アードウルフ(けものフレンズ)とは (ケモノフレンズノアードウルフとは) [単語記事]

アードウルフ(けものフレンズ)とは、メディアミックス作品『けものフレンズ』に登場するアニマルガール及びフレンズ(動物が女の子の姿になった擬人化キャラクター)である。

概要

シロアリを主食とする動物・アードウルフのフレンズ。ハイエナの仲間で、あらゆるシロアリの生活反応を探知して食べる。小動物や昆虫も狩って食べる時も。

人見知りで臆病・引っ込み思案な性格。何時もたどたどしく話し、他者と関わるとテンパり更にたどたどしい喋りになる。他のフレンズと仲良くなりたいと思っており行動も起こしているが、人見知りな部分が祟り上手く喋れなかったりと、中々上手くいかない。それでも、他人を思いやる優しい心と、自分を変えたいという強い意志で、少しずつ友達を増やしてゆく。

自尊心も低いのか、プレイヤーにかまってもらわれると喜ぶ。戦いは苦手だが、いざという時はやるタイプ。

外見

白黒のツートンカラーで縞々模様もあるというシマウマのような色合い。白色の袖なしシャツに黒のホットパンツを着用し、白色中心で端に行くほど黒色がかったアームカバーとタイツを付けている。尻尾の色は黒一色。

髪型はポニーテール。髪の色は白色で、しっぽ部分と前髪の一部分のみ黒色。自己紹介画像では困り顔を見せている。

ネクソン版アプリでの扱い

「あ、あああ、アードウルフです……！　がが、がんばります……！」

わ、私、アードウルフです……。
お家は、ほかの方が昔使っていた場所を借りたりと賃貸派です。
ちょっと人見知りとか、しちゃいますが…あ、すいません、で、でも仲良くなりたいんです！
いざという時は、頑張りますから……。

アプリ内プロフィールより

ピュア属性(緑)のレアリティレベル3のフレンズとして登場。コストは300・攻撃タイプは近距離・サイズはM。体力は高めだが、☆3のフレンズの中では攻撃力が極めて低く、使い方には工夫が必要。ハイエナの仲間であるアードウルフはどちらかと言うとネコ科寄りの動物だが、イヌ科捕食動物で構成される「オオカミ連盟」に加入している(理由は後述)。専用スキル「絶対拒否バリアー」は20秒間味方フレンズの防御力を10%アップさせる効果で、セルリアンさえも寄せ付けないスーパー内向的スキル。アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場するバリアーにして心の壁「ATフィールド（絶対恐怖領域）」のオマージュ？

アードウルフのキャラクタークエストでは、ミライさんが提案したドラゴンフルーツの花と実を楽しむための夜の遠足に、サーバルと一緒に参加する。しかし、目的地には大量のセルリアンが集まっていて、ドラゴンフルーツの花も実もほぼ壊滅状態になっていた。セルリアンを退治した後、ドラゴンフルーツの実を楽しみにしていたサーバルは、夜明け頃まで残っている実を捜すが見つからない。そして気が付けばアードウルフもいなくなっていて……。

オオカミ連盟のグループクエストでは、タイリクオオカミやドールたちと一緒に、グループ結成のためにオオカミハウスに集まったところで、吊り橋が落ちて全員が帰れなくなった。そして吊り橋が修復されるまでの数日間に「赤ずきん」による連続襲撃事件が発生。その中で、アードウルフは2回目の夜が明けた朝に、全身ケチャップまみれになって気を失った状態で発見される。誰が犯人なのか、迷走する推理。セルリアンの襲撃もあり、混乱する事態を収拾するため、4回目の夜が明けた朝に、犯人は自ら種明かしをする。グループ結成のきっかけとなったアードウルフの願いとは――。

バレンタインのイベントクエストでは、大人気のフクロギツネのお店「スマイルフルーツ」の「チョコパイナップルスペシャル」を、大切な友達のブチハイエナに渡したいと思って、行列に並んでいた。しかし、数時間後、日が暮れて店までたどり付いたものの、最後の1個はシンリンオオカミのリンカの手に……。ひどく落ち込むアードウルフの様子を見たリンカは、ある行動に出る。

他にも、アフリカゾウやバーバリライオンのキャラクタークエストにも登場するなど、出番は多い。

アプリ公開前の事前登録＆人気投票では、キタキツネに次ぐ2位だったようである(当時の月刊少年エースに記載あり)。

アニメでの活躍？

第1話「さばんなちほー」で巨大セルリアン(青)に襲われ食べられたらしい。この時は彼女のモノと思われる悲鳴が響いたのみで、ソレらしき姿は無く、誰が襲われたのか、悲鳴の主は食べられたのか逃げ切ったのかすら分からなかった。

その後第12話(最終話)「ゆうえんち」で、初となるフレンズ化前の動物の姿が登場(動物のものと思われる痕跡はチラホラ散見されており、フレンズ化前の鳥類なら描写されている)。場所は第1話で巨大セルリアン(青)が居座っていたさばんなちほーのゲート前。第12話EDのキャスト欄にはアードウルフの名前が表記されており、この事から巨大セルリアン(青)に襲われた悲鳴の主はアードウルフで、直後に食べられてサンドスターの力を奪われ動物の姿に戻されてしまった、と推測される。なお、担当声優もキャスト欄で判明しており、唯一のネクソン版とアニメ版の担当声優が一致するフレンズである。

本当のアニメでの活躍

アニメ2期第4話「いろんなおうち」正真正銘の登場を果たす。新居を探している所を、キュルルちゃんのお家を探すためにやってきたサーバル一行と遭遇する。最近引っ越したばかりなようで、かつてはサーバル・カラカルと同じエリアで生活していた知り合い・お隣さんフレンズだった。

アリツカゲラの案内の下新しい住居を紹介してもらう事になった一行だったが、どれもキュルルちゃんのお家でも・アードウルフに合った住居でもなく、途方にくれているうちに雷雨に遭い近くにあった洞窟に避難する事に。暇つぶしの遊びとしてキュルルちゃんが考案した即興のジグソーパズル遊びには気に入ったようで熱中していた。

遊んでいるうちに雨も上がり、キュルルちゃんが探していたスケッチブックの絵の場所も夜間のアリ塚地帯だと判明した。夜の景色を気に入ったアードウルフは夜景スポットの近場である先ほどの洞窟を新住居にする事に決定し、別れを済ませた後に早々に立ち去って行った。

礼儀正しく大人し目な感じのフレンズ。少々控えめで個性的な面子が多いフレンズ達の中だと押され気味になってしまうのか、新物件探し中でもサーバルやカラカルに隠れ気味な様子だった。棲家の条件として既に前の住民が住んだ後の中古物件を希望している(ツチブタが掘った使い古しの巣穴などを住居とする元動物の習性を再現した好みだと思われる)。

担当声優はゲーム版やアニメ1期と同じ。アニメ1期でセルリアンに襲われた個体との関連は不明。

ぱびりおんでの扱い

第？世代

「き、気にしないでくださいね……」

リリース時の初期メンバー。けもトークアイコンの背景色は緑。一人称は「あたし」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。

声をかけられたり、気配を感じ取るだけでびっくりしてしまい、更に驚かされるとパニックを起こしてしまう、とにかく臆病な性格。本人は無意識だが困り顔をしている事が多く、周りのフレンズ達はそんな彼女を見ると放っておけなくなるといい、ライオンとは特によく会話を交わす仲で、同時にとても頼りに思っている。またアードウルフ自身も困っているフレンズの事を助けることもある、とても優しい一面を持つ。

サーバルやアライさんに対しては青いものがなんとなく苦手になってしまった、と語っているが……？

要所要所で臆病な自分を変えたいようなセリフが見られており、ブチハイエナからは胸を張って歩くことを、ラーテルからは唸り方を伝授され、バーバリライオンから雰囲気が変わったと言われた際に要因としてあげられている。また、狼ではないのだが、名前がアード"ウルフ"と言うことでニホンオオカミ発案のパックメンバーに声かけ予定者として名前が挙がっている。その後のけもトークで承諾していることが確認されている。

実は「穴」にはこだわりがあるのか誰かが掘った穴を見て「大きさ、深さ、荒削り」など吟味をしていたり、「狭くて暗くて誰にも気づかれない穴」を思い浮かべて「うっとり」としていたりする。本人もそれなりによく穴を掘っているのか、アミメキリンが穴の掘り主を推察するときに名前が出てきている。
ただし賃貸派とプロフィールにあるように、元々誰かの掘った穴を借りている事の方が多いようで、最近ではオグロプレーリードッグが穴を掘りまくっているおかげで寝床の心配がなくなったという。また穴に入るとすぐ眠くなるということが本人の口から語られている。

大食いというわけではないのだが、割と食べるときは食べるタイプなようだ。また元々の食性からか「アリをみてたらお腹が空いてきちゃって」と言っている。また、フレンズ化したことでパワーがついたのか、重たそうな石を持っていたりしている。

珍しい行動は「オドオド」で、あそびどうぐ「石の山」または「小さい石山」で見られることがある。
ちなみにあーかいぶ７での制作物の「木箱」もあそびどうぐとしては存在するがこちらには珍しい行動は設定されていない。

第2世代

「わ、私もオオカミさんたちみたいになれるかな…。」

2018年 10月30日の第2世代エリア「サバンナ」解禁と同時に観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は緑。一人称は「私」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは「～ちゃん」と呼ぶ。

基本的には「～ちゃん」呼びをしているのだが、「オオカミさん」や「カバさん」など「～さん」呼称も確認されている。
臆病なのは第？世代と変わらないのだが、第？世代と比べて更に臆病で気弱な様子が見受けられる。ちなみに他のフレンズ達と比べて第？世代との立ち絵の差が非常にわかりにくくなっている。

珍しい行動は「びっくりアードウルフ」であそびどうぐ「バラの鉢植え」で見ることが出来る。

FESTIVALでの扱い

「は、はい！よろしくね、サ、サーバル……ちゃん……」

オレンジ色グループのレアリティレベル2（本作でのRに相当）のフレンズとして登場。得地地形は平原・夜、苦手地形は雪原。けもパワーはぶつかった味方の『つよさ』を小アップする効果、わざは味方全体のぼうぎょを3ターンの間少しアップする『人見知りバリア』。

おはなしモードではオープニングストーリーから登場。本作でも人見知りの激しい性格だが、りうきうエリアで開催される『ジャパリまつり』の噂を聞きつけ、友達づくりのために遥々外のエリアからりうきうエリアへ来訪する。広い会場で道に迷っていたところ、りうきう在住のフレンズであるサーバルに話しかけられ、一緒に”けもくらべ”に参加することに。友達を求めて、サーバルとともにりうきうエリアを駆け巡っていく。

基本的に丁寧語で話すが、サーバルに対しては、あるやり取りを経て砕けた口調で「サーバルちゃん」と呼ぶなど、アニメのかばんちゃんを思わせるヒロインポジション。ゲーム中での「編成」アイコンでも、サーバルと並んでいる姿が見られる。

けものフレンズ3での扱い

「わ、私アードウルフです…
そ、その…良かったら仲良くしてもらえたらうれしいです！」

2020年 8月～9月に行われたイベント「ハーベストがーでんの宝探し」でキャラクターとしては初登場。
イエイヌやシャチたちと一緒に宝探しをしていたが、景品のお宝が消えてしまって…？

その後2020年 9月下旬の「1周年記念とくべつくんれんしょうたい」にて、リラックス属性(青)のけも級(レアリティ度)4のフレンズとして登場。

とくせい「縄張り警告！」は相手からの全体攻撃による被ダメージを20％軽減し、キセキとくせい「気持ちはオオカミのように」では与ダメージ+10％、かいひ＋10%の他に、とくせいとは逆に相手全体の全体攻撃による被ダメージを15％増加させる効果がある。

たいきスキル「地面観察中」はMP20（条件次第で40）上昇させるもので、けものミラクル「愛しのマイハウス」はレベル5では味方全体の与ダメージを3ターン25％上昇＆MP＋10の効果。
このけものミラクルは必要MP60と比較的少ない数値で発動でき、アードウルフ自身のMPも上昇するため、フラッグの引きやたいきスキルなどと合わせた立ち回りで効果が重複するタイミングで発動することも難しくない。

コトダマンでの扱い

「こ…ここですかね？」

けものフレンズ2 コラボ第二弾で難易度超級ステージのコラボキャラクターとして登場した。
毒を味方全体に付与、強固なシールドを設置、文字数バリアやＨＰ半減攻撃などを使用してくる。
元々のイメージとは裏腹に超級だけあってなかなか手強く、毒対策が十分で無い場合苦戦が強いられた。
属性は闇属性で文字は「あ、ぁ」、すごわざは「味方のダメージ軽減＋単体攻撃」
リーダー特性は獣属性の「被ダメージ軽減」と「ATKの上昇」、HPがMAXの場合さらにATKが上昇する。
特性として「シールドブレイカー」「獣属性にダメージＵＰ」「光属性からのダメージ軽減」を持つ。