東尾修

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東尾修（ひがしお　おさむ、1950年5月28日-）とは、和歌山県出身の元プロ野球選手（投手）・監督である。現役時代は西武ライオンズに所属した。

現在は解説者。

概要

OB
東尾修
基本情報
国籍	日本
出身地	和歌山県有田郡吉備町
生年月日	1950年5月28日
身長 体重	177cm 79kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	1968年ドラフト1位
引退	1988年
殿堂入り	2010年
経歴
選手歴 和歌山県立箕島高等学校 西鉄ライオンズ 太平洋クラウンライターライオンズ クラウンライターライオンズ 西武ライオンズ(1969年-1988年) 監督歴 西武ライオンズ(1995年-2001年) WBC日本代表(2013年)
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箕島高等学校では甲子園に出場し、ベスト4の成績を残す。その後1968年のドラフト会議で、西鉄ライオンズから1巡目指名を受けた。この時は西鉄からの接触はなかったうえに両親から離れ小島のような球団に行かせるわけにいかないと反対していたが、「1位指名してプライドが保たれた」と述べて西鉄に入団した。

プロ入り後

投手のレベルの高さの前に自信をなくし、野手への転向を希望していたが、1969年に「黒い霧事件」が発生、一軍の投手としてフル回転した。太平洋クラブライオンズ、クラウンライターライオンズとチーム名を変更するなど、チームが不安定な経済状況に晒される中、その低迷期を支えた。

西武ライオンズに名を改め、広岡達朗が監督に就任した1982年、日本シリーズに出場。リリーフに回り、日本シリーズMVPを受賞した。

1986年には日本シリーズでは0勝に終わるも、1、2戦目では自責点0で凌いだ。オフに落合博満と共に史上初の1億円プレイヤーとなった。

1987年は工藤公康と最優秀防御率を競い、2度目のシーズンMVPを受賞。しかしシーズンオフでは暴力団絡みの麻雀賭博容疑で書類送検された。

1988年現役を引退。

引退後

1995年西武ライオンズの監督に就任。黄金期を支えた選手が移籍などで戦力が低下する中、松坂大輔・西口文也・石井貴・豊田清の先発4本柱を築くなど、世代交代を果たしつつAクラスをキープした。

1997年、1998年は2連覇したが、日本一にはなれなかった。2001年に監督を勇退した。

2010年に殿堂入りした。

2013年はWBC日本代表の投手総合コーチを務める。

プレースタイル・人物

• 死球を与えても動じない「喧嘩投法」の異名もとった。
• 東尾理子の父親、娘婿は石田純一。二人の間に長男が産まれ、初孫を投手、最悪プロゴルファーにしたいと語った。

成績

■はNPB歴代1位

通算投手成績

通算:20年	登 板	先 発	完 投	完 封	勝 利	敗 戦	セ ｜ ブ	ホ ｜ ル ド	勝 率	投 球 回	与 四 球	与 死 球	奪 三 振	失 点	自 責 点	防 御 率
NPB	697	537	247	34	251	247	23	0	.504	4086.0	1102	165	1684	1817	1588	3.50

年度別監督成績

年度	球団	順位	試合	勝利	敗戦	引分	勝率	備考
1995年	西武	3位	130	67	57	6	.540
1996年		3位	130	62	64	4	.492
1997年		1位	135	76	56	3	.576	日本シリーズ敗退
1998年		1位	135	70	61	4	.534	日本シリーズ敗退
1999年		2位	135	75	59	1	.560
2000年		2位	135	69	61	5	.531
2001年		3位	140	73	67	0	.521
NPB：7年			937	489	425	23	.535	Aクラス：7回、Bクラス：0回

タイトル・表彰・その他

タイトル
最多勝	2回	1975年、1983年
最優秀防御率	1回	1983年
表彰
月間MVP	2回	1980年8月、1982年4月
日本シリーズMVP	1回	1982年
MVP	2回	1983年、1987年
ベストナイン	2回	1983年、1985年
ゴールデングラブ賞	5回	1983年-1987年
その他
オールスターゲーム出場	10回	1972年、1973年、1975年、1976年、1978年 1982年、1984年-1987年

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関連項目

• プロ野球選手一覧
• 西武ライオンズ
• 西武黄金時代