Police Simulator:Patrol Officersとは、ドイツのAesir Interactive GMBH.が開発した警察シミュレーションゲームである。プレイヤーは街を巡回する制服警官となり事故や犯罪に対処していく。
概要
開発元 | Aesir Interactive |
販売元 | Astragon Entertainment |
ジャンル | シミュレーション |
対応ハード | PC |
PS (4・5) |
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Xbox (One・series X・Series S) |
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発売日 | 2021年6月21日 (PC版アーリーアクセス) |
2022年11月10日 (PC正規版、家庭用版) |
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その他 | 日本語字幕対応 Steam Workshop (MOD) 対応 DLC有り |
ジャンルはシミュレーション (シミュレーター) ゲーム。舞台はアメリカの架空の州・都市であるフランクリン州ブライトン市[1]。プレイヤーはブライトン市警察の巡査となり、オープンワールドで作られた街を徒歩やパトカーで管轄を巡回し、事故や犯罪に対処していく。
近年は制服のパトロール警官を題材としたゲームがいくつか発売されているが[2]、本作は同種の商業作品の中でも評判は高く、記事作成時点でのSteamの評価は「非常に好評」になっている。Unreal Engineを用いたグラフィックは美麗であり、執行における作業も細やかであるなど、かつてSierraから発売されたPolice Questシリーズを彷彿とさせるような本格志向となっている[3]。
簡単に言うと「買ってサクっと遊べるLCPDFR・LSPDFR」のようなもんである。こっちはMODじゃないから落ちないし[4]。
大事なこと
これは「お巡りさんになって銃をぶっぱなしまくるゲーム」ではない[5]。チマチマ違反切符を切ったり、事故処理で証言や証拠集めをチマチマ行ったり、酔っ払い運転に呆れながら手錠をかける、事故現場に流れ込む車を交通整理で流し、街でスプレー缶で落書きしている奴に違反通知を交付し、こっちが緊急走行しているのにノコノコ交差点に進入してくる一般車を避けるために減速しながら左右確認をして通過し、一般車の方がパトカーにぶつかってきたのに何故か警察官である自分が謝罪して、ということ延々と繰り返すゲームなのだ。これを聞いて
これだよ…
こういうのを待っていたんだよ…
という人にオススメのゲームとなっている。悪徳警官になって美味しい思いができるシステムはない。あとドーナツもない。
ゲームの流れ
- ゲーム内の週の始まりに勤務する区を選ぶ。ゲーム内1週間はこの区のなかで勤務を行う。他の区との境界線を一定以上超えるとゲームオーバーになる。
- ゲーム内の毎出勤時に担当する地域(所轄)を選ぶ。毎日所轄ごとに、徒歩かパトカーかの巡回方法が指定される。徒歩は所轄の管轄から離れるとゲームオーバー。パトカーはどの所轄を選んでも区全域に移動できるが、区を超えるとゲームオーバーである。
- 勤務を開始し街を巡回しよう。事件・事故には無線指令で行われるものと、街中でランダムに発生するものがある。適切に執行を行っていくとShift point (SP、勤務評価点) が溜まっていく。これが一定以上溜まると区のメダルが貰え、新たに巡回できる地域や装備、パトカーなどがアンロックされていく。逆に不適切な行動をするとConduct point (CP、行為点) が100点から減点されていき、0点になるとゲームオーバー。その日に稼いだSPも無くなりやり直しになってしまう。また1日の終わりに、CPの減点に応じてSPからも減点される。
ざっくりと「SPは加点方式、CPは減点方式」と解釈しておいて問題ない。 - 勤務時間が終わると指令室から指示が出るので、最寄りの所轄に戻って事務室のPCから勤務終了しよう。その日に稼いだSPと、減点されたCPの確認ができる。SPが一定以上溜まるとレベルアップとなりメダルが貰える。シフト終了のお知らせが入ったのにいつまでも帰署しないと、指令室からさっさと帰れと怒られる。しょうがないだろう、赤信号が多いうえに財布の窃盗犯を見つけちゃったんだから。
- 翌日は再び2から始まる。休日をとって日を飛ばすこともできるが、1週間で休める日数には限りがある。休日の上限に達すると「もう今週は休めないよ」とのメッセージが表示され、働くことを強いられる。働くことを強いられる。
- 1週間が終わるとまた1から始まる。
ブライトン市
ブライトンの街はMelting pot、Downtown、Brickstonの3つの区があり、ゲーム開始当初はMelting potのみが選べる。
ブライトン市警察は各区にある5つの地域ごとに所轄警察署(分署、Precinct)を配置しており、プレイヤーはその日に勤務する所轄を選ぶ。各区の所轄・地域は最初は1か所のみがアンロックされており、メダルを集めることで他の地域もアンロックされる。例えばMelting potで最初に選べる所轄はNorth pointのみ。メダルを1個集めるとBeaufort Landing地域が、2つでChester地域がアンロックされるという具合。
そしてMelting potですべての地域をアンロックするとDowntownが、Downtownのすべての地域をアンロックするとBrickstonがアンロックされる。
- Melting pot
「坩堝」と名付けられた旧市街地。ゲーム開始後はまずMelting potから勤務を始めていく。 - Downtown
現代的がビルが立ち並ぶ金融街や、大きなスタジアムが置かれた賑やかな場所。 - Brickston
元々は工業地区であったが、今は観光客で賑わう場所になっている。
店舗・ランドマーク
市内各地には様々な店舗と、名所となるランドマークが点在している。これらに徒歩で近づくとプレイヤーが発見したものとして記録され、後述のランダムに発生するイベントの道案内に役立つ。パトカー勤務であっても徒歩で近づけば発見できるが、当然ながら徒歩巡回の方が見つけやすい。つまり徒歩ならではの「やり込み」が用意されているのだ。
警察署 (Precinct)
ゲームの開始と終了の場所。先述のように各区の各地域に一つずつ配置されている。現在のところ実装されている機能は2つ。
- 勤務の開始と終了
勤務はPCが並ぶ事務室から開始される。勤務時間が終わり勤務を終了するときは、警察署のこの部屋に戻ってきてPCから手続きを行う。勤務終了はどこでも良い。
本物の警察署にもこういった部屋があり、警察官は報告書の作成などの事務仕事を行う。 - 留置場
逮捕した被疑者を移送しここに入れる。 - ガレージ
装備・ツール類
プレイヤーは以下の装備が使える。個人装備を使うには数字キーで直接装備を選ぶか、ツールホイールから選択しよう。
- スピードガン
速度取締に使うもの。どうやらオービスのように写真が撮れるらしい。右クリックで出る照準で測定したい車を狙うと速度がでるので、制限速度を超えていたら左クリックで速度を記録する。速度超過ではなかった場合などは記録を破棄する。 - スタンガン
いわゆるテーザー銃である。走って逃げる人など、致死性武器でこちらを攻撃してこない人を銃撃することはできない。その場合はスタンガンで相手の動きを止めて逮捕する。近くで構えるとプレイヤーキャラが口頭で警告し、相手が降伏することがある。 - 銃
アメリカ人の魂。合衆国憲法修正第2条はモーゼの十戒に等しい神聖なものだ。銃の使用は正当防衛に限られるので、基本的には早々使うものではない。また現在のバージョンではそういう凶悪犯はまだ出てきていないので正当に撃つ状況はない。逃げる被疑者に向けて銃を構えると口頭で警告し、相手が降伏することがある。 - カメラ
事故現場で証拠写真を撮影するもの。現場には破損した車や道路に落ちた部品、路面に残るタイヤ痕などがあるので、それらを写真に収める。こうして証拠を集めると完成度の高い事故報告書ができ、事故当時者となった運転手らに感謝されるのだ。例えそれが覚せい剤酩酊運転で逮捕した運転手であったとしても。 - 懐中電灯
肩につけた懐中電灯をONにする。夜間は暗いのでこれが無いとプレイヤーも遊び辛い。また夜間の職務質問や交通取締の時に懐中電灯をONにしておくと、プレイヤーキャラが相手の表情や様子を観察し、不審な点を見つけてくれる。 - 赤色灯 (停止指示サイン)
徒歩の時に車に停止指示を出す板。これで停止指示を出すと車は路肩に止まり交通違反の取締が行える。特に飲酒検問所では必須の装備である。 - 交通規制器具
パトカーのトランクに積まれているもの。よって最低でもクルーザーがアンロックされないと使えない。発煙筒、三角コーン、バリケードの三種類がある。発煙筒は夜間に後続車に規制を知らせ、三角コーンとバリケードはその先に進ませず、車線変更やUターンを促すものである。 - 捜査用品
同じくパトカーのトランクに積まれているもの。現場に封鎖テープを貼る保全ポールと、証拠品の写真撮影時の番号札となる証拠マーカーの二つ。重大事件対応を受令し現着したら、これらの器具を使って初動捜査を行う。 - 手信号
車を交通整理するときに使う。進め/止まれ、Uターン、後退せよの三種類の手信号を駆使して一般車両に指示を出す。被疑者を移送する車や、事故車両を撤去するレッカー車が渋滞にハマることがあるので、交通を動かしさっさと現場処理するのに有益なもの。
パトカー
自分が取締られる時を除き、みんな大好きパトカー。乗務可能なパトカーは現時点では5車種ある。各車にはトランクが備わり交通規制器具と捜査用品が搭載できるが、容量(スロット数)は車種によって異なる。
- クルーザー
最初の勤務区であるMelting potでメダルを3つ集めるとアンロックされ、プレイヤーが一番最初に乗務することになる車両。ゲーム内での性能は動力性もハンドリングも標準的。ちなみに英語のCruiserには巡洋艦などの他にパトカーという意味もある。トラックの積載量は規制具3つと標準的になっている。
モデルはみんな大好きフォード・クラウンビクトリア・ポリスインターセプター。例えグリルやハンドルのバッジを架空のものにしても、その姿はCVPIに他ならない。いやもう殆どそのまんまである。実家のような安心感だ。 - Gladiator 6
現在アメリカで主流となっているSUVパトカー。Downtownでメダルを1つ集めるとアンロック。ゲーム内性能は小回りが効くかも。トランクには規制具を3つ積める。
モデルとなった車種は…エクスプローラーがベースのフォード・ポリスインターセプターか、はたまた現行シボレー・ブレイザーの警察仕様車か。 - Panther Z
Brickstonでメダルを1つ集めるとアンロックされ、標準で登場する3車種の中で最後に入手することになる車両。ゲーム内性能はハンドリングと走行安定性が良い感じ。トランク容量は3つ。
モデルはダッヂ・チャージャー・パシュートにしか見えない。グリルやヘッドライトの意匠は実車から僅かに変えてあるが、あのフォルム、あの鉄チンホイールは素性を隠しきれていない。実車は現在のBIG 3メーカーの中で唯一販売されているセダン型パトカーである。 - Urban Terrain Vehicle, UTV (DLC)
フルサイズSUVのパトカーで車体はかなり大きい。DLCとして家庭用版と同時に発売されたものであり、PC版アーリーアクセスの購入者には無料提供された[6]。乗務車両として使用できるのはクルーザーのアンロックと同時であり、所有者にとってはクルーザーと並んで初期から使用できる車の一つとなる。規制具は4つ積むことができ、大きい車体ゆえに容量も大きい。
モデルは多分シボレー・タホ9C1あたりであろう。いやもしかしたらサバーバンかも。昨今はこの手のフルサイズSUVのパトカーも、昔日のクラウン・ビクトリアと比べ動力性能や操縦性が上回っている[7]。 - Compact Police Vehicle, CPV (DLC)
- Multipurpose Police Vehicle, MPV (DLC)
パトカーの機能
基本的な機能はもちろん自動車の機動力だが、それ以外にも以下の機能を有する。
- トランクに交通規制や捜査の用品が積んである
- 一般車の後ろにつけて、職務質問や取締の為の停止指示が出せる
- 追尾式速度計測
- 被疑者の移送ができる。無線指令で起きる被疑者移送要請はパトカーに乗務しないと出てこない
- マルチプレイでは他のプレイヤーと一緒に乗れる
- 徒歩とは違い、同一区内ならどこでも行けるようになる
- 全区に移動できるオープンパトロールはパトカー乗務のみで可能
パトカーの事故
自身が運転するパトカーで他の自動車と車体が破損するほどの事故を起こした場合、事故報告書を作成しなければならない。これが発生すると相手の運転手が車から降りるので、直ちにパトカーを停車させ相手に謝罪、事故車両の写真撮影を行い相手に事故報告書を渡そう。
事故を防ぐ為には基本的な安全運転をすることが肝要だが、緊急走行時は急いでいる分だけ特に注意が必要だ。なぜなら他の運転手が思い通りに止まってくれるとは限らないからだ。交差点進入時には減速し他の交通の動きを確認する、すり抜けに最新の注意を払う、車両の性能を過信せず過度な速度で走行しないといったことが重要だ[9][10]。シフト終了後に起こした事故は他の警察官が対応してくれるので、通信指令からは現場をそのままにして帰署するよう指示が出る。
尚、乗務しているパトカーが走行不能なほど大破するとゲームオーバーとなってしまい、獲得したSPが無くなり勤務がやり直しになる。ゲームの設定からパトカーのダメージを無効化することはできるが、勤務中の修理機能は(今のところは)ない。複数のパトカーをアンロックしている場合は、その日のスタート地点となる警察署に戻り別の車に乗り換えることは可能である。他の警察署の駐車場に同じパトカーは停まっているものの、そちらに乗り換えることはできないようだ。
事案
勤務中には様々な事件や事故が発生し、プレイヤーは警察官としてこれに対処していく。事案はその起き方によって幾つかの種類がある。
- 無線指令によるもの (Callout)
通信指令に基づくもの。巡回中に無線で事案のあらましが伝えられ、受令するとマップ上に現場が指示するので臨場し対応する。指令のみで発生する案件や事案もある - 周辺でランダムに発生するもの (Ambient Event)
巡回中に自分の周囲で起きる事件や事故。ランダムのみで発生する事案もある。 - 交通違反などから派生するもの
自動車や歩行者による交通違反。これ自体も取締対象ではあるが、それへの取り締まりにより偽造免許や酩酊運転など、別の犯罪が発覚することもある。
無線指令
ランダム
交通違反などからの派生
- 自動車に関する各種違反
免許証偽造、窃盗免許証、逮捕状交付、盗難車の運転、酒や薬物による酩酊運転などの犯罪が発覚することがある。 - 歩行者の違反横断
身分証の偽造や盗難、期限切れなどが発覚することがある。
重点目標的なもの
上記の事案とは別に、その日ごとに課せられるタスクがある。例えば駐車違反を取り締まれ、スピード違反を取り締まれ、治安が悪化しているので管轄内でなんでも良いから取締を強化しろ、など。一種のノルマみたいなものだが、本物の警察ではないのでクリアしなくても特に問題はない。指定された目標を達成するとボーナスSPが貰える。
評価
先述のようにSPは加点方式、CPは100点からの減点方式で評価される。それぞれの加点・減点の基準はおおまかには以下の通り。
- SPの加点
適切な事由による執行 (停止指示の事由告知、逮捕、違反切符の交付など)、被疑者の車両を捜索、事故現場での証拠回収など。 - CPの減点
不適切な有形力の行使 (テーザー銃や拳銃の射撃)、告知すべき事由の選択誤りや虚偽、不必要なレッカー移動など。
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関連項目
脚注
- *街並みやパトカーの塗装や警光灯の色などから、ブライトン市のモデルはマサチューセッツ州ボストン市と思われる。ゲームの舞台となる街の名であるブライトン(Brighton)も、ボストン市に同名の地区がある。またボストンはベースボールチームのレッドソックスの本拠地であるが、ブライトンはグリーンハットというチームの本拠地になっている。
- *比較的近年の同種・類似の作品としては「Police Simulator:Patrol Duty」「Flashing Lights - Police Fire EMS」「Enforcer:Police Crime Action」「Police Force (Polizei)シリーズ」などがある。
- *Police Questは警察官経験者をアドバイザーにつけただけあり、警察署の中の作りこみや、パトカーの乗務前点検があるなど、かなりリアルではある。だがいかんせん古いゲームなのでそもそも遊び辛いとか、ファミコンのようなグラフィックが没入感に乏しいといったことは否めない。対して本作は最新世代ゲーム且つ警察の仕事のリアルさを追求しており、かなり「よくできている」のは間違いない。
- *落ちないとは言ってない。ただMODなかんずくスクリプトMODは、ゲームに全く別のスクリプトを付け足し元々のシステムに干渉することから基本的に不安定であり、プレイ中にスクリプトがクラッシュし停止したり、ゲームそのものがクラッシュすることは珍しくない。LCPDFRやLSPDFRも同様である。よって動作を安定させる為には、プレイヤー自身が自己責任で何度もトライ&エラーを繰り返し、設定を調整し安定させることが必要となる。またスクリプトMODは家庭用ゲーム機では遊べない。拡張性の面から言えばスクリプトMODの方が有利に決まっているが欠点を考慮すると、特段のこだわりがない限りは記事主は本作をお勧めする。家庭用版も発売されるので。
- *一般的にリアル志向の警察ゲームはそのようなゲームデザインになっていない。先述のPolice Questもそうだが、それの流れをくむSWATシリーズ(ゲーム)も射撃は正当防衛に限られる。GTAのMODであるLCPDFRやLSPDFRは元が犯罪者ゲームなだけあって、いきなり射殺もシステム的には問題ないが、愛好家の矜持に基いて射撃を正当防衛に限定して行うプレイヤーが多い。
- *Road to Release: News about Save Games and Betas
- *ミシガン州警察 (MSP) は毎年同じサーキットで警察仕様車の評価試験を行っているが、その2022年式版によれば、2022年式シボレー・タホはクラウン・ビクトリアよりラップタイムが速く、なんなら同年式のダッヂ・チャージャーと同じぐらいのタイムで周回している。加速性能ではセダンのチャージャーに一日の長があるが、フルサイズSUVとて本格的な追跡に耐えるだけの性能を持っている。というか一番早いのは中型SUVのフォード・エクスプローラーをベースにしたポリスインターセプター・ユーティリティである。そりゃアメリカのお巡りさんもSUVを好むよね、乗り降りしやすくて荷物も積めるし。
- *Smart delivers 100 cars to NYPD Forcops
- *かつてロサンゼルス郡保安官本部 (LASD) が製作した保安官代理 (警察官) 向けの安全運転講習ビデオ。ビデオは緊急走行 (Code 3) で交差点を安全に通する方法を解説したもの。
(以下内容の要約) Code 3中のパトカーにとって最も事故が多いのは交差点である。警察官は現場へ急いでいるあまり交差点での安全確認が不十分なため、事故はしばしば起こり受傷事故が発生している。交差点進入時はサイレンを継続使用したまま十分に減速し、他の車線や交差する道路の車の動きをよく確認し、ゆっくり通過しなければいけない。 - *Code 3で交差点に進入したパトカーの事故を捉えたダッシュカム映像。中央分離帯で区切られた道路を、サイレンを鳴らしCode 3で走行中のパトカーが交差点に接近する (50秒付近)。同一方向の車線が塞がっていたこともあり、パトカーは交差点手前で一旦停止する。前方の車が進路を開けてくれたが、交差する青信号の道路の車が交差点内に次々と進入してくるため、パトカーは停止と徐行を繰り返しながら交差点への進入を試みる。そして前方が開けたところで加速し通過しようとしたが、右方向から来た車がパトカーの右側面に衝突し、パトカーは横転してしまう。よく注意しても事故は起きてしまうものなのだ。
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