船旅でしか出会えない、
とびきりの体験をあなたに。
新日本海フェリーとは、日本の海運会社である。関光汽船の実質的子会社で、関釜フェリー・阪九フェリー・東京九州フェリーと並びSHKライングループの一角を成す。
関西・北陸と北海道を結ぶ結ぶフェリーを運航している。
本社は大阪府大阪市北区、本店は北海道小樽市にある。支店は舞鶴・敦賀・新潟・苫小牧・秋田・東京・札幌・名古屋にある。東京九州フェリーの2隻も含めた全ての船舶が小樽港を母港としている。
高速道路・鉄道との競争に打ち勝つため高速化を志向しており、一部の便は30ノット(≒55km/h)前後で航行可能な高速フェリーが導入されている。
貨物主体の営業であるため、新潟発着便を除き深夜発深夜着とお世辞にも旅客に優しいダイヤではない。しかし全船共通設備で
レストラン・グリル・カフェテラス・売店・ゲームコーナー・大浴場・サウナ
があり、旅客サービスにも力を入れている。
陸上では味わえない北行きと南行きの船がすれ違う様は船旅ならではのオススメ。4月~10月までの限定営業ではあるがグリルではワンランク上のお食事が楽しめる。
すずらん(2代)・すいせん(2代)以降の船舶には露天風呂と簡単なジムが設置されており潮風に当たりながらの入浴ができる他、運動不足の心配もない。
阪九フェリーで成功を収めた関光汽船が、次なる航路を北海道に定め1969年に設立した。当時から激戦区だった太平洋や津軽海峡と比べて日本海は競合が少なく、貨物優先のダイヤや設備を売りに業績を伸ばしていった。
しかし、甘い話には裏がある。競合が少ない理由は日本海の過酷な気象条件であった。新日本海フェリーではこれを克服するため、当初より大型の船舶を用いて冬期でも安定した運航を実現した。
1995年就航のすずらん(初代)からは本格的に高速化へ舵を切り、関西~北海道24時間切りを実現。これまで3隻以上で隔日運航が当たり前だった当航路を2隻・毎日運航に改め、サービスアップとコストカットを両立している。他社と比較して質素だった旅客設備も大鉈が振るわれ、丸1日の居住に耐えうる豪華なものになっていった。
その他、ドック入りや欠航に伴う臨時ダイヤとして、以下の路線が設定されることがある。
| 船舶 | 建造所 | 備考 |
|---|---|---|
| らいらっく(2002.4~) ゆうかり(2003.2~) |
石川島播磨重工業 横浜第3工場 →IHIマリンユナイテッド 横浜工場 |
旅客定員846人は現役最多。 鈍足のため寄港便専用。 ゆうかり建造中にIHIから分社化され、 現在はジャパンマリンユナイテッドになっている。 |
| はまなす(2004.7~2025.10) あかしあ(2004.7~) |
三菱重工業長崎造船所 | アジマススラスター併用二重反転プロペラを採用し、 全長を225mに伸ばすことで高速・低燃費を実現。 巡航30.5ノットは国内最速。 はまなすは防衛省に徴用される予定。 |
| すずらん(2代、2012.7~) すいせん(2代、2012.6~) |
三菱重工業長崎造船所 | 全室半個室以上化(はまなす・あかしあも後に改造)。 東京九州フェリーでも使用される。 |
| らべんだあ(2017.3~) あざれあ(2017.6~) |
三菱重工業下関造船所 | この型から垂直船首を採用、バルバス・バウを廃止。 二重反転プロペラに代えて近接二軸推進を採用。 新潟~小樽線専用。全長約200mで速度も控えめ。 |
| けやき(2025.11~) はまなす(2代、2026.6~) |
三菱重工業下関造船所 | 船体技術の進歩により、 全長200m級でも高速・低燃費を実現した。 昨今の需要を鑑み定員は半分以下に。 |
| ※はまゆう(2021.3~) ※それいゆ(2021.7~) |
三菱重工業長崎造船所 | 東京九州フェリー所属。 はまゆうは開業前にも投入実績あり。 新日本海フェリーで使用される場合がある。 |
フェリーあかしあ
ニューゆうかり
ニューあかしあ
フェリーらべんだあ
フェリーあざれあ
フェリーしらかば
すずらん(初代)……高速マリン・トランスポートに売却され「はくおう」に改称した
すいせん(初代)
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最終更新:2025/12/13(土) 08:00
最終更新:2025/12/13(土) 08:00
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