ダーレスブルグ公国───
ここに、小さな錬金術のアトリエがありました
このアトリエにいるのは妄想大好きなダメ錬金術師、コトリーヌと───
その弟子の新米錬金術師、ハルカ
ダメ師匠・コトリーヌが仕事に不真面目なせいもあり
アトリエの経営は常に火の車でした
さらに、アトリエは多額の借金を抱えていることがわかり・・・・・・
期日内にお金を返せなければ、アトリエが差し押さえられる事になってしまいました
しかし、ろくに働いたことがないコトリーヌは上手くお金を稼ぐことができず・・・・・・
それを見かねたハルカは、アトリエ存続のため借金返済を手伝う事にしました
果たして、ハルカはアトリエを立て直す事ができるのでしょうか?
新米錬金術師の戦いが、今、始まります───
ウソm@s版 序章より
※ウソm@s版と改訂版では微妙にストーリーやキャラクター設定が異なります※
概要
ハルカのアトリエとは、むらたんPの投稿するソード・ワールド2.0の卓ゲm@ster動画である。
正式名称は『ハルカのアトリエ ~ダーレスブルグの錬金術師~』。ある人物の特徴的な振る舞いや言動などから「愛の意味を考えるTRPG」などとタグがつくことも多い。
朝食戦隊スイハンジャー等を代表作とするむらたんPが、卓ゲm@ster投稿者としてデビューした記念すべき作品で、本来はウソm@s作品でプロローグ部分だけのものだった。しかし包囲という名のアンコールに答えてか、後日一部設定を調整しSession0として再度投稿。ウソm@s連載作品として、ここに新たなシリーズが誕生したのである。
舞台となるのは、”橋の国”ダーレスブルグ。
橋を北へ隔てた先に”蛮族大陸”レーゼルドーンが位置し、正に対蛮族戦闘の最前線と言える修羅の国であったが・・・公国軍や冒険者達の尽力によりレーゼルドーン南部地域”エイギア地方”の開拓が大きく進行。かつてほど蛮族の脅威は無くなっている、というキャンペーン独自の設定がある。
そしてその結果、兵器から日用品まで様々なものを作り出すことが可能な錬金術師がより重用されるようになり、街に様々なアトリエが立ち並ぶようになっているのが、本卓のダーレスブルグである。
その名の通り、ガスト製作の人気ゲーム「アトリエシリーズ」をリスペクトした作品であり、一部キャラクターの衣装や物語設定等から、特に「ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~」の影響が強く見られる。
BGMもアトリエシリーズから多くのものが使用されており、端的に表すのであれば「アトリエのシステムをソード・ワールド2.0風にアレンジし、それをアイドル達が遊んでいる」のが本キャンペーンであろう。
アトリエおなじみの道具をアレンジし、卓オリジナルアイテムとして登場させたりしているのが特徴で、もちろんその作成方法もアトリエ原作をイメージした自作錬金ルールに則って行われている。
見所は多くあるが、特筆すべきが非常に完成度の高い戦闘シーン。各キャラのみならず、エフェクト・行動差分をドットによるエフェクトで描き、視覚的にわかりやすいステータス状況・戦闘状況を演出する手腕はまさに素晴らしいの一言。
戦闘描写やそれに伴うキャラドット、それに対するアイデアに関しても様々な点で光るものがあり、これを見ただけでもファンになること請合いの出来である。
労力が気がかりだが、むらたんP曰く「完全にテンプレ化しているのでさほどでもない」とのこと。
GMに音無小鳥、参加メンバーに天海春香、高槻やよい、なっちゃん(Pも本名知らず)、みっちゃん(左に同じ)の4名を起用。後に萩原雪歩が加わったことで、Session3-1現在では5名のパーティーが組まれている。
これを見ても分かるとおり、卓ゲのみならず数あるアイマス作品全体として見てもかなり珍しいキャラクター達がレギュラーとして活躍しているのも本卓の大きな特徴。
新たなアイドル達の魅力を発見する、そういった意味でも非常に期待のかかる作品と言えるだろう。
パーティーメンバー紹介
新米錬金術師 ハルカ =アマミール
「なんて事しでかしてくれたんですかっ! このバカ師匠ー!!」
PL:天海春香
種族:人間 性別:女
技能:アルケミスト & フェアリーテイマー/セージ
参加:Session1-1「てめぇら、とっとと金返せ!」~
ダーレスブルグに立ち並ぶアトリエの一つ、”コトリーヌのアトリエ”で働く錬金術師の卵。16歳。
明るく、真っ直ぐで、たくましく、そして行動的なこれぞアトリエのヒロインといった人物。パーティーとキャンペーンの中心と言える存在である。ちょっとドジなのはご愛嬌。
もともと田舎で両親に愛されて育ったが、そこで旅の錬金術師に世話になり、その人物に弟子入りしたらしい。その錬金術師というのが、後述するコトリーヌであるのだが・・・
あわやアトリエ差し押さえとなる際に、その金を返すべく自ら冒険者になることを申し出る。
腐敗と掛け算の神を信仰していそうな師匠の尻拭いをするため、そして何より自身の思い出の詰まったアトリエを潰させないため。新米錬金術師ががんばります!
経歴1:始まりの剣を求めている(いた)
2:両親に愛されて育った
3:田舎で育った
炎のクッキングファイター ヤヨイ =タカツキ
「もっと!熱くなれよぉぉ!!」
PL:高槻やよい
種族:ドワーフ 性別:女
技能:ファイター & プリースト
参加:Session1-1「てめぇら、とっとと金返せ!」~
”炎武帝”グレンダールを信仰するドワーフの女戦士。13歳。
教会へ説法を聞きに行く傍ら、大人数の兄弟家族のために冒険者の店”天高き陽光亭”のコックとして働いており、その腕前はこの年齢をして『炎の料理人』の二つ名を冠するほど。自身もそれを誇りとしており、店主マイを目標として日々精進しているようだ。
明るく前向きなな人物であるのだが、尊敬するグレンダール司祭の影響かところどころヘンに熱くなること多々。それを受けてか信仰に関しても熱心で、神殿への寄付も忘れずにこなしている。
パーティーへは半ば勢い的な形で参加。やや脆いメンバーが多い中で、彼女らをその身をもって守るメイン盾となる。困った人を見捨てることのできない、聖職の鏡とも言える人物であるのだろう。
経歴1:自慢できる二つ名を持っている(いた)
2:目標としている人がいる(いた)
3:5人以上の兄弟姉妹がいる(いた)
韋駄天剣士 ナッツ =ザーラ
「ちょっと、そういうことやってる人に興味があるんだ・・・・・・いろいろと、ね」
PL:なっちゃん(仮称)
種族:人間 性別:女
技能:フェンサー & スカウト
参加:Session1-1「てめぇら、とっとと金返せ!」~
冒険者の店”天高き陽光亭”に所属する冒険者の一人。13歳。
ハルカの話を聞きそれに乗ってきた若き軽戦士。メタ的に言うと、フェンサーの中でも特に回避型フェンサーと言われる技能構成で、何とキャンペーン開始直後の時点で基礎回避値9とか言うトンデモ性能を誇る。
ちなみにPLであるなっちゃん(仮称)は、アニメ版アイドルマスター、通称アニマスの出身。正確には電撃G'sマガジンにおける『G's誌上CMオーディション』で、アニメ版やよいと競演したモブキャラの一人である。
まさかのキャラ選であるが、これはむらたんPの慧眼を称えるべきところと言えるだろう。
基本的に気さくな人物であるが、ところどころの言動に裏や秘めた目的のようなものが感じられる、ちょっと気になる女の子。まぁでもそんなことよりへそですよヘソ。なっちゃんのおへそペロペロ。
経歴1:苦手な動物がいる(いた)
2:大きな嘘をついている(いた)
3:大切な約束をしている
愛の魔法使い ミミ =ザハッド
「・・・あなたは愛を信じますか?」
PL:みっちゃん(仮称)
種族:エルフ 性別:女
技能:ソーサラー & セージ/レンジャー
参加:Session1-1「てめぇら、とっとと金返せ!」~
冒険者の店”天高き陽光亭”に所属する、エルフの魔法使い。13歳。
ハルカが店に訪れた際に最初に声をかけた人物で、冒頭のセリフからも分かるとおり極めて重度の愛マニアである。その傾きっぷりに度々どこぞの聖女やら聖帝やらブシドーやらが現れるが、何、気にすることはない。
経歴自体も13歳で大恋愛経験者(しかもロミジュリ疑惑)と、RPも相まって本卓メンバー中でも抜群に濃いキャラクターと言えるだろう。PL本人は「経歴と照らし合わせた結果何とかインパクトのある登場を」と意図したようだが、結果春香さんをして間接的に「まともじゃない」と言わせしめる人物が誕生したのだった。
PLであるみっちゃんは、なっちゃん同様、アニマス出身者。ピザーラのCMでやよいと共に共演した際右側にいたことから、ファンの間では「右子」と、同様の理由でなっちゃんは「中子」と呼ばれることが多い。
経歴1:毒を飲んだ(食べた)ことがある
2:告白された事がある
3:大恋愛したことがある
ガン=カタシスター ユキホ =プレストン
「お金が無くては何をするにも苦労します だから無くてはならないモノなんですよ?」
PL:萩原雪歩
種族:人間 性別:女
技能:シューター/マギテック & プリースト
参加:Session2-1「銃の型と守銭奴な神官」~
”月神”シーンの信徒にして二挺の銃を操る魔動機師。16歳。
ファミリーネームは、恐らくガン=カタの祖である映画「リベリオン」より、ジョン=プレストンから。
その経歴ゆえか金銭に関して非常にシビアで、同時にシーン信徒とは思えないほど好戦的かつ口が悪い。PLである雪歩は、二次創作において度々ヤのつく自由業さんトコの娘なんて言われているが、もし彼女がその道を選んだ場合おそらくこうなっていたのではなかろうか。
とにかくお金を物事の優先事項に据える傾向からか、逆に愛があるか否かで行動を決めるミミとは衝突することが多い。尤も、いざというときは非常に息のあった掛け合いをすることも。
Session2-1において、コトリーヌの借入先である「レイカ・イーストテンプル」の命により、監視役としてパーティーに参加。ちなみに何でわざわざプリースト技能をとったのかと言うと・・・PL曰く「かっこいいでしょう!?」とのこと。
経歴1:育ての親に拾われた
2:かつては貴族だった
3:破産したことがある
周辺の人々
”ダメ師匠” コトリーヌ =オトナシッド
ダーレスブルグの一角にアトリエを構える錬金術師にして、ハルカの師匠。
以前は冒険者として活動もしていたようだが、現在は弟子ができたことを良い事に仕事を押し付け、自身は大好きな妄想に浸っているダメ人間である。その仕事自体もハルカがこなせるような簡単なものばかりで、まともに金になるようなことは無く、結果キャンペーン開始の時点で10万ガメル(日本円にして1000万円相当)の借金を抱えていた。
後の会話を見るに、この金に関するだらしなさはどうやら昔かららしい。
もちろんそんな状況がまかり通る世ではなく、借入先である金融業者「レイカ・イーストテンプル」にあわやアトリエ差し押さえとなるところであったが・・・
本ストーリーの根本的原因とも言える人物。ハルカがかつて世話になったと言う事実などからもある程度の実力の持ち主であることが想像できるが、何分まるでダメな錬金術師的のイメージが先行し、全くそう見られることのないちょっと不憫なキャラクターである。自業自得だが。
”天高き陽光亭店主” マイ =ヒダカ
ダーレスブルグに存在する冒険者の店の一つ”天高き陽光亭”の女店主。
会話から察するに、以前はコトリーヌと共にパーティーを組んでいたようだ。性格的には面倒見の良い姉御肌とのこと。ヤヨイが尊敬し目標としている人物でもあり、コトリーヌが一緒のパーティーであったと知った際は「とーーーーーってもすごい人なんですね!」と無意識に傷を抉り取っていた。
その料理の腕前は相当なもので、ヒダカ流必殺調理法なる独自の料理技術を修めており、それをヤヨイにも伝授しているようだ。中でもおススメのサンライズ定食は、一見普通の定食ながら食べた人があまりの美味さに昇天しかけたという逸話を持つほどである。
冒険者の店のオーナーとしてハルカらに依頼を提供する、ストーリー進行の窓口的存在。今後も様々な形でパーティーと関わっていくであろうキャラクターである。
関連動画
改訂版プロローグ及びマイリスト
ウソm@s版プロローグ
関連静画
関連項目
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