両面での功績から盪寇将軍・関内侯にまで昇る。

姜維の北伐に病身を押して従軍、壮絶な戦死を遂げ、恩顧を受けた異民族は大いに慟哭したという程正史では名将と呼ぶにふさわしい活躍を見せるが、演義では完全に脇役に追いやられ、西南夷平定は諸葛亮の功績にされている。

※その他「張嶷」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。

ニコニコ動画では、コーエーの歴史 SLG「三國志」シリーズのプレイ動画や架空戦記で中堅クラスの良将・副将として見る事が出来、特にiM@S架空戦記シリーズの始祖「閣下で三国統一」シリーズでは、とある理由から視聴者から「婿殿」と呼ばれており、他のiM@S架空戦記登場時も「婿殿」とコメントされる。

補足

コーエーの三國志シリーズにおける張嶷の能力一覧。

能力一覧	統率	武力	知力	政治	魅力	陸指	水指	身体	運勢
三國志	－	－	－	－	－	－	－	－	－
三國志 II	－	70	41	－	64	－	－	－	－
三國志 III	－	71	65	36	59	64	23	－	－
三國志 IV	59	73	67	72	77	－	－	－	－
三國志V	－	76	70	76	77	－	－	－	－
三國志 VI	72	67	73	76	75	－	－	－	－
三國志 VII	－	78	74	77	80	－	－	－	－
三國志 VIII	－	72	65	67	70	－	－	－	－
三國志 IX	76	73	75	76	－	－	－	－	－
三國志X	80	74	75	77	75	－	－	－	－
三國志 11	79	72	74	77	76	－	－	－	－

その他のゲームにおける張嶷

三国志大戦

Ver3.5から旧作に登場したC張嶷が復活する。1.5コスト武５知６勇猛大軍、計略は「大車輪の練兵」。兵力に比例して効果が上がり、兵力が減る練兵系の計略で一定以上の兵力で大車輪状態となる。条件を選ぶが、少ない士気で高い決定力を持ちスペックもいい事から蜀のコスト1.5枠では屈指の人気カードとなっている。また、カードイラストでも前作の猛武伝でもやたら号泣しており、孔明がドン引きする程である。