「セントー級航空母艦のネームシップ、セントーと申します。大戦の後に建造されただけあって、色々ありましたけど…お陰様で平和な日々を過ごしていました。私にとって艦隊の皆、ええ、駆逐艦の子たちだって先輩です。何卒よろしくお願いいたします」
セントーとは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時[1]のイギリス海軍所属であるセントー級航空母艦1番艦〈HMS Centaur,R06〉をモチーフにしたキャラクター(KAN-SEN)である。
デザイン:Tony、CV:内田彩(2019年1月31日実装)。
外見…ですか?そうですね、名前の元が幻想の生物ですから、ファンタジーっぽく…ねえ?
KAN-SEN名 | |
---|---|
セントー HMS Centaur,R06 |
|
基本情報 | |
所属 | ロイヤル |
艦種 | 軽空母 |
レアリティ | SSR |
CV | 内田彩 |
イラスト | Tony |
艦歴 | |
国籍 | イギリス(北アイルランド) |
出身地 | ベルファスト |
造船所 | ハーランド&ウルフ重工業㈱ |
艦級 | セントー級航空母艦1番艦 |
進水日 | 1947年4月22日 |
就役 | 1953年-1965年(イギリス軍) |
最期 | 1973年(解体) |
備考 | |
|
|
ロイヤル所属の3隻目となる軽空母。レアリティは、軽空母という艦種では初のSSRである。
2018年8月20日のアップデートで登場。最初から常設(特型建造)で、実装後10日間のみピックアップ状態で、それ以降は通常の確率になっている。
ちなみに艦名は本人も言っている通り幻想生物であるケンタウロスの英語読み。グラフィックも、ふわりと靡いているスカートやリボンがまるで馬の体を思わせる。また、ロイヤルの空母にしては珍しく弓を持っているのも、ケンタウロスが弓の名手である(ただし、諸説あり)ところから来ているのだろう。
金髪ストレートロングに緑がかった瞳の持ち主。前述の通りギリシャ神話の幻想生物の名前のせいか、彼女自身も神話っぽい衣服である。なぜかエルフ耳なのだが、それについては特に説明は無かったりする。そんなことより魅惑の南半球が(ry
後述の通り、史実では戦後に建造されたことからか、皆のことを「先輩」と呼んで慕っている(重桜の幼稚園児睦月や如月も彼女にかかれば先輩である)。割と生真面目で天然系で、言葉も丁寧。
着せ替えの「砂浜のウンディーネ」が恒常販売中。白いビキニが似合うスレンダーでありながら出るところが出ている美しいボディラインを堪能できるので是非買うべきにゃ。なお、こちらでも魅惑の南半球を堪能できるにゃ。というか、水着と通常の服で露出度があまり変わってないってのはどうなのか(何の問題デスカ?)
2019年1月には、旧正月イベントに合わせて新しい着せ替え「清冽な春風」が実装。青いチャイナ服が美しい。そして相変わらず魅惑の南半球である。流石はTony先生。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/azurlane_staff/status/1090099296676921344
性能はというと、「軽空母、されどSSR」。パラメータは正規空母に準じるレベルで高く、装填値(=攻撃回数)は正規空母のそれを上回る。対潜値が非常に高いのもポイントで、潜水艦退治には是非対潜ソードフィッシュをのせた彼女を加えたい。そして、2019年3月22日に新システム「制空値」が実装されたが、なんとセントーはロイヤル空母ではイラストリアスに次ぐ堂々2位の制空値を叩き出している。伊達に戦後生まれではないというところか。制空権優勢以上の状況に持っていきたい場合、彼女を加えれば極めて有利だろう。ただし、その性能に比例して燃費は高いので注意。
スキルは以下の通り。
航空攻撃時、ソードフィッシュで航空攻撃(威力はスキルレベルに拠る)を行い、命中した敵の移動速度を6秒間40%ダウンさせる。自身の戦艦(巡洋戦艦・航空戦艦を除く)へのダメージが4%(最大10%)アップする『ソードフィッシュ発進!改』
自身が航空攻撃を行う度に、8秒間、主力艦隊の航空が5%(MAX15%)、火力が4.0%(10.0%)アップする『制空権確保』
「ソードフィッシュ発進!改」は単に解説だけ見ると、アーク・ロイヤルの「ソードフィッシュ発進!」の下位互換に見える(アーク・ロイヤルは、「8秒間敵の移動速度を30%(LvMaxで60%)ダウンさせる」)が、実は前段にあたるソードフィッシュでの航空攻撃が強力になっているのと、後段に自分の戦艦への火力アップが追加されているため、実質的には上位互換である。"改"は伊達ではないのだ。
なお、その攻撃パターンから面制圧が得意だが点は不得意(つまり雑魚掃除は得意だがボス戦はちょっと苦手)。なのでその欠点を補うようなパートナーと組ませる必要がある。
ちなみに、戦後の空母なのに何故ソードフィッシュ?[2] と思われるかもしれないが、これは戦後に撮られた映画「ビスマルク追撃!」の中で、セントーがアーク・ロイヤル役やヴィクトリアス役を演じ、劇中でソードフィッシュを発艦させたことがあるため(なお、これがソードフィッシュにとっては最後の「空母からの発艦」となった模様)。
平和な日は悩むこと無く過ごせるので良いですけど、たまになぜ自分は生まれたのだろうかって不安になっちゃいますね
1943年頃、欧州の大戦は先が見えつつあったが、それはそれとしてイギリス造船局は新たなる英国面の発揮先を見越した新しい艦船の設計に没頭していた。
特に、航空機の発達が著しかったこの時期、その母艦となる空母の設計も次々と最新技術が投入され、昨日の設計が今日は時代遅れになるような時代であった。
そんな中、イギリス海軍の困っていた点は、「アメリカの飛行機が性能いいけど重すぎてイギリスの空母に乗せられない」ということであった(空母〈グロリアス〉をアメリカに貸し出す際に「アメリカ用」に追加工事が必要になったレベルである)。
というわけで造船局は、最新技術を惜しみなく投入した新型空母の設計を行い、1943年7月から全8隻の予定で建造を開始した・・・のはいいが、結局終戦(欧州戦線での終戦は1945年5月8日のナチスドイツの降伏)までに建造は間に合わず、その後4隻の建造がキャンセルされ、残る4隻も戦後復興のため軍事予算が削られる中、就役は1950年代半ばまでずれ込むことになる。
そんなセントー級の1番艦が〈HMSセントー〉である。起工が1944年5月だったのに竣工は1953年9月と、建造に実に10年近くを費やした理由は前述の通りである。ちなみに「セントー」は割とよく使われる艦名で、航空母艦〈セントー〉は6代目である。日本語では表記揺れから「セントール」と書かれることもある。
誕生早々に、ジェット機に対応すべく1956年から近代化改修に入り、アングルドデッキやカタパルトなどの近代空母の装備を得た(なお、2番艦〈HMSアルビオン〉以降の3隻は最初からアングルドデッキで建造された)。・・・のだが、結局第二次世界大戦時の設計がベースでは近代のジェット機に対応できなかった。もっともこの近代化改修自体、新型空母を建造するまでの「つなぎ」だったので、まぁ仕方ないか、というところである。
その後、中東危機に対して数回出動していたが、予算の都合で妹達のようにヘリコプター揚陸艦に改修されることもなく、一足先になる1965年に退役している。その後、一時他の空母の改修中にその艦の兵士達を泊めるホテル・セントー宿泊艦として活動(〈HMSヴィクトリアス〉も近代化改修中に〈セントー〉に兵士達を預けている)した後、1970年から2年ほどはオーストラリアのタスマニア島に係留され、それからスコットランドに戻って1973年にスクラップとして解体された。
余談だが、〈セントー〉の末妹にあたる4番艦〈HMSハーミーズ〉(アズレンに登場するデュエリストハーミーズの次世代にあたる)は、1984年まで活動した後、インド海軍に売却されて〈ヴィラート〉として再就役、なんと2017年3月まで活動を続け、「最も古い現役の航空母艦」としてギネス記録にもなったほどであった。
指揮官、関連動画はどうしましょう?
指揮官と先輩たちとの関連静画はいつも勉強になりますね
セントー(アズールレーン)に関するニコニコ静画を紹介してください。
指揮官、新しい関連商品が来たようです。取ってきますね
セントー(アズールレーン)に関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
ここはかの大戦に参加した先輩たちが集まっている関連項目……はじめまして、指揮官、セントーと申します。何卒よろしくお願いします
- アズールレーン
- アズールレーンのKAN-SEN一覧
- アズールレーン(陣営) / ロイヤル
- ロイヤル軽空母
- ハーミーズ(アズールレーン)
- ユニコーン(アズールレーン)
- セントー(アズールレーン) ←いまここ
- チェイサー(アズールレーン)
- ケンタウロス
- Tony
脚注
- *史実節にもあるが、正確には起工は第二次世界大戦中の1944年だったが、竣工は1953年で、正確に言うと終戦後に誕生した空母である。
- *フェアリー・ソードフィッシュは1934年に初飛行、1945年5月に退役した。つまり戦後、軍用では使われていない。
- 0
- 0pt