A・O・JはAlly Of Justice(アーリー・オブ・ジャスティス)の頭文字を取った言葉で、、英語で正義の味方を意味する。
ワーム(遊戯王)に対抗するために作られた兵器である。
原住種族達は、圧倒的な猛威をふるう侵略者ワームに有効な手段を講じることができず、苦戦を強いられていた。
この戦況を打開すべく立ち上がった者たちが、種族を超えた正義の集団「Ally Of Justice」を結成。
それまで対立関係にあった者たちがそれぞれの技術を結集し、対ワーム用の兵器の開発を開始する。
意思を持って正義のために戦うロボット「A・O・J」の誕生である。
A・O・Jを開発したのはX-セイバー、ミスト・バレー、フレムベル、氷結界の四種族。
しかし敵を捉える等のやり方に異議を唱える者などが現れ、仲たがいしたらしい。
A・O・Jの名前のついたカード21枚。関係したカード3枚。A・O・Jのモンスターの内訳は通常が1種、チューナーが2種、シンクロが4種、それぞれ存在。
カードの方向性としては対ワームと言う事もあり、光属性に関する効果+裏側表示に関する効果を持つ。ワームは光属性でリバース効果が多い。
全て闇属性機械族のため、それらのサポートが生かせる。どちらもメジャーなタイプなため、サポートも強力な物を揃えられるだろう。
そんなA・O・Jだが、正直なところ弱い。A・O・Jデッキは大会で見る事は無いと言って間違いない。
モンスター21種類のうち、光属性に関する効果は13種類にも及ぶ。逆に言えば、それらは光属性以外に対して価値がない。
光属性は遊戯王の六属性の中では、闇に続く強さを誇っていると言っていい。世界大会で優勝した「代行天使」、他にも「オネスト」「サイバー・ドラゴン」「セイクリッド」「青眼の白龍」「魔轟神」「ライトロード」「聖刻」「ライオウ」「E・HERO アナザー・ネオス」「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」などなど、強力な光属性は多い。
だがそれ以外の属性が弱くないわけでは全くなく、他の属性も普通に大会に出てくる。
さらに言えば光属性メタ効果ではあるが、光に対してとても強いとも言い難い。フィールド・墓地の光属性モンスターの効果を無効にする永続罠「閃光を吸い込むマジック・ミラー」や「コアキメイル」の何枚かのモンスターの方が、光メタとしてはかなり優秀。A・O・Jは光属性以外に弱く、光属性相手でやっと普通のデッキになれるレベル。
また「A・O・J」に関して効果を発動するカードも3枚しかない。それらも優れていると評価できるほどの効果でもない。 攻守も高いわけでもなく、特殊召喚などに秀でているわけでもない。
ただ、個々で面白い効果のカードが存在するため、それらが使用される可能性はありうる。
単独記事にもなっている「A・O・J カタストル」がずば抜けて強力。
いくつかのカードを「遊☆戯☆王ファイブディーズ」において、ゴースト軍団が使用していた。
遊戯王マスターデュエルではソロモードでプレイ可能なテーマの1つとして登場。
ストーリー重視のソロモードでは上記のストーリーが見事に再現されているが……
このテーマ、OCGの最新のカードですら10年前。登場した2023年7月時点で昨年夏のOCGのカードの多くが実装されている環境に対し、余りにもスピードが遅い。
チュートリアルでは1ターン目でS召喚するために《ジェット・シンクロン》等の他テーマのカードを駆使していた。
ちなみに2023年7月現在、OCGでも「A・O・J」の新規は登場していない。
A・O・J クラウソラス/Ally of Justice Clausolas
通常モンスター/星6/闇属性/機械族/攻2300/守1200
霞の谷に生息するモンスター、クラウソラスをモチーフに開発された対外敵用戦闘兵器。 上空からの奇襲で敵を翻弄する。
A・O・Jで唯一の通常モンスター。上級としては高くない攻守。約五年後にこのカードのモデルがシンクロモンスターとして登場している。
A・O・J ガラドホルグ/Ally of Justice Garadholg
効果モンスター/星4/闇属性/機械族/攻1600/守 400
光属性モンスターと戦闘を行う場合、 ダメージステップの間このカードの攻撃力は200ポイントアップする。
光属性と戦っても1900打点にならない下級モンスター。素のステータスもトマトに対応しないのに奈落にかかるという不具合。
A・O・J ルドラ/Ally of Justice Rudra
効果モンスター/星5/闇属性/機械族/攻1900/守1200
光属性モンスターと戦闘を行う場合、 ダメージステップの間このカードの攻撃力は700ポイントアップする。
光属性と戦えば攻撃力2600。それでも元々の攻撃力が上級モンスターとしては低い。
A・O・J カタストル/Ally of Justice Catastor
シンクロ・効果モンスター/星5/闇属性/機械族/攻2200/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが闇属性以外のモンスターと戦闘を行う場合、 ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。
シンクロモンスター。詳細は専用記事へ。A・O・Jではもっとも使用されているであろうカード。
フレムベル・マジカル/Flamvell Magician
チューナー(効果モンスター)/星4/炎属性/魔法使い族/攻1400/守 200
自分フィールド上に「A・O・J」と名のついたモンスターが存在する限り、 このカードの攻撃力は400ポイントアップする。
A・O・Jがいても1900打点には勝てないフレムベル。しかしリクルーターで呼べる、「真炎の爆発」に対応の星4チューナーと言う点では使える。
A・ボム/Ally Salvo
効果モンスター/星2/闇属性/機械族/攻 400/守 300
このカードが光属性モンスターとの戦闘によって 破壊され墓地へ送られた時、フィールド上のカード2枚を破壊する。
アーリー・ボムと読む。光属性メタ効果。
アニメにおいて、シェリーに連続でぶつけられたのが印象的。
A・O・J サウザンド・アームズ/Ally of Justice Thousand Arms
効果モンスター/星4/闇属性/機械族/攻1700/守 0
このカードは相手フィールド上に表側表示で存在する 光属性モンスターに1回ずつ攻撃をする事ができる。
光属性以外のモンスターと戦闘を行う場合、 そのダメージ計算前にこのカードを破壊する。
おそらくスピリットモンスターである「阿修羅」をモチーフにしたモンスター。
特殊召喚可能だが、全体攻撃の条件が厳しい。「悪夢再び」や「カメンレオン」などの対応してるのは一応利点。
「おジャマトリオ」とも相性がよく、「ビッグバン・シュート」や「EMラクダウン」などと併用した際の爆発力は侮れない。
A・O・J アンノウン・クラッシャー/Ally of Justice Unknown Crusher
効果モンスター/星3/闇属性/機械族/攻1200/守 800
このカードが光属性モンスターと戦闘を行った時、 そのモンスターをゲームから除外する。
A・O・J ライト・ゲイザー/Ally of Justice Light Gazer
シンクロ・効果モンスター/星8/闇属性/機械族/攻2400/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの攻撃力は、相手の墓地に存在する 光属性モンスターの数×200ポイントアップする。
シンクロモンスター。
素材指定がないとはいえ、相手の属性に左右される攻撃力上昇だけでは使いにくい。
A・O・J サイクロン・クリエイター/Ally of Justice Cyclone Creator
チューナー(効果モンスター)/星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
手札を1枚捨てて発動する。
フィールド上に表側表示で存在するチューナーの枚数分だけ、 フィールド上に存在する魔法・罠カードを手札に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
星3チューナー。手札1枚を疑似的な「サイクロン」にする。自分のカードも手札に戻せるので、「EMトランポリンクス」や「霞の谷のファルコン」のように使いまわしさせることも可能。
A・マインド/Ally Mind
チューナー(通常モンスター)/星5/闇属性/機械族/攻1800/守1400
A・O・Jの思考回路を強化するために開発された高性能ユニット。 ワーム星雲より飛来した隕石から採取された物質が埋め込まれており、 高いチューニング能力を誇る。 その未知なるパワーの謎は未だに解明されていない。
A・O・J ブラインド・サッカー/Ally of Justice Nullfier
効果モンスター/星4/闇属性/機械族/攻1600/守1200
このカードと戦闘を行った光属性モンスターの効果は無効化される。
戦闘した光属性の効果を無効にする。「マシュマロン」を破壊できるが、攻撃力1600では戦闘では頼りない。
A・O・J リサーチャー/Ally of Justice Searcher
効果モンスター/星3/闇属性/機械族/攻1400/守 100
手札を1枚捨てて発動する。
相手フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体を表側攻撃表示にする。 この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
手札1枚を「太陽の書」に変える。
A・O・J エネミー・キャッチャー/Ally of Justice Enemy Catcher
効果モンスター/星6/闇属性/機械族/攻1800/守1800
このカードが召喚に成功した時、このターンのエンドフェイズ時まで 相手フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体の コントロールを得る事ができる。
A・O・J サンダー・アーマー/Ally of Justice Thunder Armor
効果モンスター/星8/闇属性/機械族/攻2700/守2200
このカードは特殊召喚できない。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、 自分フィールド上に存在する「A・O・J」と名のついた モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、 その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
A・O・J全体に貫通効果を持たせる最上級モンスター。
これ自体もA・O・Jなため単独でも使用可能ではあるが、特殊召喚できないのは辛い。
ペンデュラム召喚の導入や「帝王」シリーズを始めとするアドバンスサポートの増加で、少し出しやすくなった。
A・O・J コズミック・クローザー/Ally of Justice Cosmic Gateway
効果モンスター/星8/闇属性/機械族/攻2400/守1200
相手フィールド上に光属性を含むモンスターが2体以上存在する場合、 このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
条件が厳しい特殊召喚効果を持つ、最上級モンスター。光属性モンスター自体は1体でもいいので、「帝王の轟毅」での属性変更や「雷帝家臣ミスラ」や「強制転移」などを利用して光属性モンスターを送り込むなどして条件をある程度緩和できる。レベル8なので、「トレード・イン」などのコストにするのも1つの手。
A・O・J フィールド・マーシャル/Ally of Justice Field Marshal
シンクロ・効果モンスター/星9/闇属性/機械族/攻2900/守2600
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが戦闘によって裏側守備表示モンスターを破壊し墓地へ送った時、 このカードのコントローラーは自分のデッキからカードを1枚ドローする。
シンクロモンスター。攻撃力2900と高めのステータスとドロー効果を誇る。
ドロー効果しか持っていないのが弱点だが、採用の余地はある。
A・O・J リバース・ブレイク/Ally of Justice Reverse Break
効果モンスター/星4/闇属性/機械族/攻1200/守1200
フィールド上に表側表示で光属性モンスターが 存在する場合、このカードを破壊する。
このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、 ダメージ計算を行わず裏側表示のままそのモンスターを破壊する。
裏側守備を破壊する効果を持つ。
デメリットとして光属性が存在されると破壊される。また攻守も高くない。
A・O・J アンリミッター/Ally of Justice Unlimiter
効果モンスター/星2/闇属性/機械族/攻 600/守 200
このカードをリリースして発動する。 自分フィールド上に表側表示で存在する「A・O・J」 と名のついたモンスター1体の元々の攻撃力を このターンのエンドフェイズ時まで倍にする。
リリースすることでA・O・Jの攻撃力を倍加する「リミッター解除」のような効果を持ったモンスター。
A・O・J リーサル・ウェポン/Ally of Justice Omni-Weapon
効果モンスター/星5/闇属性/機械族/攻2200/守 800
このカードが戦闘によって光属性モンスターを破壊し墓地へ送った時、 自分のデッキからカードを1枚ドローする。
この効果でドローしたカードがレベル4以下の闇属性モンスターだった場合、 そのカードを相手に見せる事で自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
光属性モンスターを戦闘破壊するとドローする効果と、それが星4以下の闇属性なら特殊召喚できる効果を持つ上級モンスター。
A・O・Jの中でも比較的、優秀な効果を持つ。それでも相手の場に光属性がいないと意味がないが。
A・O・J D.D.チェッカー/Ally of Justice Quarantine
効果モンスター/星4/闇属性/機械族/攻1700/守1200
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 お互いに光属性モンスターを特殊召喚する事ができない。
光属性の特殊召喚封じの効果。通常召喚は可能な点に注意。能力は悪くないうえ、攻撃力も下級としては低くは無い。
A・O・J サイクルリーダー/Ally of Justice Cycle Reader
チューナー(効果モンスター)/星3/闇属性/機械族/攻1000/守1000
このカードを手札から墓地へ捨てて発動する。
相手の墓地に存在する光属性モンスターを 2体まで選択し、ゲームから除外する。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
星3チューナー。相手墓地の光属性を2枚まで除外できる。チューナーなので光属性がなくとも腐らない。
A・O・J ディサイシブ・アームズ/Ally of Justice Decisive Armor
シンクロ・効果モンスター/星10/闇属性/機械族/攻3300/守3300
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
相手フィールドに光属性モンスターが表側表示で存在する場合、 1ターンに1度、次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●相手フィールド上にセットされたカード1枚を破壊する。
●手札を1枚墓地へ送る事で、 相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
●自分の手札を全て墓地へ送る事で、相手の手札を確認して その中から光属性モンスターを全て墓地へ送る。 その後墓地へ送った相手モンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。
シンクロモンスター。セット破壊・ハーピィの羽根箒・光属性ハンデス+バーンの3つの効果を選べる。
攻撃力もあるが、やはり光属性が相手にいなければならないのが問題。
しかし、「武神」や「代行者」など、刺さる時はとことん刺さるモンスター。
A・O・J コアデストロイ/Ally of Justice Core Destroyer
効果モンスター/星3/闇属性/機械族/攻1200/守 200
このカードが光属性モンスターと戦闘を行う場合、 ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。
掲示板
59 ななしのよっしん
2023/10/12(木) 14:22:49 ID: XYnf7oczCq
アドが全く稼げないみたいなヤな名前だな
っとA・O・Gでそっくりさんじゃん
アーリーオブ何
60 ななしのよっしん
2023/11/22(水) 18:59:05 ID: QPN1IemqZ4
覚えてる人いるかわからんけど、A・O・JはA・O・J トラクターっていうアニオリカードがあるんだよな
(相手フィールドに光属性がいる時、自身をリリースしてA・O・J2体をサーチする)
ターミナルワールドで抜擢された時は、新規の1枚がそれになったりして
61 ななしのよっしん
2024/01/11(木) 00:52:49 ID: hX2r0a8o2J
マスターデュエルのソロで初めて触ったが本当にどうしようもなくて草も生えない
よく言われる初戦はキングレムリンどころか下級ワームにデーモンの斧で殴られるだけで勝ち筋がだいぶ細くなるし
扉後の相手帝王軸も汎神でアホみたいに回った後なのに展開も永続魔法も罠も貼ってこない明らかに接待されているとしか思えない動きをするし…
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/06(月) 12:00
最終更新:2024/05/06(月) 12:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。