シャドウハーツとは、純正統派超大作RPG(※シャドウハーツ2主人公談)のシリーズ、およびその初代作品である。
2001年6月にPlayStation2専用ソフトとして発売。菊田裕樹がサクノス設立後に開発したPlayStation用ソフト『クーデルカ』の間接的な続編であり、菊田のサクノス退社後に残ったスタッフによって製作された。
2004年には続編の2が、2005年には登場キャラクターの多くを一新したフロム・ザ・ニューワールドが発売された。
発売はアルゼ。開発は無印がサクノス、2及びフロム・ザ・ニューワールドがノーチラス(主要スタッフは同じ)。
1、2は嘗ては『ファイナルファンタジーVII』や『クロノ・トリガー』『ゼノギアス』『クーデルカ』等にグラフィッカーとして関わり、菊田と共にサクノス設立に携った元スクウェア社員の町田松三(1は板倉松三名義)が監督、脚本を手掛けた。音楽は同じくスクウェアからサクノスへ移籍した弘田佳孝が全作品を担当している。1では光田康典、2には伊藤賢治と光田の両名が参加している。
ゲームの舞台は第一次大戦前~第二次大戦前で、実在の人物や場所も多く登場する。その他にも神話や伝承、オカルト、SFと言った架空の要素を織り交ぜて、独自の世界観を演出している。舞台となる国は1は中国とヨーロッパ(イギリス、ルーマニアなど)。2はヨーロッパ(フランス、イタリアなど)とロシア、日本。フロム・ザ・ニューワールドはアメリカ大陸である。
全作品にグッドエンドとバッドエンドのマルチエンディングが採用されており、プレイヤーの行動次第で主人公やヒロインの結末が変わる。2は1のバッドエンドの続きであり、2の物語に大きな影響を与えている。
一作目のみ出血表現やグロテスクな演出がある。また、リアル指向の外見や世界観からはちょっと想像が付かないが、ギャグも満載のシリーズであり、シリアスシーンとのギャップも魅力の一つである。
2は後にアイディアファクトリーのカオスウォーズに参戦。アルゼよりパチスロ版も製作された。
このゲームの大きな特徴として、ゲーム内の多くの行動に「ジャッジメントリング」による判定が影響するという点がある。ジャッジメントリングは円盤の上に時計の針のようなバーを持ち、リング上をバーが一回転する間に所定の「エリア」上でタイミングよく○ボタンを押すことで行動の成否の判定が行われる。
戦闘においては攻撃の成否やヒット数、クリティカルの判定に,買い物においては値引き判定に利用されるほか、一部のイベントではクリア条件として設定されている。また、シリーズ恒例のお遊び要素として福引きが存在するが、それもまたジャッジメントリングを使って行う。
目押しができるか否かでゲーム難易度は大きく変わるが、戦闘時に用いるジャッジメントリングはヒット判定を行うエリアの増減や、オート決定などのカスタマイズを行うことができる他、装備品によりバーのスピードを変更することができるなど、救済手段も多い。
キャラクターの正気を現すゲージ。SAN値のようなもの。戦闘中に行動する度に減少していき、ゼロになると暴走してしまう。アイテムや宿屋で回復可能(ちなみに宿屋があるのは1のみ。2以降はテントを使えばいい)。
シリーズを通して、登場キャラクターの中には異形と合体(フュージョン)し協力な攻撃を繰り出すハーモニクサーと呼ばれるキャラクターがいる。(おもに主人公)
フュージョンが可能なキャラクターはそれぞれが複数の形態に変化することが可能であるため、汎用性は他のキャラクターに比べ格段に高い。2以降はフュージョン中はサニティポイントの消費速度が数倍になるが、ハーモニクサーはもともとサニティポイントが他キャラクターの数倍あるためさほどデメリットにはならない。変化にはターンも要しないため雑魚戦でも積極的に変化が可能。1のみ、フュージョンの際にサニティポイントを消費するが、ターン毎の消費速度は変わらない。
1、2の主人公のフュージョンは異形の怪物との融合であり、文字通り化け物じみた外見やデビルマンを彷彿させるような格好良いものまで存在する。フロム・ザ・ニューワールドではヒロインがフュージョン可能だが、怪物ではなく精霊との融合である為、神秘的で妖艶なデザインが主となっている。一応、主人公も終盤から変身可能。
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最終更新:2024/05/03(金) 22:00
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