2024年クラシック世代とは、2021年に生まれ、2024年にクラシック競走を走る競走馬の世代のことである。
日本国内でディープインパクトに唯一土をつけたハーツクライの産駒は、この世代が最終世代である。また、シュヴァルグランやスワーヴリチャードといった馬たちの初年度世代でもある。
一方、この世代の一番大きなトピックは、ダート三冠路線が中央にも開放され、中央馬と地方馬がしのぎを削っていく最初の世代となる(とはいえ、初年度は地方馬に配慮して中央枠を少なめにしている競走もあり)。
ホープフルSがGⅠに昇格してからJRA2歳GⅠの阪神JF・朝日杯FS・ホープフルSの3競走の優勝馬すべてが複数のGⅠを勝利している初の世代となる。加えて全日本2歳優駿優勝馬も複数のGⅠを制しているので、国内2歳GⅠ級優勝馬が全てその後GⅠを制していることになる。
リアルダビスタ企画では、レライタム(父*サンダースノー・母シュシュブリーズ・母父フジキセキ)が誕生している。
2025年現在4歳世代。古馬シーズンを迎えたばかりのため、今後大きく評価が変わる可能性が高い。以下は2025年11月下旬時点での記述である。
現時点での世代代表は、全日本2歳優駿を圧勝し、3歳で中東ダービーを2勝、ケンタッキーダービーとBCクラシックでともに3着、JDCと東京大賞典を勝ち、4歳に入るとサウジカップでロマンチックウォリアーとの歴史的死闘を制し、秋には日本馬初のBCクラシック制覇を為し遂げたフォーエバーヤングで衆目の一致するところだろう。
芝では朝日杯FS・NHKマイルC・安田記念・マイルCSを勝ち史上初の芝牡馬マイルGⅠ完全制覇を果たしたジャンタルマンタルが現時点の代表か。皐月賞出走取消からダービーでダノックスに悲願のクラシックを贈り、4歳でドバイSCを勝ったダノンデサイルがそれに続く。
ほか芝の牡馬クラシックでは、急逝した藤岡康太の想いを背負って皐月賞を無敗で制したジャスティンミラノはダービー2着のあと屈腱炎で引退。春には「気性が赤ちゃん」と言われていたアーバンシックは菊花賞を制した。古馬となってからは菊花賞2着馬ヘデントールが天皇賞(春)を制し、皐月賞でレコードを演出したゴルシ産駒の逃げ馬メイショウタバルは武豊と宝塚記念を逃げ切った。
牝馬では初めてホープフルSを制し皐月賞・ダービーに挑み、64年ぶりに3歳牝馬として有馬記念を制したレガレイラと、オークス・秋華賞の二冠牝馬となったチェルヴィニア、ヴィクトリアマイルを勝った2歳女王アスコリピチェーノの3頭が並び立つ。桜花賞馬ステレンボッシュもオークス2着・秋華賞3着・香港ヴァーズ3着と活躍を続けたが古馬になってからは苦戦気味。
新設されたダート三冠では前述のフォーエバーヤングのほか、白毛馬アマンテビアンコが羽田盃を、ラヴェリータの孫ラムジェットが東京ダービーを制した。牝馬ながら羽田盃2着、東京ダービー3着と好走したアンモシエラはJBCレディスクラシックを2年連続で逃げ切り連覇。JDCでフォーエバーヤングの2着に食い下がったミッキーファイトは翌年の帝王賞とJBCクラシックを制し、国内ダート中距離王の地位を固めつつある。
2025年10月時点でGⅠ未勝利の面々では、芝ではダービー3着、愛チャンピオンS3着、凱旋門賞に挑みジャパンカップ2着、サウジでネオムターフCを勝ったシンエンペラー、海外重賞を2勝し凱旋門賞5着のビザンチンドリーム、秋華賞など重賞2着6回の新たな「最強の1勝牝馬」ボンドガールと「主な勝ち鞍:ゆきやなぎ賞」でGⅠ戦線で活躍する2勝馬ショウナンラプンタ、重賞3勝の1800m巧者シックスペンス、3歳のスプリンターズSで驚愕の2ハロン目9秒9を叩き出し4歳のアイビスSDでカルストンライトオの伝説のレコードに並んだ快速牝馬ピューロマジック、ウインバリアシオン産駒の青森産馬として注目を集めるハヤテノフクノスケなど。
ダート方面ではホープフルSで単勝万馬券ながら3着に力走、春クラシックに挑んだあとダート戦線で活躍するサンライズジパング、JBCスプリント2着のチカッパ、KYダービー5着のテーオーパスワード、25年ぶりに3歳牝馬で中央古馬ダート重賞を勝ったテスコガビーの全妹の末裔ガビーズシスター、牝馬重賞戦線の常連となっているテンカジョウなどがいる。
地方では京浜盃を7馬身差で圧勝したサントノーレ、岩手二冠馬フジユージーン、東海三冠馬フークピグマリオン、高知三冠馬プリフロオールイン、東京ダービー4着・JDC5着の高知代表シンメデージーなどがいる。
| 競走名 | 2024年(3歳) | 2025年(4歳) | 2026年(5歳) | 2027年(6歳) | 2028年(7歳) |
|---|---|---|---|---|---|
| フェブラリーステークス | |||||
| 高松宮記念 | |||||
| 大阪杯 | |||||
| 天皇賞(春) | ヘデントール | ||||
| ヴィクトリアマイル | アスコリピチェーノ | ||||
| 安田記念 | ジャンタルマンタル | ||||
| 宝塚記念 | メイショウタバル | ||||
| スプリンターズステークス | |||||
| 天皇賞(秋) | |||||
| エリザベス女王杯 | レガレイラ | ||||
| マイルチャンピオンシップ | ジャンタルマンタル | ||||
| ジャパンカップ | [仏]Calandagan | ||||
| チャンピオンズカップ | ダブルハートボンド | ||||
| 有馬記念 | レガレイラ |
| 競走名 | 2024年(3歳) | 2025年(4歳) | 2026年(5歳) | 2027年(6歳) | 2028年(7歳) |
|---|---|---|---|---|---|
| 阪神スプリングジャンプ | |||||
| 中山グランドジャンプ | |||||
| 京都ハイジャンプ | |||||
| 東京ジャンプステークス | |||||
| 新潟ジャンプステークス | |||||
| 小倉サマージャンプ | |||||
| 阪神ジャンプステークス | |||||
| 東京ハイジャンプ | |||||
| 京都ジャンプステークス | |||||
| 中山大障害 |
| 競走名 | 2023年(2歳) | 2024年(3歳) |
|---|---|---|
| 全日本2歳優駿 | フォーエバーヤング | |
| 羽田盃 | アマンテビアンコ | |
| 東京ダービー | ラムジェット | |
| ジャパンダートクラシック | フォーエバーヤング |
| 競走名 | 2024年(3歳) | 2025年(4歳) | 2026年(5歳) | 2027年(6歳) | 2028年(7歳) |
|---|---|---|---|---|---|
| 川崎記念 | |||||
| かしわ記念 | |||||
| さきたま杯 | |||||
| 帝王賞 | ミッキーファイト | ||||
| マイルチャンピオンシップ南部杯 | |||||
| JBCレディスクラシック | アンモシエラ | アンモシエラ | |||
| JBCスプリント | |||||
| JBCクラシック | ミッキーファイト | ||||
| 東京大賞典 | フォーエバーヤング |
| 競走名 | 2024年(3歳) | 2025年(4歳) | 2026年(5歳) | 2027年(6歳) | 2028年(7歳) |
|---|---|---|---|---|---|
| サウジカップ (كأس السعودية) (Saudi Cup) |
フォーエバーヤング | ||||
| ドバイシーマクラシック (دبي شيماء كلاسيك) (Dubai Sheema Classic) |
ダノンデサイル | ||||
| ブリーダーズカップ・クラシック (Breeders' Cup Classic) |
フォーエバーヤング |
| 前世代 | 当記事 | 後世代 |
|---|---|---|
| 2023年クラシック世代 | 2024年クラシック世代 | 2025年クラシック世代 |
▶もっと見る
▶もっと見る
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/11(木) 17:00
最終更新:2025/12/11(木) 17:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。