「完全生命体イフ」とは、「ウルトラマンマックス」に登場した、己が身に受けたあらゆる攻撃を自分の能力にして無限に強くなるという、直接的な攻撃では絶対に倒せないウルトラシリーズ史上最強の怪獣である。
| 完全生命体イフ | |
| 登場作品 | ウルトラマンマックス |
| サブタイトル | 第15話 「第3番惑星の奇跡」 |
| 体長/全長 | 第1形態:4メートル 第2形態:27メートル 第3形態:31メートル 第4形態:52メートル 最終形態:54メートル |
| 体重 | 第1形態:32000トン 第2形態:35000トン 第3形態:43000トン 第4形態:46000トン 最終形態:49000トン |
| 出身地 | 宇宙(詳細不明) |
三池崇が監督した「ウルトラマンマックス」の第15話「第3番惑星の奇跡」に登場した怪獣で、宇宙から突然降ってきた当初は巨大な白いドーム状の生命体でまったく動く気配を見せなかったが、防衛チームDASHが焼き尽くそうと焼夷弾で攻撃した際に、炎を吐く怪獣の姿に変身した。
「あらゆる攻撃を吸収して自分の能力にして無限に強くなる」と言う”完全生命体”の名に恥じないチート能力を持っていた為、DASHのミサイルやレーザーによる攻撃をうけても、身体にミサイルやレーザーの発射口を作り出した新たな姿に変貌を遂げ、果てには、ウルトラマンマックスの必殺光線マクシウムカノンを受けて爆発四散したかに思えたところで強靭!無敵!最強!とばかりにマクシウムカノンばりのビームを乱射する能力を得て復活し、結果、ウルトラマンマックスが逃げ出すという前代未聞の戦略的撤退を行わざるをえない状況に追い込んだ。
そして、ウルトラマンマックスですら倒せない完全生命体イフにより世界が破壊しつくされて滅亡のお知らせを鳴り響かせ、地球は破滅するかに思われたが、瓦礫の中から完全生命体イフの前二現れた盲目の少女アッコの
怪獣さん、そこにいるよね。
怪獣さんは、音楽、嫌い?私はね、大好きなの。
と言う言葉と共にアッコがピッコロを演奏しはじめると、その音を聴いた完全生命体イフは、演奏能力をコピーして己の身体を巨大な楽器の様な姿に変貌させ、演奏するアッコを伴ったウルトラマンマックスに誘われて地球を離れて宇宙へと消えていった。
※ウルトラマンマックスDVD5巻には、三池崇による別のエンディングが収録されているが、16話で使う予定だった映像がまぎれたものだと思わざるをえない内容となっている。いや多分このエンディングを忘れさせる為に16話は存在するのかもしれない。
ウルトラマンを倒したゼットンや、ゾフィー兄さんをネタキャラにしてしまった上にウルトラマンタロウまで倒したバードン等、これまでにも歴代ウルトラマンを倒した怪獣・宇宙人は数多く存在した。
そしてそれらは全て返り討ちにあって倒されているのだが、完全生命体イフについては、相手の攻撃を吸収して無限に強くなるという能力から、「ウルトラQ」に登場したあらゆるエネルギーを無限に吸収して巨大化する「バルンガ」と並んで、正攻法では絶対に倒せない怪獣と言われている。
本来こういったウルトラマンが倒せない要素を持つ怪獣は、同じくを攻撃を受けることに強くなる変身怪獣ザラガスの様に脳にダメージを受けた事で倒されるといった弱点を設けて、最終的にはウルトラマンに倒されることになるのがセオリーだと考えられるが、”完全生命体”の名の通り、完全生命体イフにはそんな弱点が存在しないというのも最強の怪獣と呼ばれる点である。
唯一の救いは、攻撃されなければ自身の意思で破壊活動を行わない事で、最初に地球に落ちてきた姿では、何を考えているのかはさっぱり解らないところが、すでに何かを超越した存在なのではないかと思わせる怪獣でもあり、ウルトラマンマックスを退散させた第4形態の禍々しさを伴う神獣の様なデザインもさることながら、楽器形態は荘厳な楽器の集合体な姿をしており、その取り扱いによって神にも悪魔にもなる存在である事が解る。
※デザインは、脚本を担当した三池崇史作品の常連NAKA雅MURA(なかむら・まさる)。
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最終更新:2025/12/11(木) 08:00
最終更新:2025/12/11(木) 07:00
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