ジョニィ・ジョースターとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第7部「スティール・ボール・ラン」の登場人物である。
本名ジョナサン・ジョースター。
通称ジョニィ、ジョジョ、ジョーキッド。
競馬界で活躍し有名になるにつれて慢心し、トラブルを起こして銃撃され半身不随となる。偶然出会ったジャイロの鉄球の「回転」に希望を見いだし、「回転」の秘密を知るためにレースに参加した。後にジャイロに認められ、彼がレースで一位になるために協力関係となり同行している。
レース序盤で「聖人の遺体」を手に入れスタンド能力を身に付けて以降、「遺体」を狙うテロリストの標的となる。自身も遺体の力が動かないはずの足を動かす奇跡を目の当たりにし、「遺体」の収集を決意した。
ジョースター姓とジョジョの愛称を持つが第6部までのジョースターの血統とは直接の関係は無い。本作におけるジョースター家は没落貴族の末裔で代々馬乗りの家系である。兄のニコラスも将来を有望視された騎手だったが落馬事故で夭折している。ジョニィは事故の原因が自分が飼っていた鼠だと思い込んでいる。
目的へ向かう意志が恐ろしく強く、そのためには殺人すら厭わない覚悟を持つ。その行動は社会的に正当とは言い難く、よく相棒のジャイロに窘められ、敵にまで非難めいた事を言われている。ジョニィと対峙したリンゴォ・ロードアゲインはそれを見抜き、彼を「漆黒の意志」を持つ者と評した。それまでのジョジョで描かれた「正義」の輝きを持つ「黄金の精神」に対し、あるいは対極に位置する(しかし同様に美しい)「殺意」の輝きを持つ主人公である。
第8部「ジョジョリオン」では既に故人であり、それも来日中にM県S市杜王町で亡くなったと伝えられている。生前は日本国政府の要請で馬術指導をしており、外国産フルーツの輸入分野でも貢献があったという。杜王町にはその死を悼む「ジョースター地蔵」がある。
最期の地は銀杏の落ち葉にスタンド現象「オータム・リーブス」が起こる通称「カツアゲロード」になっており、ジョニィにまつわる伝説がごく一部で語り継がれている。以下にそれを記す。
故郷へ戻ったジョニィはスティール・ボール・ランレースの翌年にノリスケ・ヒガシカタ(東方憲助)の娘・理那と結婚し、騎手として復活して幸せな家庭を築いていた。
しかし数年後、理那を原因不明の「病」が襲った。始めは少しずつ記憶が無くなり、そのうち皮膚が折り紙のように変わり生死を彷徨った。ジョニィは理那を故郷で療養させ、悩んだ挙げ句にやってはならないことを決断した。ニューヨークの地下深くに眠る「聖なる遺体」の力で「病」を妻から取り除くことだった。ジョニィは遺体の封印を解き、政府の追っ手を振り切って日本へ持ち出した。
遺体の力は災厄を消し去るのではなく他の誰かに移すこと。ジョニィはそれを知りながらただの一度だけと決意して実行し、成功した。「病」は理那から取り除かれ、最愛の息子ジョージへと移った。
ジョニィは遺体の力は幸運と不幸を等価で交換することだと理解していた。そして息子ジョージと出会えたことを「交換できない」幸せと感謝し、ジョージの「病」を自らに移して自殺した。ジョニィの遺体の頭は落石によって潰されており、警察は事故死と結論づけた。
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最終更新:2024/05/03(金) 21:00
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