メフィラス星人 単語


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メフィラスセイジン

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メフィラス星人とは、

特撮テレビ番組「ウルトラマン」
またはそれ以降の作品に登場した宇宙人である。

メフィラス星人

私は暴力が嫌いでね・・・

どうだね、この私にたった一言「概要を書きましょう」と言ってくれないか。

初登場はウルトラマン第33話「禁じられた言葉」。

それまでの敵が皆暴力に訴えかけ敗北していったのに対して、地球人の心に挑戦し、失敗した後は自分の負けを認め去って行くなど知的なイメージを持つ宇宙人である。

外見的な特徴は黒い体に青く光る眼、黄色い口(?)など。

その高い実力を持ちながらも暴力に頼らない、紳士的とも呼べる姿勢からウルトラシリーズの宇宙人の中でも人気は高い。二代目はどうしてこうなった。

後の作品でもウルトラマンタロウ、ウルトラマンメビウス、大怪獣バトルなどに登場する。
性格は大なり小なり異なるが大体全員沸点が低いのが特徴。

ウルトラマンマックス放送前に開催された怪獣の人気投票では、対象怪獣、宇宙人たちの中で堂々3位を獲得した。

ちなみに初代、メビウス(外伝含む)、大怪獣バトルと多くの作品で星一徹でおなじみの加藤精三氏が声を当てている。

 

悪質宇宙人:メフィラス星人
登場作品 ウルトラマン
登場エピソード 第33話「禁じられた言葉」
身長 2~60メートル
体重 40キロ~2万トン

ウルトラマンに登場したメフィラス星人

第33話「禁じられた言葉」に登場。

人類をはるかにしのぐ科学力を持ったメフィラス星から地球を征服するためにやってきた宇宙人である。

サトル君を誘拐し「地球をあげます」と言うように要求するが、再三の要求も突っぱねられ怒り、巨大化させたフジ隊員を暴れさせたり配下の宇宙人(バルタン星人、ザラブ星人、ケムール人)を呼び出したりしてして脅す。

その後科特隊がメフィラス星人の宇宙船の居場所を突き止め攻撃、船外に出てウルトラマンと1対1で戦う。

「暴力は嫌い」と言うもののその実力は高く、ウルトラマンと互角の戦いを繰り広げるが、途中で「よそう・・・」と言って構えを解き、地球人の心に挑んだが敗北したことを自ら認め地球を去って行った。

得意技は両手で放つ「ベアハンド光線」や拳から放つ「グリップビーム」(フーーーン!!)など、またウルトラマンに投げられた後、即座に投げ返すなど肉弾戦の能力も高い。

このように高い実力を持つが、「力ずくで地球を奪うのは自分のルールに反する」という理由でサトル君に話し合いを持ちかけるなど、紳士的と言われる宇宙人。

ぶっちゃけサトル君が地球をあげますと言った後どうするつもりだったのかは不明。そもそもそんなに紳士的ではないという意見もよくあるが、「サトル君に対しての交渉で下手に出る」「自分の挑んだ勝負の負けを素直に認める」など、少なくともそれまでの敵とは一線を画す精神性を見せた宇宙人である。

 

悪質宇宙人:メフィラス星人
登場作品 ウルトラマンタロウ
登場エピソード 第27話「出た!メフィラス星人だ!」
身長 60メートル
体重 2万トン

ウルトラマンタロウに登場したメフィラス星人

第27話に登場。通称二代目。

初代に登場したメフィラス星人と同族の宇宙人、初代とは若干カラーリングが異なる。公式設定では初代の弟とされている。

性格に関しては紳士的と言われる初代と打って変わって卑怯で乱暴であり、自動販売機の中にマンダリン草を仕込み、近づいた子供たちをその毒で半身不随にしていく。

その後ZATにこれを見破られて巨大化し、東光太郎にその作戦について卑怯だと言われた際には

「卑怯もラッキョウもあるものか!!」

という迷言を発している。
さらにその際「俺はこのマンダリン草を使って世界中の子供を虚弱児童にしてやるのだ!」というすごいようなすごくないような抱負も述べている。

変身したウルトラマンタロウと戦うが、光線をバリアーで防がれた後タロウのアトミックパンチで腹をぶち抜かれ、続けて威力を調節したストリウム光線を撃ちこまれてマンダリン草を残して消滅した。

初代と何かと比較され馬鹿にされてしまう二代目だが、卑怯と言っても他の宇宙人も同じような感じである。戦闘力も兄弟で最強と言われるタロウが相手なら仕方ないかも。

※ちなみにこのエピソードのシナリオの段階では別の敵が登場する予定だったが、ウルトラマンタロウでは怪獣の再登場企画が行われていたため、メフィラス星人を無理やりシナリオに組み入れたためこのように初代とは似ても似つかぬ性格になったと思われる。

メフィラスは犠牲になったのだ・・・怪獣の再登場企画・・・その犠牲にな・・・

 

悪質宇宙人:メフィラス星人
登場作品 ウルトラマンメビウス
登場エピソード 第47話「メフィラスの遊戯」など
身長 60メートル
体重 2万トン

ウルトラマンメビウスに登場したメフィラス星人

第43話でエンペラ星人に仕える暗黒四天王の一人、「知将メフィラス」として登場、第47話で四天王最後の将としてメビウスの前に現れる。

外見は初代とほぼ同様であり、初代より丁寧だが慇懃無礼な言葉遣いをする。

初代と同じく力ではなく地球人の心に挑戦するために、円盤に搭載されている装置から放たれる特殊な波動を使い、人々の精神を一部書き換えてしまう。

具体的には

  • ウルトラマンメビウスが侵略者、メフィラス星人が地球人の味方だと思い込む。
  • 黒いファッションを好み始める。
  • シンボルカラーと言えば黒一色。

など。

ウルトラマンに対しても自分が直接手出ししないことを条件にメビウスに加勢しないように要求し、メビウスがGUYSによって倒されるように仕向けるが、ミライに貰ったお守りを見て正気をとり戻したテッペイのおかげで計画が失敗、怒って自らの約束を破り攻撃を加えたことにより、変身したウルトラマンとメビウスとの直接対決になる。

ウルトラマン二人との戦いでは高速飛行による激しい空中戦を展開し、八つ裂き光輪を手で砕くもグリップビームを大胸筋バリアーで防がれるなど一進一退の攻防を繰り広げる。

しかしウルトラマンに自らのルールを破った事を指摘され、素直に自分が仕組んだ「ゲーム」の負けを認め、再び挑戦しにくると言い残して地球を去るが皇帝が粛清のために放ったレゾリューム光線を受け爆散した。

 

悪質宇宙人:メフィラス星人
登場作品 大怪獣バトルNEO
登場エピソード 第9話「暗黒の鎧」
第13話「惑星崩壊」
身長 2メートル
体重 40キロ

大怪獣バトルNEOに登場したメフィラス星人

第9話に登場。アーマードメフィラスについてもここで解説する。

レイオニクスバトルでテンペラー星人に負け、バトルナイザーも壊され失意のまま砂漠をさまよっていたところ、アーマードダークネスの暗黒剣(ダークネスブロード)に出会い、その力で魔戒騎士アーマードメフィラスとなる。

アーマードメフィラスとなった後は鎧の力に支配され、アーマードダークネスを復活させるために活動する。その道中で自分を煽ってきたダダを瞬殺、さらにテンペラ星人とその怪獣も巨大化すらせずに倒す。

悪質宇宙人:アーマードメフィラス
登場作品 大怪獣バトルNEO
登場エピソード 第9話「暗黒の鎧」
第12話「グランデの挑戦」
第13話「惑星崩壊」
身長 2~60メートル
体重 50キロ~2万5千トン

アーマードダークネスを復活させた直後にシリーズのお約束通りアーマードダークネスの攻撃を受けてしまい生死不明、その後完全に操られた状態となりレイとゴモラの前に巨大化して現れる。

レイのゴモラとミクラス2体がかりでも倒せないほど強力だったがゴモラがレイオニックバーストをして形勢が逆転、超振動波ゼロシュートで倒される。

鎧が破壊された後は正気を取り戻したらしく、自分達レイオニクスがレイブラッド星人に利用されていた事を悟り、レイに借りを返すためにペンドラゴンを妨害していたエネルギーフィールドを破壊して去って行った。

メフィラス星人としての出番は少なかったが一番紳士的だと言えるかもしれない。

 

アーマードメフィラス(G)
登場作品 ウルトラマンメビウス外伝
ゴーストリバース
身長 60メートル
体重 2万5千トン

ウルトラマンメビウス外伝に登場したアーマードメフィラス

『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場。

最初からアーマードメフィラスとして登場しており、アーマードメフィラス(G)とも呼称される。鎧の中身は大怪獣バトルNEOとは別個体。

怪獣墓場に流れ着いた鎧がメフィラス星人の怨念を呼び寄せて実体化したもので、今回も鎧の妖力に支配されている。その目的はギガバトルナイザーを使ってゴーストリバースことメカザムに怨念を憑依させ、エンペラ星人を復活させることである。

他の暗黒四天王と共にエースとタロウを人質にとってメビウスにギガバトルナイザーを取りに行かせる。裏切ったふりをしていたヒカリの活躍で一度はウルトラ戦士にギガバトルナイザーを奪われるが攻防の末に奪い返し、メビウスを庇って力尽きていたメカザムをゴーストリバースとして覚醒させた。

最後はメカザムの胸にギガバトルナイザーを挿し込んだところをヒカリに背後から攻撃されて消滅した。

鎧に支配されっぱなしだったせいか、落ち着き無く動き回ったり味方であるグローザムを犠牲にしたりと紳士っぽさは感じられない。また、浮遊する岩に腰かけたりメカザムを引っ張り出す際にリールを巻くような動きをしたりと、コミカルな仕草を見せることが多かった。

 

悪質宇宙人:メフィラス星人
登場作品 ウルトラゾーン
登場エピソード 第17、18話「メフィラスの食卓」

ウルトラゾーンに登場したメフィラス星人

声の出演:外島孝一

第17、18話内で放送された特撮ドラマ「メフィラスの食卓」に登場。巨大化はせず、最初から最後まで等身大の姿だった。

廃工場で暮らす世捨て人の前に現れ、ラッキョウが入った弁当をもらう。他に欲しいものはないかと問われ地球が欲しいことを伝えると、地球のどこでも好きな所に住めばいいと言われる。世捨て人に食卓をもらい、

誰かと食う飯が何で美味いかわかったらさ、戻るべき所へ戻んなよ(中略)。それまでは、地球はあんたのもんだ。

と告げられると地球侵略を開始した。

世捨て人の言葉を確かめるために何人かの人間を食卓に招き食事を共にするものの、それらの人々との食事は美味しくなかった。
しかし、最後にある母子を招き、かけがえのない家族との食事について聞かされたことにより世捨て人の言葉の意味に気づき、世捨て人に食卓を返した。なお、その親は食卓に見覚えがあるようだった。

世捨て人に返された食卓の裏側には、母子によって「ぱぱ大好き、帰ってきて」という落書きが書き加えられていた。その落書きを見て、世捨て人は泣き崩れるのであった。

本作では、メフィラス星人がラッキョウを食べる、人間を巨大化させるなど、過去作品へのオマージュらしきシーンが多く描かれている。
メフィラス星人の食事は、食物を口に持っていった瞬間に後ろ姿になり、実際に食べるシーンは映されないが凄まじい音がする、という表現が成されている。田口清隆監督によると、食物を原子分解して吸い込み、体内で再構成した後で咀嚼している・・・らしい。

 

悪質宇宙人:メフィラス星人・魔導のスライ
登場作品 ウルトラゼロファイト第2部
身長 2~60メートル
体重 50~2万5千トン

ウルトラゼロファイトに登場したメフィラス星人

声の出演:安元洋貴

カイザーダークネス(ウルトラマンベリアル)に仕える宇宙人集団・ダークネスファイブの参謀格で「魔導のスライ」という個人名を持つ。姿はアーマードメフィラスとほぼ同じだが、目が赤くなっている。

右腕のメフィラスブレードを武器とし、剣から光線を放つこともできる。また、自らの幻影を作り出す能力を持つ。

口調こそ丁寧だが人質をとるといった卑劣な面も持っており、ウルトラマンゼロに卑怯呼ばわりされると

「卑怯もラッキョウもありませんよ」

という二代目を髣髴とさせる迷言を残した。

ピグモンを人質にゼロを怪獣墓場に誘き出して、ベリアルがゼロの体を乗っ取るのに一役買った。
ゼロダークネスが誕生するとアナザースペースに向かい他のダークネスファイブと合流。ちなみにこの時わざわざピグモンを連れて行ったのだが、これがベリアルの敗因の一つになっていたりする。
ゼロが体を取り戻し、シャイニングウルトラマンゼロとなって時間を巻き戻していく様を目の当たりにすると撤退した。

前述した迷言に加え、お年玉プレゼンターを務めたりナレーションを乗っ取ったりと、ダークネスファイブの中でも特に強い印象を残したキャラクターである。

『ウルトラマン列伝』の第100話では怪獣を100体紹介するベリアル陛下のためにカウンターを用意した。
しかし放送時間が足りなくなり、そのことを陛下に進言すると怒った陛下が暴れだしてgdgdに終った。
最後に視聴者に対して醜態を詫びるというそつの無さも見せている。
第103話ではダークネスファイブを置いてどこかへ去ろうとする陛下に敢えて攻撃することによって命懸けで忠誠心を示し、他の面子共々陛下に仕え続けることになった。この時、とばっちりを受けてビーコンが爆死した。
ビーコンは犠牲になったのだ・・・スライの忠誠心・・・その犠牲にな・・・

『新ウルトラマン列伝』の第48話から第49話にかけては『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』の解説を行ってベリアル軍団がプラズマギャラクシーに行くきっかけを作り、彼自身もアーケードゲームに登場することになった。

大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティアに登場したメフィラス星人

CGショートムービーにラッシュハンターズのハンターリーダーにして妖刀破軍を持つ七星剣の1人である「メフィラス星人ジェント」(CV:藤沼健人)とギルドガードを束ねる「メフィラス星人シックル」(CV:子安武人)が登場。
アーケードゲームには上記の2人の他に赤い体を持つ「メフィラス星人スライサー」も登場している。

ウルトラマンオーブに登場したメフィラス星人

惑星侵略連合のリーダーとして登場しており、配下の宇宙人からは「ドン・ノストラ」と呼称されている。声はウルトラゼロファイトと同じく安元洋貴が担当。
メトロン星人タルデ、ナックル星人ナグス、ババルウ星人ババリュー、ジャグラスジャグラーを従えさせているが、侵略手口は過去の作品を彷彿させるような作戦を展開してその都度に失敗に終わっていることから、ジャグラーには「時代遅れ」だと言われている。
銀色のマントを羽織っており、初代と同様に冷静な性格であるが、予期せぬ事態に感情を露わにすることもある。第9話ではオーブに成りすましたババルウ星人ババリューに破壊作戦を命令した際、野生のテレスドンの出現に予想外であった事に動揺したり、作戦を実行しないどころか人類の側に寝返った彼に激高している。
ウルトラマンベリアルのフュージョンカードを自らの切り札として所持しており、さらにはジャグラーの持つ魔王獣のカードを付け狙っている。
第10話ではジャグラーからカードを奪い取ることを画作し、ブラックキングのフュージョンカードを授けてオーブの抹殺を命令、ナックル星人ナグスにオーブとブラックキングの戦いを観戦するジャグラーの隙をついて暗殺させる。その結果、ついに魔王獣のカードを手に入れたかに見えたが、九死に一生を得たジャグラーに報復され死亡、ベリアルのカードも彼に手に渡ってしまったのであった。

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