『毛糸のカービィ』(海外タイトル:Kirby's Epic Yarn)とは、2010年10月14日に任天堂より発売のWii用ゲームソフトである。
開発は『ワリオランドシェイク』などのグッド・フィール。
ゲーム終盤のBGM(主にアレンジ)はおなじみのハル研究所のサウンドスタッフが担当している。
2010年6月15日(米国時間)、E3 2010で行われた、NINTENDO E3 PRESENTATIONにおいて発表された『星のカービィ』シリーズの最新作。
据え置きでは「星のカービィ64」以来、10年振りとなるカービィの横スクロールアクションゲーム。
「いただきます!」と吸い込んだ瞬間、トマトの持ち主の男が飛び出してきて、持っていた不思議な靴下の中に吸い込まれてしまいました。
そこはすべてが毛糸の世界。そして、カービィの体も毛糸になっていたのです。
ここは、呆れかえるほど平和な国、プププランド。カービィは、散歩の途中でおいしそうなトマトを見つけました。
「やったね、いただきま~す!」
と、吸いこもうとしたその時、トマトと一緒にマントの男が飛び出してきました。
でも、トマトは腹ペコカービィの口の中へ…すると突然、マントの男が持っている靴下が輝きはじめ、カービィは靴下の中に吸い込まれてしまいました。
そこは、すべてが布や毛糸で作られた世界でした。そして、驚いたことに、カービィの体も毛糸になっていたのです。
「助けてー!」
(危ない!)と思ったその時、なんと、カービィの体が車に変身。少年を乗せて、あっという間に怪物を振り切りました。
フラッフは言います。アミーボ・アモーレと言う悪者に、バラバラにされた世界を救うため、大陸を繋げる旅に出るところなのだと。
キャラクターやステージが毛糸やフェルトで描かれた世界観が非常に特徴的。
このビジュアルを活かしたギミックも多く存在し、糸を引っ張って足場を引き寄せたり、布の裏側にもこもこと入ったり…(とにかく可愛い!癒されるぅ!!)
これまで『星のカービィ』の十八番であった吸い込みやホバリング、コピー能力といった要素は今作では採用されていない。その代わりに、メタモル能力や毛糸による引っかけや巻き取りなどの新しいアクションが登場した。
引っかけ・巻取りアクションは、吸い込みの代わりに操る毛糸で敵をほどいたり、ボタンなどのギミックにつかまったり引っ張ったりするというもの。基本の操作は毛糸を投げるのみであり、メタモル能力の一部はステージ中で獲得していくものもある。
カービィはステージ上にあるメタモルリングを取ることで、メタモル能力と呼ばれる色んな姿に変身することができる。
公式サイトでは、カービィ型のタンクみたいなビッグロボ、消防車みたいなスプラッシュ、お馴染みのUFO、水の中をすいすい進めるドルフィンなどが公開されている。
他にも、基本アクションとしてダッシュで車に変身したり、水中だと潜水艦に変身したりもする。
ステージ中にはビーズが散らばっており、これを集めながらの冒険になる。
ビーズをたくさん集めると、金銀銅のメダルがもらえたり、隠しステージが出現したりする。
また、今回はゲームオーバーにならない。穴に落ちたり、片方のプレイヤーに置いていかれてもエンジィというお助けキャラがステージに連れ戻してくれる。
しかし、敵に当たったり、穴に落ちたりすると集めたビーズを大量に落としてしまう。
ゲームオーバーにならないとはいっても、いかにミスをせずにゴールを目指すかがこのゲームのキモとなるだろう。
毛糸の世界の王子、フラッフが2Pキャラになって、2人同時プレイも可能。
相方を投げて普段は届かない場所に行かせたり、メタモル能力のビッグロボで役割分担したりなどができる。
ゲーム中のキルトのまちで自分の部屋を持つことができる。
部屋をコーディネイトするアイテムは集めたビーズで購入したり、ステージに隠されているのを集めたりして取得する。
また、キルトのまちの住人から様々なミッションが出され、それをクリアすることでもアイテムを取得できる。
おなじみ主人公。
アミーボ・アモーレのメタモルトマトを食べたせいで靴下の中に吸い込まれ、毛糸の体になってしまった。
毛糸の世界の王子で2Pキャラ。水色の体でカービィと同じく一頭身。
「キルトのまち」に大きな城をもっている。
敵に追いかけられている所をカービィに助けられ、それからカービィも一緒に冒険することになった。
呼び出していなくても、ステージゴール時には必ず駆けつけてくるようだ。
ちなみに開発当初、本作はカービィのゲームではなく、このフラッフが主人公のゲームだったらしい。(タイトルは「毛糸のフラッフ」)
カービィ3のグーイと同じく、カービィと同じ能力が使える。
敵をつかもうとしたらフラッフだった、なんてよくあること。
あたりを毛糸や布に変えてしまい、プププランドを支配しようとした。
カービィが吸い込まれた片方の靴下の持ち主であり、このなかの敵達はすべてこのアミーボ・アモーレが作り出したと思われる。
手に持っている顔の付いた二本の編み棒で多くのものを作り出す。それらはもちろん毛糸で出来ている。
エンジェルっぽく、空をとぶ。
穴に落ちたりした時に出てきて助けてくれる。
キルトの町にあるマンションの管理人。
カービィ達に部屋を貸してくれた。ビーズを渡すと喜び、マンションを大きくしてくれる。
近くに住む家具屋のカーグ・ウールや壁紙売りのヌーノ・ウールとは親戚と思われる。
なお、ナレーターのCVは津賀有子。
また、皆勤賞のワドルディはいつもよりモーションなどがかわいいとの評判。
デデデ、メタナイトも登場。
『星のカービィ 夢の泉の物語』のゲームCMでも毛糸で描かれたカービィたちを見ることができる。
時代が追いついたとでも言うべきか。
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最終更新:2024/05/10(金) 07:00
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