概要がなきゃダメなのぉ!
Londoniangothics〜迷宮のロリィタ〜とは、2005年10月13日に発売されたメガサイバーのニンテンドーDS用ゴスロリアクションRPGである。
初回特典にはアリスの携帯用ストラップが付属していた。
ストーリー紹介がなきゃダメなのぉ!
大雑把な話の流れは、怪物にさらわれた父親ナボコフを主人公のゴスロリ少女アリスが助けるために執事のミヒャエルやメイドのルシールに協力してもらいながら迷宮に潜る、というものである。
詳しい内容はネタバレになるためカット。
キャラ紹介がなきゃダメなのぉ!
・アリス
ゴスロリ衣装を身にまとい迷宮へ突撃する主人公。
一発死してしまうか弱い少女だが、敵が弱体化しているときは相手をゲシゲシ踏みつけた挙句アイテムを強奪するSな面を見せる。
そんな彼女にはある秘密が・・・。
好物はヴィクトリアケーキ。(ヴィクトリア女王が夫の死後初めて公務に出席した時のティーパーティーで用意したとされる、2枚のスポンジケーキにジャムを挟み、粉砂糖をまぶしたシンプルなケーキ)
座右の銘は、『お世辞は口先だけで、愛は少ない』
屋敷の執事。
一族の掟に逆らい諸国を放浪中にナボコフに出会い、その信念に惹かれ彼に同行するようになる。
スルーに定評があり、アリスの悪態を『はっ?今、なにか、おっしゃいましたか?』と右から左へ流すことができる。
魔道に精通しており、ゲームオーバーになった際アリスを助ける役目も持つ。
裁縫も得意で、アリスが着ているドレスは彼が仕立てたものである。
好物はハギス。(羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でたスコットランドの伝統料理)
座右の銘は、『学問なき経験は、経験なき学問に勝る』
・ルシール
毒メイド。
広大な屋敷を一人で切り盛りする優秀なメイドだが、非常に口が悪いのが難点。
主人を主人とも思わぬ暴言を平然と飛ばし、『フフフ。フフフフ。ケーッケッケッケ』『ふぇっふぇっふぇっ』等奇妙な笑い声をあげる。
好物は紅茶とスコーン。
座右の銘は、『主人とはたいてい、その家の一番偉い召使い』
・ナボコフ
天才科学者であるアリスの父親。
元々はロシアの人間だったが帝政末期の動乱で祖国を追われ『倫敦』に辿り着きそこで魔導の研究に没頭する。
囚われの身なので出番は少ないが、時折声だけ登場してアリスを助ける。
好物はボルシチ。(肉や野菜をビーツと共に煮込んだロシア料理)
座右の銘は、『天才とは1%の霊感と99%の発汗である』
ゲーム紹介がなきゃダメなのぉ!
DS発売前から販売予定のリストにタイトル名が上がっていたが、そのタイトルから一際異彩を放っており一部の好事家から注目されていた。
しばらく経ってからゲーム雑誌等でゲーム画面が公開されたが、迷宮の中をポリゴンのゴスロリ少女が歩いているという状況を理解し難いもので、より妄想を掻き立てられた。
その後音沙汰がない時期が長いこと続き発売中止になったのではないかと危惧する声もあったが、後に公式ページの運営が開始。
中の人のノリもよく、多くの情報が提供され、ユーザーの期待も膨らんでいった。
また、執事のミヒャエルの名台詞『はっ?今、なにか、おっしゃいましたか?』はこの当時のゲーム画像でも紹介されていた。
そして迎えた発売日当日、期待しつつ購入したユーザーを待っていたのは衝撃だった。
陰鬱な導入部とは一転してギターを掻き鳴らすOPテーマ、打ったら反響する奇妙な台詞回し、数秒でループする妙な中毒性のあるBGM、敵にやられると叫び声の直後に流れる妙にショッキングな効果音(通称キャーベベボー)、バスーカ発射から縮小に高速移動までなんでもありのぶっ飛んだ能力を持つ凝ったデザインのドレス、不気味なデザインのモンスターをゲシゲシ踏みつけてドレスの素材を強奪するアリス、などなど非凡という言葉が相応しいそのゲームデザインは多くのユーザーを魅了し、一定のファンを確保するに至った。
名(迷)台詞は数知れず、開発元なき今でも「名無しじゃなきゃダメなのぉ!」という形で、2chの携帯ゲームRPG板の名無しとして生き続けているなど、私たちに残したインパクトはとても大きい。
ちなみに本作のゲームとしての難易度はかなり高い。
当たると即死な上見通しが悪かったり敵のリーチがやたらと長かったりするので、人によっては挫折してしまうだろう。
また、ドレスを作るのに必要な材料を手に入れても持ち歩ける数に制限がある上一時的に預けておく倉庫がないのも
辛いところ。
敵の落とすアイテムをチェックしつつ計画的にドレスを作り、強敵を凌いで下の階層に降りることがクリアの秘訣である。
ドレスには便利なものも多いが使うとかえってピンチに陥る地雷も少なくないので使い分けと取捨選択が肝要。
攻撃して敵を退けるものと退却に特化したものがあるが運が絡むものは避けた方が無難だろう。
お父様は続編を待ってるのぉ!
このゲームはマイナーながら再販がかかり会社の規模としてはそれなりに売れた(とはいえ5000本いっていないと言われているが)ものの、会社の経営不振や社長の死去など様々な不幸な出来事に見舞われ商品のリリースは途絶える。
その後メガサイバーはコナミに吸収されてしまったため、直接の続編が出る見込みは非常に薄い。
が、有志の手によって同人誌が出たり未だに2chのスレが機能していたりと、長く愛され続けている。
余談だが、コナミがアプリやWii wareなどでリリースしたゲーム、トメナサンナーに登場するゴスロリ少女はアリスのセルフパロディではないかと言われている。そして発売から14年目の2019年1月15日、同日運営サービスを終了しオフライン版が提供されたコナミの学園アイドルコミュニケーションゲーム「ときめきアイドル」のキャラクター「田中フランチェスカ」がライブのゲストとして登場する際の名前として「アリスお嬢様」の名前が使われ、同ゲストの応援メッセージや所属もアリスやロンドニアンゴシックスの世界を想起させるものになっている。
また、意外なところで再びこのゲームの話題が上がることになる。
このゲームの開発者の一人(キャラデザ・MAP・世界観設定・パッケージアートワークなどゲームにおいて目に付く大半のものを担当)のあおぜ氏がXbox360のXbox LIVEインディーズゲームで『Lolita of labyrinth』をリリースしていたことが後に判明するのである。
版権のこともあり直接の続編や外伝というわけではないが、主人公がゴスロリ少女であり主な攻撃手段が踏みつけ、雷の魔法の名前がヒステュール(本作のドレスの名前)、主人公の台詞に『チッ、役立たず』という台詞があるなど、本作を連想する要素が多く含まれている。
インディーズゲームということもあり出来に粗が目立つ部分もあるが、本作をプレイした人ならプレイする価値が十分ある作品と言えるだろう。
特徴がなきゃダメなのぉ!
- Bダッシュが出来る
- 会話が激しくビミョー
- メイドが「ケーッケッケッケッ」と笑って萌える
- 移動が1マスずつなため、“戦術的な雰囲気”が楽しめる
- 新規参入のメーカーなのに、採算と今後のことを全く考えてなさそうなところに燃える
- アナザー○ードなど比較にならないくらいびみょ・・・楽しい
- なんだかんだいって売切続出な上、おそらく出荷本数は少ない
- アンチ発言をも笑って「そうだねw」と流せるオーラを感じる
- 他のハードに移植されることは無いと断言できるので、DSのキラータイトルと言えなくも無い
- ドレスによってはただの“ロリ”だがそれでも良い
- メイドより萌える執事がいる
- 珈琲飲みながら遊んではいけない。噴くこと間違いなし
- 驚くべきことに、バックライトのON、OFF機能があり、なおかつ必要性があまり感じられない
- なし
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関連項目がなきゃダメなのぉ!
外部リンクがなきゃダメなのぉ!
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