レオゴンとは、『帰ってきたウルトラマン』に登場する怪獣である。
象のように太い胴体と手足を持ち、そして背中には前に曲がった二本の煙突のような筒が生えている。
合性怪獣:レオゴン | |
登場作品 | 帰ってきたウルトラマン |
サブタイトル | 第34話「許されざるいのち」 |
体長/全長 | 50メートル |
体重 | 35000トン |
出身地 | 水野一郎の研究室→芦ノ湖 |
郷秀樹の幼馴染である生物学者の水野一郎が「動物も植物も生物は一つである」という理念の下“α‐レオン波”という特殊な電磁波で爬虫類と食虫植物(ウツボカズラ)の遺伝子を組み合わせて生み出した新生命体。
主な戦法は背中の筒から蔦のような触手を伸ばして相手を絡めとり、相手の動きを封じてからのタックル攻撃。またこの触手は小さい生き物を捕らえて筒の中に引きずり込んで捕食する際にも使用される。
水野の理論通りα‐レオン波を浴びせた卵から誕生、喜ぶ水野であったが、レオゴンは一晩で成長し、研究室から脱走してしまう。芦ノ湖へと逃げ込んだレオゴンはとうとう巨大怪獣にまで変貌、その存在を知ったMATによって討伐作戦が開始される事となる。この時の戦闘でマットジャイロに付着したレオゴンの触手の断片からあの怪獣は動物だけでなく植物の性質も有している事が明らかとなった。
その後、たまたまレオゴンが水野の研究室で生まれたと知ってしまった次郎によってその事を聞かされた郷は水野の元へ赴き、彼を説得。彼からα‐レオン波を変換したβ‐レオン波を使えばレオゴンを倒せると聞き、郷は早速電磁波照射器を持った水野と共にレオゴンを倒そうと芦ノ湖に行って水野にβ‐レオン波による攻撃を頼むも、すでにレオゴンに情を抱いてしまっていた水野にはそれが出来ず、湖に飛び込んでレオゴンの側に駆け寄ろうとするが、レオゴンはそんな水野を捕食し、さらに彼を止めようと同じく湖の中に入っていた郷にも襲いかかった。
郷はMATがレオゴンを攻撃している間にウルトラマンに変身してレオゴンと交戦。触手を用いての不意打ちやボディプレス攻撃でウルトラマンを苦しめるが、最後はウルトラブレスレットのカッター攻撃によって前足と背中の筒を斬り取られて絶命、身体は爆破炎上して消滅した。
事件解決後、水野の家は彼の残した遺言書から児童博物館として改装される事になったが、家財道具の整理作業の折、α‐レオン波照射器は「あんなもの要らない」と判断した次郎の手で焼却処分された。
同話のプロットは一般から寄せられたネタを元に作られたとされているが、その投稿者こそ後に『ゴジラvsビオランテ』の原案者となる小林晋一郎であり、事実、レオゴンの特徴も“動物と植物の融合怪獣”という点や“芦ノ湖に出現する”という点がビオランテと共通している。
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最終更新:2024/11/15(金) 00:00
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