飛鳥部勝則 単語

アスカベカツノリ

1.1千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

飛鳥部勝則あすかかつのり)とは、日本小説家である。新潟県出身であり、小説新潟佐渡島近辺が舞台になることが多い。

概要

1998年に『殉教カテリナ輪』で鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同賞の最終補には3作が選ばれたが、満場一致で本作が選ばれたという。

は基本的に推理小説。作中に絵画を登場させ、図像学による解釈と事件の展開を重ね合わせるというものである。作家自身が描いた絵が登場することも多い。またデビュー当初は画らしい幻想小説に似たものが多かったが、最近では怪奇小説エッセンスを盛り込んだものが多い。

まためいた雰囲気の少女が登場し、物語の重要人物になることが多い。佐藤友哉が「ああっ、お兄ちゃーん」という人にぴったりの本だとすると、飛鳥部勝則は「私のこと……構わないでもらえますか///」という人にぴったりである。ローぺろぺろ

ミステリマニアの間では熱な支持者がいる一方で、セールス的には恵まれず、2010年の『』を最後に新刊が出なくなり[1]、既刊もあまり文庫化されなかったため、延々と既刊の古書価が高騰し続け、一部の作品は数万円の値で取引されていた。
2023年書泉にて『堕天使拷問刑』が限定復刊されるとマニアの間で大きく話題となり、5000部が売。これを受けてには『陥穽』『』、2024年には『殉教カテリナ輪』『ヴェロニカ』『レオナルドの沈黙』が限定復刊と再評価が進んだ。同年11月には新作『フィフス』が同人誌として刊行され、2025年には『堕天使拷問刑』がハヤカワ文庫JAから17年越しの文庫化を果たした。

作品リスト

  1. 殉教カテリナ1998年東京創元社2001年、創元推理文庫
  2. バベル消滅1999年角川書店2001年角川文庫
  3. N・Aの1999年新潟日報事業所)
  4. 砂漠薔薇2000年カッパノベルス2003年光文社文庫
  5. スフィンクス2001年東京創元社2005年光文社文庫
  6. ヴェロニカ2001年文藝春秋
  7. バラバの方を2002年トクノベルズ
  8. ラミア虐殺2003年カッパノベルス
  9. レオナルドの沈黙2004年東京創元社
  10. のための2005年原書房
  11. 陥穽2005年文藝春秋
  12. 堕天使拷問2008年早川書房2025年ハヤカワ文庫JA
  13. 2010年早川書房

関連項目

脚注

  1. *ちなみに「『のための織』の回収騒動で干された」と言われることがあるが、作品リストを見れば解る通り『のための織』以降にも普通に作品が出ているのでこれはデマ
この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
COEIROINK[単語]

提供: しぐれちゃあ@毎日19時投稿

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/03/23(日) 16:00

ほめられた記事

最終更新:2025/03/23(日) 15:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。