鳩とは (ハトとは) [単語記事]

鳩（ハト）とは、『平和の象徴』のイメージが強い鳥である。でも実は案外好戦的だったりする。

[英]dove - [仏]pig eon - [独]Taube - [伊]pic cione - [西]pal oma

概要

ハト科の鳥の総称。

白い鳩はセレモニー系なモノから手品モノまで大活躍。一方、街で見かける鳩は排気ガス等で付着してしまったために、そういう色合いになってしまったものらしい。公園にいる鳩は不意に「みんながパニくる、とんでないもの」を落としてくれたりもする。食材としては鳩の胸肉などの肉を中華料理やフランス料理で用いる。

帰巣本能があることで有名。どんなに放し飼いにしても最終的には元の自分の巣に戻ってくることから鳥類愛好家に好かれる鳥。ただし引っ越し後も、その帰巣本能から毎度毎度かつての家に戻ろうとしてしまうのが玉に瑕。ちなみにハトがその帰巣本能で海を横断したという話もある。

厳密にはオリーブの葉をくわえたハトが平和の象徴とされている。由来は旧約聖書の記述より。ノアの大洪水の後、それが収まった後で土が乾燥しているかを調べるためにハトを放ったところ、オリーブの葉をくわえて帰ってきたというエピソードから来ている。

ちなみに平和の象徴と言われながらも、かねてからその本能に目を付けた軍事関係者によって、戦時中はよく利用されていた鳥でもあった。

ニワトリと並んでハトは三歩歩くと物事を忘れる生き物、すなわち鳥頭の代表格と言われている。優れた（？）帰巣本能があるのにも関わらずあんまりである。実際そう言われる理由は犬のように器用な芸をまったく覚えないため、「いくら教えても三歩歩けば忘れてしまう」ためにそう言われるようになってしまったらしい。

手品などでは大きく羽ばたく白い鳩が映える。（→手品）
手品用の白い鳩で、手品師が近所の鳩を捕まえて白く塗っているわけではない。

暗い場所ではおとなしいため、服や帽子に隠しておいても意外とバレない。
もちろん生きているので世話は必要。

鳩

䧱

䲥

𩾛

𪀏

鸠