1989年クラシック世代 単語


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1989年クラシック世代とは、競馬において1986年に生まれ1989年にクラシック競走を走った(旧4歳、現3歳を迎えた)競走馬の世代である。

概要

一つ上のアイドルホースオグリキャップを代表とする88世代の名馬たちと多くの重賞レースで鎬を削り、宝塚記念で悲願のGⅠ制覇を果たしたオサイチジョージを代表とする世代。

2021年現在に至るまで、唯一の芦毛馬にして茨城県出身であるダービー馬ウィナーズサークルや、ダート1200mと芝3600mでレコードを出した皐月賞馬ドクタースパート、20頭立て20番人気ながらGI勝利の大番狂わせを起こしたサンドピアリス、田んぼ馬場とまで言われた不良馬場の弥生賞で大差勝ちした「水かきの付いた馬」ことレインボーアンバー、逆に重馬場が大の苦手にもかかわらずいつもレースに出るたび雨を呼んでしまう「不運の雨男」サクラホクトオー、得意距離である1800m前後で後方一気の末脚で3度のレコード勝ちを記録した秋天2着馬ムービースター、父が出れなかった菊花賞を勝ち、78年の菊花賞馬インターグシケン以来のフリーハンデ「62」を贈られた[1]バンブービギン、重賞勝利こそなかったもの数え15歳まで中央競馬で走り続けたミスタートウジンなどが特筆する馬だろうか。

地方においては、重賞未勝利ながら無敗の10連勝で生涯を終えた船橋競馬場のアクチブハトリ、全日本アラブ優駿を勝利した福山の名馬アサリユウセンプー、岩手馬として初めて地元のダービーグランプリを勝利し南関東にも遠征するなど全国区で活躍したスイフトセイダイ、同じく岩手でスイフトセイダイと2強を形成し「SG対決」と呼ばれ共に岩手競馬の黄金期を作ったグレートホープ、牝馬ながら南関東三冠を達成し地方代表としてジャパンカップにも出走、引退レースで前売りから元返し、他の馬が全て万馬券になった伝説を持つ「公営最強牝馬」ロジータがいる。

海外では、91年のジャパンカップの最終直線でメジロマックイーンを並ぶ間もなく抜き去っていったゴールデンフェザント、そしてそのゴールデンフェザントの祖国であるアメリカでは後に日本で種牡馬として活躍するサンデーサイレンスが、イージーゴアと激突していた世代である。また2000ギニーステークスとダービーステークスを制しイギリス二冠馬となったナシュワンがセントレジャーステークスを回避し凱旋門賞への挑戦を表明(実際は出走せずに引退)、英国三冠路線の失墜が決定的なものとなった年でもあった。

オグリキャップによって引き起こされた第二次競馬ブームの最中にクラシックを走った世代。ただ、クラシックを勝ち取った馬の多くが脚部不安を抱え、更に上下の世代に、1988年クラシック世代(オグリキャップ世代)と1990年クラシック世代(メジロマックイーン世代)という強力な世代が存在したことで、取った平地古馬GI競走がジャパンカップを勝った外国馬を除けばオサイチジョージの宝塚記念ただ1つとやや物悲しいことになっている。対して地方競馬はロジータやスイフトセイダイと言った名馬が現れ、この世代の注目度は中央より非常に高かった。

勝利馬

中央平地GI級

世代別GI

競走名 1988年(旧3歳) 1989年(旧4歳)
朝日杯3歳ステークス サクラホクトオー
阪神3歳ステークス ラッキーゲラン
皐月賞 ドクタースパート
東京優駿(日本ダービー) ウィナーズサークル
菊花賞 バンブービギン
桜花賞 シャダイカグラ
優駿牝馬(オークス) ライトカラー
エリザベス女王杯 サンドピアリス

古馬GI

競走名 1989年(旧4歳) 1990年(旧5歳) 1991年(旧6歳)
天皇賞(春)
安田記念
宝塚記念 オサイチジョージ
天皇賞(秋)
マイルチャンピオンシップ
ジャパンカップ [米]Golden Pheasant
スプリンターズステークス 1990年よりGI昇格
有馬記念

中央障害重賞

競走名 1989年(旧4歳) 1990年(旧5歳) 1991年(旧6歳) 1992年(旧7歳)
東京障害特別(春)
阪神障害ステークス(春)
中山大障害(春) シンコウアンクレー
京都大障害(春) メジロアニタ アツムテキ
阪神障害ステークス(秋)
東京障害特別(秋) ディビーグロー
京都大障害(秋) エーコークロス
中山大障害(秋)

英クラシック

競走名 1989年(現3歳/旧4歳)
1000ギニーステークス Musical Bliss
2000ギニーステークス Nashwan
オークスステークス Snow Bride
ダービーステークス Nashwan
セントレジャーステークス Michelozzo

米三冠

競走名 1989年(現3歳/旧4歳)
ケンタッキーダービー *Sunday Silence
プリークネスステークス *Sunday Silence
ベルモントステークス Easy Goer

代表的な馬

  • アクチブハトリ
  • アサリユウセンプー
  • ウィナーズサークル
  • オースミシャダイ
  • オサイチジョージ
  • カミノフシラビ
  • カリブソング
  • グレートホープ
  • サクラホクトオー
  • サンドピアリス
  • シャダイカグラ
  • シンコウアンクレー
  • スイフトセイダイ
  • トウショウファルコ
  • ドクタースパート
  • バンブービギン
  • ホクトビーナス
  • ミスタートウジン
  • ムービースター
  • メジロモントレー
  • ライトカラー
  • ラッキーゲラン
  • レインボーアンバー
  • ロジータ

海外調教馬

  • イージーゴア()
  • *ゴールデンフェザント()
  • *サンデーサイレンス()
  • *デインヒル()
  • *ホークスター()

関連項目

  • 競馬
  • 競走馬/競走馬の一覧
前世代 当世代 後世代
1988年クラシック世代 1989年クラシック世代 1990年クラシック世代

脚注

  1. *1年前の菊花賞馬であるスーパークリークも1上回っていた
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