マチヲマモルヨイヤクザ
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この項目は独自研究を元に書かれています。 信じる信じないはあなた次第です。 |
街を守る良いヤクザとは、文字通り街を守る良いヤクザという概念である。
本当ならば(少なくとも現在は)そんなものはない、の一言で終わらせても良いのだが、立て逃げにならない程度に書くとしよう。
現在ではヤクザとは基本的にならず者、犯罪集団ではあるが、そうではなくて街を守るヤクザであって悪い奴らじゃないよ、ということ。
「任侠」という言葉が、「弱きを助け、信義を重んじ、そのために命さえ張る」という意味で、「義侠」「武侠」「侠客」という言葉からもある通り、本来は任侠というものはアウトローではあるが弱者を虐げるのではなく、むしろ、権力には屈せず反官ではあるが正義のために戦うというものであった。古くは日本では清水の次郎長親分だとかがそうであり、単なる犯罪者集団ではなかったのだ。
イングランドでのロビンフッド伝説なんかもある種任侠に近い所があるし、中国の水滸伝なんかもそうであろう。その他、腕っぷしは強いが官位なんかはなく、だが民からは慕われる、みたいな主人公が権威を傘に不正を働く悪代官を懲らしめる武侠小説なんかのようにこういった存在は古くから親しまれてきた。史実でも、漢王朝を建てた劉邦は半分ヤクザみたいな奴だった、という。
その他、日本では敗戦直後、治安が著しく悪化し、犯罪が横行したり、日本国民でなくなった者たちが戦勝国気取りで犯罪を平気で犯すといったことが起きるようになると、ヤクザは自警団的な存在として「一応は」治安維持に貢献したといったこともあった。(だから、かつてはヤクザに見かじめ料を払うことは無意味ではなかったわけだ。今じゃダメだよ)その他、60年代頃から左翼勢力が政治闘争を行うようになると、ヤクザは学生運動と戦ったり、労組潰しやスト破りに貢献することによって、左翼勢力から日本を守ってくれた。このころまでは、「街を守る良いヤクザ」というのもあながち間違いではなかったかもしれない。
・・・しかしながら、現在では、ヤクザ自体に日本人ではない外国人が多数を占めるようになってしまったりして、ただの犯罪者集団になり下がってしまった。その結果、詐欺や違法な銃器の密売のような単なる犯罪に手を染める存在になったので、現在では「街を守る良いヤクザ」というそのようなものは存在していない。
創作では、(そのような者を出すことにヤクザ賛美だという非難もあるが)今でもそのような存在が描かれることがある。人気ゲームシリーズ「龍が如く」などが有名である。
「吉本新喜劇」では、しばしばヤクザではあるが人情深く、最後には問題を解決するきっかけとなったり、悪いヤクザや詐欺師を退治したり、滑稽なギャグで笑いを誘うトリックスター的な良いヤクザが登場する。だいたい辻本茂雄とかが演じている。
漫画「ニセコイ」では主人公の家がこれであるという設定がなされ、「それはムリがあるだろう」「なんだよそれ」ということで突っ込まれたりして話題になった。この記事の記事名も、概念自体はそれこそ古代からあったが、ニセコイが有名にした面がある。別に普通にどこぞのデジモンテイマーよろしくパン屋の息子とかで良かったんじゃないですかね・・・
ほんの一部ではあるが、威圧的で態度が悪い人がいることなどから、また反警察である共産党などの左翼勢力が警察をけなすために、などの理由から警察を「公営ヤクザ」「桜田組」などと揶揄することがある。
また、本当に完全にヤクザを潰してしまうと、ヤクザに属しない半グレ集団がさらに好き勝手に活動したり、ヤクザより怖いチャイナマフィアが押し寄せるからある意味ヤクザの存在は「街を守っている必要悪」という意見もある。
有名な暴力団である山口組は、一応、阪神大震災が起きたとき、炊き出しを行うなど被災者を支援する活動を行ったため、一部からは評価する声もある。
その他、ハロウィンで近所の子供たちを招待しお菓子を配った際は「これが街を守る良いヤクザか」と言われた。
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最終更新:2022/05/22(日) 11:00
最終更新:2022/05/22(日) 11:00
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