ニコニコ大百科

ルークはこの事件があってもヴァンを「先生」と呼ぶ続けるのがなんとも……
本当にヴァンを慕っていたのがわかる。


普通なら真月(こいつよりはマシかもしれないけれど。いや、同じレベルか)を「ベクター」と呼ぶように「ヴァン！」「ほぉ…もうヴァン先生とは呼んでくれないのか、ルーク」みたいなヴァンがわざとらしくする場面があってもおかしくないのに……
ルークが実は根はやさしい奴だとわかる

この話の救い難いところは、仮にルークが一人の人間として成長して生まれた意味を知ったところで、
主人公としての「ルーク」はレプリカというコピー人間であるという事実はどう足掻いても変わらない。
仲間達がどれだけ力説しようが逆立ちしてミュウと鳴こうが、
彼自身の自己同一性が確立されることは絶対にありえない。
オリジナルルーク（アッシュ）のクローンであって世間一般からは不気味な人形としか認識されるより他ない。
はてさて、吉積信は自分が扱った題材の重さを理解していたのかな？

自分が大昔に読んで酷く鬱になった短編小説で8年前に亡くなった緒形拳さん主演で
映画化された松本清張の『鬼畜』という作品がある。
色んな物に触れて勉強しろなんて説教するつもりは毛頭ないけど、
「平和とは、不条理とは」と考えさせる作品を創るつもりなら
ヒロインに「殺らなければ殺られる」なんて台詞を吐かせる前にもう少し考えて欲しかったわ。

>>992
理解していたら精神面の虐待とまで称される惨いマウンティング行為をルークに対してやっていないよ。
そもそも、スタッフ共が初期のルークを「世間を知らぬ王子」として扱っていたかどうかすら怪しい。
不敬罪適用待ったなしのジェイドをみるかぎり、あいつらの頭の中で「レプリカ」「戦争を知らない子供（※スタッフの脳内）」「世界を知らない王子」がごっちゃになってるフシすらある。

最初っからルークという主人公が事を為す物語ではなく、「ルークと名付けられた人型ペットを苦労して育て上げる物語」と見たほうがむしろ自然に思えるくらい、
初期の初期からルークを人間扱いしていない。

変な例を出すけれど「単純で一直線のケンカバカ主人公(具体的には言わないけれど)」がこの発言を聞いたら、みんなが発言する前にルークを1発殴ってた。
そして「まだそんなことを言うのかテメェは！」「だ、だって俺は師匠(せんせい)がやれって言われたから…」「いつまで言い訳してんじゃねぇっ！現にアクゼリュスは崩落してそこの人は死んだんだ！自分が悪くないみたいなこと言うじゃねぇっ！」…ルークが再び殴られそうになるけどティアかガイに止められる展開に。

何が言いたいかというと「仲間があんな発言したのはルークが反省していなくっていいわけばっかりで現実に目をそらしていたから」「あそこでルークに暴力を振って説教する人間がいたら仲間達は止めていて文句は言わなかった可能性あり」。親善大使になってからのルークの態度も悪かったからも問題。
…ちなみに例に出した主人公はカッとなりやすいけど、悪い人じゃないよ。バカで単純で喧嘩がコミニュケーションな奴だけど。


ごめん……このレスはスルーしてくれ。自分でも何を書いているかわからなくなった……

>>994
そうねぇ
周りを囲む、ある意味ヴァンの共犯な、ルークと程度の変わらないメンバーが見放すより、一番いけない所を正確に言える誰かに叱咤激励の願いを託したくなるよね
でもそういう風に人間のできた人に導かれると、方向性が違うだけでヴァンに依存してた時とそう変わらんことになりかねないね

>>995
大丈夫、兄貴はルークに「じゃあ…俺はどうすればいいんだ…」と聞かれても「自分で考えろ」って突き放すからモーマンタイ(ただしアッシュに殺されそうになったときは真っ先にアッシュを殴る)
決意して髪を切ったルークを簡単に受けてとめてくれる(兄貴的に港を襲ったアッシュを許さずにルークが回復するまで待ってくれそう。ちなみにレプリカのことを知って謝りそう)


それにしてもここまでひどい(いろんな意味で)とドラえもんとクロスさせて、アクゼリュスを救うssが見たくなる。ルークのメンタルは一番近いのび太に負かせばいいし……

うーん・・・言い逃れもなあ。だってルーク実年齢7歳だぜ？

しかも幽閉のせいでまともな社会観もなにもなくて、唐突に世界に放り出されたと思ったら知らないことをメタメタに責められるわ殺人童貞卒業するわで大混乱オンパレードで終いには親より信頼度があった師匠に見事に裏切られて無自覚大殺戮だよ。

そりゃ7歳児の自分だったら誰だって信じたくないというか信じられないだろうし、自分が悪いとか認めたくもないわ。

まああの時点でルークがクローンだって知ってる（感づいてる）のはティアとガイとジェイドくらい（イオンもだっけ）で、そのティアもヴァンの企みを誰かに話すこととかはしてないし、ガイはそもそもヴァンサイドだったし、ジェイドは最初から最後までだんまりだったしでぶっちゃけてめーら人を責められる立場かって話だし。

忘れている方はいないとは思いますが、念の為に書いておきますね。
「アクゼリュスの崩落は預言で決まっている事であって、キムラスカ・マルクト両国、
そしてローレライ教団の政治指導者達はそれを遵守させようとしていた」
つまりは「ルークは勿論の事、アクゼリュスの住民がおっ死ぬのは大歓迎だった」という事です、はい。

ここで1つ、もっと不可解な矛盾が生まれる。
預言の遵守が至上の価値とされているあの作品世界で、何故ルークの行ったことが非難されるのか？
だったら、今まで世間一般が過ごしてきた社会の営みはなんだったのか？
更に救い難いのは、この時点でルークの生まれた意味とやらはヴァンに利用されるでも
そこまでの過程は別に「アクゼリュスで死ぬこと」だった。

いくら考えてもおかしな理由が漸くわかった、TOAって作品世界の価値観からして大分狂っていたんだ。

不評だったけど、ルークを変えるには必要だったから採用したんだっけ？
他にうまい流れはなかったのかな……俺は思いつかないけどここの人で思いつく案とかある？

>>989
なんで誘拐してすり替えた張本人じゃなく当時赤ん坊だった奴を恨むのかが未だにさっぱり分からん
>>992
＞逆立ちしてミュウと鳴こうが
真面目に読んでたのに変な爆弾しかけるなよＷＷ

>>1000
どっかで見たけど『ルーク(レプリカ)を恨むことで自分の精神面を保とうとした』というのだった。
だからってルークを恨むのはお門違いだろう。精神年齢10歳でも恨む相手はちゃんと認識しろよ

よく「俺の居場所に～」と嘆いているけど…お前、それをルークが返したとしても怒るだろう。なら、どうすればいいんやねん！と思う。
ヴァンの計画に文句は言っているけど、ルークと自分を入れ替えたことにはあんまり触れていないのも疑問

>>999
便宜上仲間と称されているルークいじめ要員が全員、あるいは一人でも真っ当であればそれでいい。
事故を起こそうが、起こさまいが、真っ当にルークを戦う王として成長させるだけでいい。
問題なのは悲劇それ自体・悲劇の引き金を引いたことではない。それをさせるまでに至ったルークいじめ要員の精神的虐待と、ルーク虐め要員どもがやった責任の押し付けだ。

>>1000
逆らったら痛い目に遭うヤツか、自分がいじめても問題ない殺しにびくびく怯えてる子供とどっちを攻撃する？
仮にも自国の民を苦しめても悪びれない、婚約者との約束をファッションかあるいは証印程度にしか考えていない劣化レプリカにも劣る１０歳児の暴王なら。

吉積氏のご立派なプロットを下地に考えるならまずね、「どうしようもない奴が改心して一人前になる」
という話なら「やらかした事」を「どうやって償い、乗り越えていくか」という点にある。
しかしだ、仮にも据え置きゲームの大長編アクションRPGなのだから、
そこらの農家のりんごを噛った程度の悪さでは無理だろう。
そこでアクゼリュスの崩壊という大罪を背負わせた迄は良いが、肝心の改心点を見出だせない。
それもそうだろう、犯してしまった事が馬鹿でかすぎて収拾がつかないんだよ。

おまけに主人公だけで物語がある訳じゃない、周りの登場人物のバックボーンも考えなきゃいけないが
そこら辺をルークと五十歩百歩の後ろめたさを持たせるとこれまた収拾がつかない。
故に、強引にでもティアやジェイドの様なキャラを「良識ある大人」という存在にするしかなかった。
主人公に話を戻すが、誤解を恐れず言えばルークが罪を償うというなら
ちゃんと法廷の様な公の場で極刑に処せられて始めて物語が完結する。
何度か同じ事を書いたかもしれないけど、制作陣は取り扱う内容の重みに全く無自覚だったと言わざるを得ない。

>>1000
ストックホルム症候群とかいうアレじゃないか？
敵味方に慕われるカリスマ黒幕という保護者より、居場所に入り込んだ（やらされた、だが）自分の偽物に憎悪が向くのは当然かもしれない。
しかし俺の目には、ヴァンが目的のためには手段を選ばない、薄ら笑いの影で他人を消耗品とせせら笑ってる外道にしか見えないが。
そういえばこの点においてアニスとルークは立場が同じなんだな

この時のルークの心境を考慮すると惨事を招いた事によるパニックから発せられた言葉だと思うんだけど
周りの人間はここぞとばかりにルークの日頃の態度が悪いからこうなったと叩いてるように見えるのが酷かった

その後ネットでネタにされたり皮肉に使われるようになったりして業の深い台詞になってしまったのがなんとも・・・

まあ、『良かれと思って自分がしたことで数万？人が死んだ』ら、オイラでも「俺は悪くねぇっ!」って言っちゃうんじゃないかなあ

「よく最後までこのパーティーでやって来れたな」と言われるけど、あの距離の方がよかったというわけじゃないかな？
ルークから全員見捨ててもおかしくないのに……

>>994
>何が言いたいかというと「仲間があんな発言したのはルークが反省していなくっていいわけばっかりで現実に目をそらしていたから」
>「あそこでルークに暴力を振って説教する人間がいたら仲間達は止めていて文句は言わなかった可能性あり」。
>親善大使になってからのルークの態度も悪かったからも問題。

仮に仲間があんな発言したのがそういう理由だったとしたら、
「事前にヴァンの計画を知っていたけど黙っていたティア」
「ヴァンと共謀していてヴァンがルークを騙しているのを知っていたガイ」は、
ルークが責められている時にそれを告白して自分もアクゼリュス崩落に責任が、と言わなかったことと、
それなのにルークに対してブーメラン発言繰り返していることで、
例え口に出して言わなくても態度から見れば内心では「反省していなくっていいわけばっかりで現実に目をそらしていた」ように見えるから、どちらにしてもブーメランになると思う。
ティアのファブレ家襲撃とかアニスのスパイとか他のことについて反省せず現実から目をそらしているように見える件も多数あったし。

>>994
そもそもこの問題、ルークが悪いのかどうか、というのも難しい所があるからなあ。
>>998で言われていることもあるけど、ルークが実際に超振動で消したのはパッセージリングだけで、アクゼリュスの大地や、アクゼリュスの人々を直接的にどうにかした訳じゃないこととか。
確かにパッセージリングを消したことでセフィロトが停止してアクゼリュスは崩落したけど、この世界の大地が人為的に浮かせた外郭大地だということも、セフィロトやパッセージリングの仕組みも、外郭大地の人間は知らないのが当たり前になっているということを考えると、『全く知らない、全く予想できない、そして知らないし予想できないのが当然』という状況で起きた結果に責任を問えるか、という問題がある。
例えば今から数千年後の今ある知識や技術が忘れられた未来、核もミサイルも失われた知識や技術のひとつになって大人でも学者でも「核？ミサイル？なにそれ食えるの？」という時代で、何も知らずに核ミサイルのスイッチ押してしまった子供がいたら、その子供は悪いのかどうか、みたいな。

>>994
それに超振動の発動自体は、ヴァンの暗示で行われたことだから、暗示で操作された肉体の行動の結果の責任を、その肉体の人間に問えるか、という問題もあるしな。

仮に『全く知らない、全く予想できない、そして知らないし予想できないのが当然』という視点でストーリーを進めるとしても、
「それでもルークに責任がある」「ルークは即座に反省すべきだった」と怒る仲間がいたとしても、
その仲間には同じ視点で見てもアクゼリュス崩落にも他のことにも突っ込まれるような責任がない、
または同じ状況になっても即座に責任を認めて反省した、というキャラじゃないとティアたちと同じになってしまうし、
親善大使の態度への非難も、その仲間のルークへの態度がどうだったのか、という点でも問題あったらこれまたティアたちと同じになってしまう。
それに仲間が、例えばティアがナイトメアをファブレ公爵家襲撃の時にルークたちに使いまくった時とか、
ガイがヴァンと共謀していたことがわかった時とかにもちゃんと同じように怒らないと、ルークにだけ厳しくて他の仲間には甘い、ってなってしまう。

回想で父親が「これでは体がでっかい赤ん坊ではないか」と言っていたのに「はっ」となったわ。ガイも言っていたけど7年しか生きていない奴に責任問題を持ちかけるなよ……

>>1001
アッシュは精神年齢ストップどころか退行してるように思うんだよな、１０歳ってもっと頭良いはずだ、少なくてもルークとヴァンどちらが悪いか分かるぐらいにはな
仮にも神童だったなら尚更だ、とても１０歳とは思えん

>>1012
ヴァンの‘ほうが’が悪いと判ったとしても、ルークを攻撃しないという理由にはならない。
あの暴王にとってはルーク‘も’悪いんだから。こればっかりはどのようなシナリオであれ、交換という事件が起きた以上はルークがどんな人格・人物であったとしても起こり得る、致し方ないことだ。

ヴァンを積極的に攻撃しないということに関しては、やはり情けなさ・不自然さを感じざるをえないが。

そりゃアッシュにとっての髭は「敬愛してやまない師匠」だしな
はっ、裏切られてもまだ師匠か！

こういうネタでは片割れを逆恨みするのが定番だし
逆恨みするように仕向けられてた可能性もあるが

>>1014
そこもルークも同じ
まさにレプリカ。ちゃんと歳相応に成長したらルークもアッシュみたいになるのかなぁ……

>>1016
アッシュと違って10にも満たないとしでかなりの精神的ダメージを受けてすっかり殊勝な性格になっちゃったからそれはないんじゃないか・・・結局最後は自分を犠牲に世界を救っちゃったしな。
あのまま死なずに生き続けたとしてもあんまり自分を表に出さずに自己犠牲精神満載のある意味主人公なまま成長したんじゃないかな。

ていうか個人的にはなんでアッシュがルークに攻撃的なのかが理解できん。
自分で取りこぼしたものを他人が拾い上げてそれを自分で取りに行けないから奪いやがってこの野郎とか逆恨みどころの話じゃないだろ・・・しかも拾ったほうは誰かの落とし物とは知らないわけだし。

そして居場所をすり替えた当本人であるヴァンにはルーク以上の憎しみを向けないというよくわからん精神・・・。

・赤ん坊（ルーク）が交換される→悪いのはルーク、偽物扱い
・赤ん坊（メリル）が交換される→メリル可哀想、親子として過ごした時間は本物
何故なのか・・・

・ルークがミュウに指示し火事になれば悪いのはルーク（自分の意思で火を出す）
・ヴァンがルークに指示し崩落すれば悪いのはルーク（暗示で強制）
何　故　な　ん　だ