『エイティエイトを2でわって』とは、有馬による4コマ漫画である。
『まんがタイムきららMAX』にて2023年2月号~4月号でゲスト掲載、同年5月号より連載開始。2024年3月号で表紙に抜擢されている。
ゲスト連載時のタイトルは「ニブンノハチジュウハチ」だった。
ストーリー
タイトルからも匂わせているが、ピアノ(88鍵盤がスタンダードである)の連弾をテーマにした物語。
ピアノが大好きな少女・美弦は、入学した高校の寮でかつて一緒にピアノを学んだ奏と再会する。海外留学から戻ってきた奏はピアノから離れていたが、美弦は奏や同じ寮の子達をピアノ連弾に誘う。
用語
- 連弾 - 広義では、1台の鍵盤楽器を複数人で同時に演奏することを指す。特に1台のピアノを2人で演奏することを一般的に連弾と呼んでいる。2人がそれぞれ両手を用いて合計4つの手を用いるため、四手(よんしゅ)連弾とも呼ばれる。
- 雨久花(みずあおい)高校 - 美弦たちが通う高校。いろいろと設備が充実している。学生寮は1部屋で2人、リビングは2部屋の4人で共用している。なお音楽科は無い。
主な登場人物
なかよし4人組
- 藤田美弦(ふじた みつる) - 本作の主人公。『はんどすたんど!』の新城ななみのように底抜けの明るさと破天荒な言動の持ち主で、よく口が開いている。実家から離れて雨久花(みずあおい)高校に入学し、小さい頃同じピアノ教室に通っていた奏と寮の同室になる。ピアノが大好きで常に楽しく演奏するが、基礎がしっかりしておらず、我流の弾き方が身についてしまっている。
- 小林奏(こばやし かなで) - 美弦と一緒にピアノ教室に通っていた少女。早くからピアノの才能を発揮し、大会でも賞を総なめしていたが、フランス留学した時に世界との差を感じさせられ挫折を味わう。ピアノから離れるために実家から離れた雨久花高校に入学し、結果幼い頃に面識のあった美弦と同じ部屋及び同じクラスとなる。ピアノのことになると厳格な姿勢を見せるが、普段は美弦に振り回されがち。
- 松永来夢(まつなが らいむ) - 清花と一緒の部屋の少女。ギャルっぽい容姿だが清花のことを朝から晩まで面倒を見る世話焼きで、性格も明るく素直で寂しがり屋。ピアノ経験は無かったが、美弦たちの話を聞いて興味を示す。色々な意味で大柄。
- 清花茜音凛蘭柚香蓮(きよはな あかねりんらんゆずかれん) - 来夢と一緒の部屋の少女で、中学からの同級生。奏のことはピアノコンクールで何度も一緒に参加しており、奏の演奏のファンだったとのこと。いいところのお嬢様らしく、ピアノ以外にも様々な楽器を嗜んでいる。小柄で華奢。茜音凛蘭柚香蓮が本名で、あまりに長いため普段は「ゆず」と呼んでもらっている。
その他の人物
- 杏奈(あんな) - 清花家のお抱え調律師。元々はピアニストだったが、音大生の時に弾いたピアノを調律した調律師に惚れ込んで弟子にしてもらった。普段は冷静で丁寧に色々説明してくれるが、おだてに乗りやすい。
- 九十田唯(つくだ ゆい) - 吹奏楽部1年。容姿や言葉遣いはおしとやかで洗練されているが、パワー系の脳筋。馬鹿力の持ち主で、吹奏楽部に入る前は運動部の助っ人ばかりしていた。楽器の演奏の仕方は美弦と相通ずるものがある。
- 大島彩葉(おおしま いろは) - 合唱部顧問。ふくよかな容姿で、いつもお菓子を持ち歩いている。合唱のピアノ伴奏も担当している。
- 鴻坂須寿菜(こうさか すずな) - 合唱部1年。歌より先生の方が好きと公言するほど、常に大島先生にべったりくっついている。
- 小笠原ちよ(おがさわら ちよ) - 軽音楽部1年。美弦との初対面でぶかぶかな上着を着ていた。
関連静画
きららベース
ニコニコ静画では毎月第4土曜日に更新されている(特定の話以外は、基本掲載後1ヶ月間のみの限定公開)。
ファンアート
関連商品
関連項目
外部リンク
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