カービィファイターズ2とは、3DSダウンロードソフト「カービィファイターズ」の系譜の対戦アクションゲームである。Nintendo Switchダウンロードソフトとして2020年9月24日にリリースされている。
概要
ゲーム内容に関しては「カービィファイターズ」の記事を参照するのが一番わかりやすい。
この記事では「ファイターズZ」からの継承・もとい変更点について解説していく。
新アクション
なんと、カービィがコピー能力を有しながら「ほおばる」ボタンで相手や星弾にかぶり付くことが可能になった。すべてのコピー能力・もといバディ(後述)が投げ技を持っているのと同義でありガード中にもほおばる等で掴むことができ、接近戦の駆け引きに幅が生まれた。この操作で相手を「なげる」ことも可能。投げた相手が吹っ飛んでいるときに同じチームメンバーが追い討ちをかけることもできる。星弾はボス戦に該当するバトルで登場し、当然相当なダメージをボスに与えることができる。ちなみに「ほおばる」を空ぶった時はかなりの隙ができる。乱発要注意。
コピー能力
Zにもあるもの
新顔解説
ヨーヨー
スーパーデラックスで初登場…してるんだけど3DS系ではなぜか採用されなかったコピーが今作では登場。素早い「ヨーヨー投げ」を主軸として「上なぎヨーヨー」で対空、「よこなぎヨーヨー」で対地の戦法が取れる。「いぬのさんぽ」は威力こそ低いが連続で当てることができ、使い方次第では強力な中距離攻撃になる。ダッシュ攻撃の「ブレイクスピン」は連打で「ジャンプスピン」に移行することができ、相手に強烈なタックルを叩きこむ。経験者にはおなじみ大技「ゲイザースパイラル」は抜群の対空性能を誇る。
ウォーター
Zではウィップが登場していたが、同期初出のコピー能力として新たに登場。スターアライズでもフレンド技として活躍したその性能はまさに飛び道具の鬼。「ウェーブショット」は地を這う使い勝手のいい技で、「かんけつせん」「レインボーレイン」による対空もバッチリ。「ふんすいホバー」で相手を空中から翻弄し、「サーファータックル」で地上からの奇襲を狙える。近づいてきた相手には出の早い「ウォータークラウン」で牽制できる。コンボとしては「サーファータックル」→「かんけつせん」につなぐのが一番わかりやすい。
スティック
スターアライズで登場したコピー能力。「ぼう」は連打しているだけで連続攻撃「ぼうじゅつらんぶ」になり、反対を向きながら攻撃すると「うらぼう」となり反対方向に攻撃が届く。「たかたかぼう」が対空、「さこんうこん」が対地。空中で繰り出せる「たかとびざつぎ」の後の「つくつくぼう」へのコンボが非常に強力で敵を寄せ付けない。ダッシュ攻撃は「にょいぼうせんり」という中距離技になり、ボタン長押しで溜めることができるのが独特。溜めた後に放つと威力・距離ともに上がる「にょいぼうばんり」。ゲイザースパイラルコマンドで本人は飛び上がらない「たけとんぼう」で強力な対空、カウンター技である「きゅうそのかまえ」も持っている。
アーティスト
絵心爆発、絵描きのコピー能力。スターアライズで登場した性能とほぼ変わりないので「絵ふでスラッシュ」の攻撃範囲・スピード共におかしなことになっている。「天じょうがスラッシュ」もすり抜け床の真下で撃つには最適すぎる範囲で放っており、これに加えて強力な突進技「絵ふでスプラッシュ」もある。「ペインター」は描いた絵を突進させる技であり、スプラッシュを繰り出す前の牽制として使える。「スカルプチャー」は出来上がる彫刻次第だが「じょうねつのはかい」で強力な一撃を狙う技であり、「さくひんいどう」という技の扱いでわずかながら左右に移動可能。「ペインター」で敵の隙を作る→「絵ふでスプラッシュ」で接近しつつ壁際に→「絵ふでスラッシュ」の連打で生半可なCPは瞬く間に倒れる。
レスラー
オッス おいらは格闘コピーっす。スープレックスをより近接攻撃寄りにしたニューカマーのコピー能力である。「チョップ」「れんぞくチョップ~きめチョップ」が立ち攻撃。出が少し遅い「うちあげラリアット」はおにごろしかえんハンマーみたいな使い勝手で攻めることができる。「ローリングソバット」「ヘッドバット」は範囲こそ狭いが素早い技なのでうちあげ後のコンボにも使える。ダッシュ技の「フライングドロップキック」はジャンプボタンと攻撃ボタンの同時押しという独特なコマンド。「レスラーピンポイントキック」「レスラーもうれつストンピング」はスープレックスのそれとやや同じ動き。ゲイザースパイラルコマンドの「メテオぷらんちゃ」はどっちかというと奇襲用。「つかみタックル」「リフトアップ」から派生する投げ技の数々はまさに投げ系格闘コピーの定番。使いこなしてみよう。
バディ
今回登場するのはカービィだけじゃないッ!あいつやそいつも大・参・戦!!
カービィファイターズZでは使用できなかった「バンダナワドルディ」「グーイ」「マホロア」が新たにプレイアブルとしてラインナップ。さらに、後述するストーリーモードでも対抗してくる「メタナイト」「デデデ大王」も名を連ねる。
バンダナワドルディ
「バ」ンダナワドル「ディ」。後述のモードでも最初のバディとしてついてくることになる。技のだいたいはコピー能力のスピアによく似ているので、Wiiで慣れているひとは使いやすいと思われる。「大地づき」の移動距離がとんでもないことになっている。
グーイ
その顔は普段何を思い、何を考えているのだろう…星のカービィ3(もといスタアラの星の○○モード)以来の単独プレイアブルは、使い勝手もスタアラの時と同じくウィップ+バーニング+ストーン+α。マターもどきも健在で奇襲用に使える「かくさんダークレーザー」も覚えている。
マホロア
熊崎プロデューサー担当作品で毎度おなじみのいかさまタマゴ。ラスボス経験者が道中で当たり前のようにポップしてくる恐怖にふるえるがいい。「まりょくきゅう」とその溜め技、「キルニードル」とその溜め技、ダッシュ技「マホロアストーム」、「ジェムリンゴボム」、「ブラックホール」という技構成。空中緊急回避ですごい距離を移動する「いくうかんバニシュ」を使いこなすと戦いやすいかも。変則ゲイザースパイラルコマンド「ウルトラソード」は最初に長くしゃがむ点に注意。
メタナイト
今日も彼のお面が何処かで割れる!世界一カッコいい一頭身とカービィファンの間でも評判の彼の性能は、基本的にはソードだけど対空技だと飛び上がるような攻め方はできない。ゲイザースパイラルコマンドで「シャトルループ」を繰り出すことができ、奇襲に使える。「メタコンドルダイブ」はダッシュ中に繰り出すことができる。ややウイングっぽい動きで戦うことが可能。「ギャラクティックカウンター」によるいわゆるカウンター技もできる。
デデデ大王
自称・大王ってウワサですわよ。カービィの長きにわたるライバルは、性能自体はスターアライズの時とそこまで大差ない。「ばくれつデデデハンマーなげ」が無限に打てる点も同様。「ヘッドスライディング」と「スーパーデデデジャンプ」を使いこなせば、気分はまさにMt.DEDEDE!
モード
対戦モード
今回は据え置き機(みたいなもの)でのリリースなのでJoy-conの数があれば一台で最大4人対戦が可能。チーム戦・個人戦の二通りが用意されておりとにかく体力削って勝てばいいんですよ勝てば!!
オンラインモード
今回は据え置き機(みたいなもの)でのリリースなので対戦環境に有線接続をお勧めします。
「だれかとマッチ」と「フレンドマッチ」の二通りを選ぶことが可能。野良で戦うひとたちには敬意をはらっておくれよ。
ローカルモード
今回は据え置き機(みたいなもの)でのリリースなのでローカル通信にもお手軽に対応。
グループを作ってSwitchを持ち寄ってバトルだ。テーブルモードでやってたらあんまり意味ない?何のことです?
ストーリーモード:宿命のライバル達
今回は据え置き機(みたいなもの)でのリリースなのでクリアに超時間のかかるモードもご用意。
いままでのカービィファイターズのモードとは一線を画す戦略性の加わった連続バトル!
自分とバディの二人組で天高くそびえる「バディファイターズタワー」に蔓延る強豪たちをぶっ倒し、頂点に待つデデデ大王とメタナイトのチームに挑め!!
塔のフロア構成
最大二人くらい敵が出てくる「通常のバトル」に加え特殊な効果が加わる「~の間」、ボス「ツインウッズ」、中ボス「ダブルスエッジ」、てごわいアイツ「シャドーカービィ」、ラスボス「デデデ大王&メタナイト」などなどのフロアで構成された塔を段階的に登っていく。いきなりてっぺんに登れるわけではなく、章立てによる難易度選択で進んでいく。第1章~第4章まではコンティニューに制限はなく、スコアが減る。章によって最上階の構成もとい階層数は変わる。あまりに長い階層を登ることもあるので、バトルクリア後の途中セーブによる脱出はいつでも可能になっている。途中セーブ自体はゲームオーバー時のコンティニューのタイミングでも発生しているので、うっかりモード選択に戻っても安心である。
アイテムルーム
バトルをクリアすると必ずサポートアイテムを選択してゲットすることができ、その場で回復する「食べ物」と最上階まで効果が持続する「アイテム」の二種類かつ様々なものがランダムで選出される。ステータスアップする「石」は攻撃力や体力の最大値を上げるものからチャージ速度アップ・ゴースト状態の強化・食べ物の回復力アップ・バトル後の回復力アップとさまざま用意されている。他にもバトル中のアイテム効果を強化する「シール」、ダメージの軽減効果がある「おまもり」など種類が多岐にわたる。
第5章について
このモードの本番と言っても過言ではない。なんと全50階という「歴代格闘王系モードでもそこまで連戦しねえよ」と言いたくなる超絶大ボリュームと化しており、さらにコンティニュー制限はたったの2回。3回ゲームオーバーした時点で1階から登り直しの、やわな奴は蹴落とすルールになっている(途中セーブによる一時退場はできます)。
それだけでは終わらず、ツインウッズ戦・ダブルスエッジ戦・シャドーカービィ戦がまさかの2回ずつ搭載。タイムオーバーでもゲームオーバー判定となってしまうため、アイテムルームの選出の中にあるボスキラーバッジやタイムボーナスシールを持ってないと大苦戦を強いられることになる。その修羅の数々を長い時間をかけて潜り抜けてようやくたどり着くフロアに居るのが真のラスボスなのでたまったものでない。ましてや最上階でやられてしまったら心も折れてしまうであろう。後述する「ファイターズランク」によるアイテムルームのアイテム種類増加は蓄積しているので、己の腕を磨いて再び備えるべし。
ちなみに真のラスボスはデデデ大王とメタナイト。絆の力深まったその堂々たる姿は正に夜空に浮かぶ二つのハーフムーンである。なんかヤバいちからに支配されているらしいけど
ひとりでモード
今回は据え置き機(みたいなもの)でのリリースであろうとZと同じようなモードは用意されている。
全9戦の勝ち抜きタイマンバトルはストーリーモードとは一味違う歯ごたえ。全コピー能力もとい全バディでのクリアを目指してみよう!
本当のひとりでモードの概要
このモード、一人で二人を相手することがしばしばある。カービィファイターズZでも敵が二体だった場合はチームメイトが居たものだがこのモードでは全くいない。「ひとりで」モードなので仕方ない部分はあるが、この事実の恐ろしさは高難易度で顕著になる。
当モード「むずかしい」相当でも油断すれば一回以上はゲームオーバーになる強さを誇っている今作のCPUだが、クリアするとさらにさらに難しい「めちゃむず」が解放。今までのノリで挑んだら大やけど必至の訳の分からない難易度になっており、特に前述の1VS2に至っては「ガードもできない奴は来ないで下さい」と言わんばかりに何度も何度も何度も何度もボコボコにされる。アイテム運頼りのカイショウナシではクリアに30分かかることは覚悟のうえで挑もう。戦法のコツは「カウンター」。カウンター技そのものの事だけではなく、相手の攻撃をガードで受けた後の隙を突いての攻撃が特に有効だ。達人は派手な攻撃を先に繰り出さず様子を見るものである。
ファイターズランク
今作は数多くのコピー能力やバディ、ステージからその裏曲、アイテムルームへの追加品目含めこのランクによってアンロックがなされる。基本的にはバトルに勝てばポイントがもらえ、そのポイントの溜まり具合でランクアップしていく。最大100、どこまでやりこみどこまでアンロックできるか…
関連動画
関連コミュニティ
関連リンク
関連項目
- 星のカービィ
- 星のカービィトリプルデラックス(今作、もといZの大元のミニゲーム出典)
- Nintendo Switch
- 星のカービィの関連項目一覧
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