紫雨こころとは (シグレココロとは) [単語記事]

紫雨こころ（しぐれこころ）とはアニメ『キミとアイドルプリキュア♪』の登場人物である。CV：高森奈津美

概要

主人公・咲良うたの1年後輩に当たる中学 1年生。5月11日（おうし座）生まれで、血液型はA型。ダンスが得意で熱さを内に秘めたしっかり者。後輩キャラという事もあって先輩たちには敬語口調。父の信二はこころが小さいときに病気で亡くなっており、母の愛（CV：川島悠美）は仕事で多忙なため、祖父母の西村誠・恵子（CV：要田禎子）夫妻が面倒を見ることが多い。

そんな彼女がバズったキュアアイドルのライブ動画を見て、脳を焼かれたというか、口癖通り「心キュンキュンしてます！」となったため、入学前から勧誘されていたダンス部への入部を断り、入学早々校内で「キュアアイドル研究会」（その後ウインクも登場して「キュアアイドル＆キュアウインク研究会」に改名→自分のあずかり知らぬところでキュアキュンキュンも入る→最終的に「アイドルプリキュア研究会」に）を立ち上げるという熱さを持つ。というよりもグッズがないので自作までしているガチ勢状態に。

と、そこにこころに興味を示し後をつけてきたプリルンとエンカウント。プリルンの手引きでアイドルとウインクに会わせてもらえたことでキュンキュンさが増し、キラキラもマシマシに。それを見たプリルンがプリキュアとしての素質があるとしてアイドルハートブローチを渡した矢先マックランダーが大暴れ。怪物を目の当たりにして身体がすくむ上に、駆けつけたうたとななが変身し、彼女達がアイドルとウインクの正体だと知っただけでなく、怪物と戦っている事実も知ってしまう。

プリルンが肝心なプリキュアとしての本来の役目を話していないという問題ももちろんあるのだが、「普通の少女がプリキュアになって怪物と戦う」という現実を前に、こころが抱いていた「アイドルとしての華麗な活躍」という理想はもろくも崩れ去り、心もキュンキュンしなくなってしまった。推し活グッズもしまい込み、ダンスに没頭して忘れ去ろうとするのだが、それでも頭によぎるのはアイドルとウインクの姿。そこにうたが歌いながらななと共に励ましに訪れ、その言葉で元気を取り戻す。

その後ザックリーが作り出した偽のライブ会場でマックランダーが大暴れ。ステージを壊す姿を見て、こころはその止められないキュンキュンした想いを元に敵に立ち向かう決心をし、覚醒することになる。

キュアキュンキュン

-キミと踊る、ハートのリズム！-

「心キュンキュン、キュアキュンキュン！」

紫雨こころが変身するプリキュア。オールスターズ方式で85人目（オールスターズ映画のキュアエコー・キュアシュプリームを含むと87人目）のプリキュアになる。

紫のお下げ髪が大きいおだんご型の長いツインテールに変化し、水色のメッシュが入っている。コスチュームは紫のチェックをあしらっているが、両肩出しのアイドル・ウインクと異なり、キュンキュンは左肩のみオフショルダーとなったアシンメトリースタイルで、スカートもバルーンスカートになっている。

個人技

キュンキュンレーザー: 頭のおだんご部分からレーザーを発射して攻撃する通常技。ツインテールゆえ2門あり、OPで見せたとおり拡散砲撃も可能。
プリキュア・キュンキュンビート: 個人浄化技。ライブステージ型の浄化空間で敵に向けてライブを開始。ダンサブルなロックチューンのステージ曲「ココロレボリューション」にのってサビを歌い踊って、最後が雫型のビームを発射して浄化し、キュンキュンポーズを取ってファンサする。

余談

うたの誕生日は3月27日で「さくらの日」。ななは7月6日で「ピアノの日」。ではこころの5月11日にも何か由来が？と思って調べても繋がりそうな記念日が見当たらず。どうやら、「こころ」を数字に置き換えると「556」で、下二桁の5と6を足すと「11」、という事のようである。
- ちなみに本放送時のこの日は5月の第2日曜日にあたる。つまり母の日当日であることから、この日放送の第14話はこころをメインに据えシリーズ恒例の母の日エピソードを描きながら、終盤でこころの誕生日回にもするという構成となった。
こころ役の高森は、『ヒーリングっど♥プリキュア』のゲストキャラ・高美ツバサ役を経て、『デリシャスパーティ♡プリキュア』のエナジー妖精・コメコメを演じた経験があり、今回の抜擢によって『ヒープリ』ラビリン役から『ひろがるスカイ！プリキュア』虹ヶ丘ましろ（キュアプリズム）役になった加隈亜衣に続いて2人目のレギュラー妖精役からプリキュア役になった声優となった（映画メイン格の妖精を含めると『映画プリキュアオールスターズF』プーカ（キュアプーカ）→『わんだふるぷりきゅあ！』犬飼いろは（キュアフレンディ）役の種﨑敦美を入れて3年連続だが、種﨑の場合は短期間で2年連続プリキュア役という方が大きい）。
- この抜擢は『デパプリ』関係者から相当祝われたらしく、芙羽ここね（キュアスパイシー）役の清水理沙からはキュンキュン色のワインが贈られたとか。パートナーだった和実ゆい（キュアプレシャス）役の菱川花菜も自身のラジオ番組で、発表直後速攻デパプリ関係者のグループ LINEで祝福のメッセージを送ったことを明かすとともに、「プリキュアとして共演するという夢ができました」と語っている。
上述のように変身できずに終わって、次回の覚醒回まで引っ張るなど、重要回に2話使うのはこれまでのシリーズでも良くあること。場合によっては間にゴルフ回だの駅伝回だので休みを挟んでさらにじらされることもあるが、今回はシリーズ始まってから1ヶ月半という開始間もない状況で、翌週にABC 主催による大阪・関西万博開催記念の駅伝競走「EXPO EK IDEN 2025」が行われることによる臨時の駅伝回が入るため2週間待たされることになってしまった。大きいお友達の中には東映アニメーションへの不正アクセス事件で1ヶ月キュアヤムヤムへの変身お預けを食らった華満らんを連想する人も。そういや今回の街の名前は「はなみちタウン」でらんらんの名字と一緒。コメコメの中の人といい、奇縁がある？