リズム天国ザ・ベスト+とは (リズムテンゴクザベストプラスとは) [単語記事]

リズム天国ザ・ベスト+とは、今までのシリーズから厳選されたリズムゲームのベスト盤＋新作リズムゲーム集、その第五作目である。

あらまし

「つんく♂、声帯を摘出」　かつてシャ乱Q ボーカル、アイドルプロデューサーでありながら、リズム天国のプロデューサーとしても関わっている彼のこのニュースは世間に衝撃を与えた。当然今回の制作体勢にも大きく影響を与えたに違いない。声失えど、かの時から関わっていたスタッフ達の力を借りて、今一度あの興奮が蘇る。

前作までとの変更点・新要素

ストーリーの初導入
詳しくは下記「ストーリー」にて
「ゴールド」「みんなの」からの移植ステージの操作方法が少々変更
今作はボタン操作のみ(orかんたんタッチ操作のみ)であり、それに合わせるため。それによって難易度が変わったと感じる旧作からのプレイヤーもいるとか。
ゴールドからの移植ステージの画面レイアウト変更
ゴールドはDS縦持ち→今作は3DS横持ちなのでそれに合わせて変更になっている。
基本的にプレイに影響はないようになっているが「ボックスショー」は少し慣れが必要かもしれない。
ジャスト判定可視化
下画面にボタン判定の結果(ボタン入力がジャストか遅れてるか早いか)が表示されるようになった。そもそもの入力タイミングがシビアすぎて気付かれてもいなかったが、実は初代からジャスト判定は自体は存在していて、ノリカンの上下に大きく影響していた。「ミスなくクリアしたのにノリ感が下がった」と感じたらこのジャスト判定が少なかったということである。さりげに前作はジャスト判定の加点要素が大きくなり、ミスの1回や2回では平凡落ちにならなかった事にも気づいていただろうか？今作もそのジャスト判定は助けとなり、そして文字通りの意味でも牙をむくことになる。
得点可視化
今まで「やりなおし」「平凡」「ハイレベル」の3つしか評価がなかったが、今回は100点満点のスコアが出る。
60点以上で平凡、80点以上でハイレベル。100点を取るには全部ジャスト判定を取らないといけない。
キメ星システム
 ステージごとに決められたタイミングで上記のジャスト判定を取ると「キメ星」を獲得でき、クリア後に貰えるコインが1個増える。
どの判定がそうなのかというのは下画面で教えてくれる。それによる目押しもある程度可能。
ノリカン最大値の変更
前作までの「140」からぐんと低い「100」までとなったことで、より分かりやすくなった。と言える、のか？
チャレンジトレイン登場
他音楽ゲームにもある段位認定やエキスパートコースのような中～上級者向けのステージである。詳しくは下記参照。
パーフェクトキャンペーンのシステム変更
通常のゲーム選択画面には現れず、「チャレンジランド」で行われることになった。こちらも詳しくは下記参照。
今作ではミスしたらその時点で閉店し、即ステージが終了する。コインも貰えないので、前作までのように練習を兼ねて最後までプレイというのはできなくなった。
飛び出すリズム天国
 3DSなので勿論立体視搭載。一部のステージでは立体視ならではの迫力を味わえる。ﾜｰｽｺﾞｲ
その他
えり～ながあり～さになったりエピローグの一枚絵が変更になってたり云々。自分の目と耳で確かめよう！

ストーリー

テビリって子が天の国から落っこちてきたので、手助けしてあげましょうというもの。「天に届きそうだから」という理由でひとまずは森の中にある塔を目指して様々な関門を突破するという流れで始まる。

関門では「初代」・「ゴールド」・「みんなの」・「新作」のリズムゲームワンセットを順に遊んでいく。リミックスは無い。
２つの関門を突破するごとにエンドレスゲームが行く手を阻む。難易度に沿ってコインを払い、条件をクリアする。
クリアしてないゲームを１つ１つクリアするごとに、取るに足らない寸劇が入る

数回その流れを繰り返して森の中の塔に入ってようやくリミックスにお目にかかれるが、その後は・・・

なりゆきでエンディングになってしまったかと思ったらなんとスタッフロールのハッタリをかけられてまで、これからが本番であることを思い知らされる、と同時に６つの塔が一気に出現する。当然その中にリミックスが潜んでいて、さらに各関門にいた面子（門番除く）が全員塔のオーナーかつリミックスのテーマそのものであったという衝撃的な事実が明かされる。今までのシリーズと違って塔の攻略順は自由。６つ全部攻略した時点で、今度はちゃんとしたエンディングになる。

が。「エンディング後にまだゲームあるだろう」と身構えている熟練のシリーズプレイヤーの期待に応えるかのごとく天の国の一大事に乗り出すことになる。関門３つ、門番、とくぐり抜けていくととんでもない「ゴール」が姿を表す。この先の展開、そして結末は君の目で確かめてほしい。まあ大したことはないんだけども。

キッサ店

いつもの喫茶店なのだが、いくつかの施設も併設されている。

ヤギ：餌を使いリズムに全く関係ないコリントゲームができる。10Lvごとにマスコットのごほうび。
マッスル人形ＶＳ：すれ違い通信対応、ノリカンが正確性を決める擬似対戦ゲーム。
ショップ：「リズムアイテム」「音楽」がコインで、「リズムゲーム」がノリ玉で買える。
ミュージアム：これまで遊んだゲームのいろんな要素が飾られている。エピローグの一枚絵も見れる。またリズムゲームはここからでも遊べる。

記念バッジ

今作ではやりこんだ内容によってバッジを貰うことができる。種類は大きく分けて以下の通り。

リズムゲームコンプリート率：「森の塔クリア」に始まり、「全ゲームで遊ぶ」まで
リズムゲーム合格率：「全ゲームハイレベル」「全ゲームパーフェクト」「全ゲームキメ星取得」
店売りアイテムコンプリート率：「リズムアイテム全購入」、「音楽全購入」
チャレンジトレインコンプリート率：初級から上級まで
ヤギ：Lv10からLv200まで
マッスル人形ＶＳ：ゲーム内住人に対しての勝利数、宝箱の取得数

キッサ店のひみつ

ミュージアム：おんがくを聞く前にＬＲボタンを同時押ししていると・・・？
ミュージアム：エンドレスゲームが遊べるようになったら、既定のスコア以上取得で・・・？
マッスル人形ＶＳ：最強の住人はノリカン95の「喫茶店のマスター」
ショップ：ノリ玉で全部のリズムゲームを買った後は、余ったノリ玉を「30コインで買い取ってくれる」
ヤギ：最後のマスコットは「Lv200」で貰える

チャレンジランド

ゲーム序盤の関門を攻略すると行けるようになる。ストーリーを進めると「チャレンジトレイン」が開放、また「パーフェクトキャンペーン」が行われる。チャレンジトレインでは初回クリア時、パーフェクトキャンペーンではクリアに応じて「ノリ玉」が貰える仕組みになっている。ショップで使うとミュージアムで飾られる「ストーリー外のリズムゲーム」を購入する事ができ、なおかつこの店売りゲームはチャレンジトレインの出題対象になりうる。ちなみにこのモードはマルチプレイに対応しており、一人がソフトを持っていれば他の人が持っていなくてもプレイできる（最大4人まで）。

チャレンジトレインの基本ルールは以下の通り。

最低でも３種類、多くて８種類くらいのゲームを連続でこなす
ゲームには目標条件があり、２回まで条件失敗でのミスが許される

目標条件は以下の通り。

～～点以上を取る：指定スコア以上を獲得でクリア。通常のプレイに一番近い形でのプレイとなるが、パーフェクト余裕なら難なくこなせる目標。
後半ステージは85点～90点以上とかなり高いスコアを要求してくることもあるので、その場合はある程度ジャストも狙わなければならない。
チャレンジトレインではキメ星は登場しないので、多少ミスしても諦めないことが大事。
ライフ～～個でクリア：ミス判定でライフ減少、1つ以上ライフが残っていればステージクリア。
パーフェクトキャンペーンに慣れていればかえってぬるい目標。等速の場合は。
かいじゅうルール：ゲームが始まると同時にゲーム画面そのものがかいじゅうに引き寄せられていき、ジャスト判定を取らないとじきにかいじゅうに喰われその場でミスという特殊なルール下でのプレイ。視覚に頼らせないリズム天国シリーズならではのサバイバルルール。ゲームの長さに応じてかいじゅうに近づく速さは変わるので、落ち着いて楽曲を聴いてプレイしよう。ジャスト以外は等価なのでミスを恐れなくていいと言う面もある。

これに組み合わさって、なんとリズム天国アーケード版でステージ１カテゴリにのみ実装されていたテンポアップが登場。中盤以降はテンポアップがデフォな状態となるので、通常版に慣れていても全く油断できない。

・・・ちなみに、そのアーケード版の動画がこちら。今作では曲のアレンジまでは行われませんが参考までに。

パーフェクトキャンペーンの全貌

チャレンジランドで行われるパーフェクトキャンペーンだが、ストーリー中に遊べるゲームのみならず店売りのゲームまで対象となるため、100種以上の超絶ボリュームと化した。店売りの中では一部トラウマクラスも混じっており、パーフェクトキラーと名高い「だいスキRAP」、慣れるまでいくらでもミスする「ボッサレシーブ」には要注意。ストーリーの最後に待ち受ける「ファイナルリミックス」に至ってはエンドレスゲームズやてほどきまで巻き込んでの歴代タイトル BGM リミックスでイメージトレーニング遮断かつ初見殺し満載と、もう滅茶苦茶な構成となっている。とはいえいつもの覚えゲーであり、タイトルＢＧＭ地帯はそのソフトでしか出ていないゲームのみが登場する。良くも悪くも慣れである。