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ガリガリ君とは、赤城乳業が発売している氷菓。1981年に発売され、2016年の今でも定番としてコンビニからスーパーから駄菓子屋まで、日本全国で買える。
ガリガリ君概要
発売から35年を経てなお、老若男女に愛され続ける国民的氷菓のひとつ。最もポピュラーでスタンダードな味は「ソーダ（味）」であろう。夏には特に売り上げが伸び、POSデータが弾き出す「アイスクリーム売り上げランキング」でもベスト10に入るド定番である(参考リンク
)。
など、長きに渡って人気を保ち続けてきた理由は様々に考えられるが、こまけぇこたぁいいので今日も風呂上がりに齧るガリガリ君は格別である…と言うことでひとつ。
ちなみに、ソーダ味の青色は合成着色料ではなくスピルリナという栄養豊富な藻が原料であり、その証拠に舌が青くならない（参考リンク）。
ガリガリ君ヒストリー
きっかけは1980年。「赤城しぐれ」というカップかき氷で大ヒットを飛ばしたけど経営不振に陥った赤城乳業が、「子供が遊びながら、片手で食べられるかき氷」を作ったらどうだろう…と思い立ち開発に着手。「かき氷をアイスキャンディーでコーティングする」という手法を編み出し、翌年の1981年に発売にこぎつける。
発売当時は1本50円と言う「50円玉一枚で買えるお手頃さ」、全国進出が本格化したコンビニエンスストアでの販路拡大もあり、知名度を全国レベルで拡大。2007年には年間売り上げが2億本を突破。2009年時点で「日本一の売り上げを誇るアイスキャンディー」にまで成長した。
その後も2010年に年間売り上げ3億本、2012年には同4億本を達成。「ソーダ味」の基本からブレることなく、新しい味開発のチャレンジにも積極的に取り組み、定番アイスとして押しも押されもせぬ地位を築き上げている。
ガリガリ君ラインナップ
1年中買えるのは「ソーダ味」くらいとは言え、季節・期間限定の豊富なラインナップも特徴のガリガリ君。
- グレープやみかん、りんごといった果物類 (わかる)
- ミルクやコーラといった飲み物類 (わかる)
- ガリガリ君リッチ・大人なガリガリ君 (お、流行りの高付加価値商品かな?)
- プリン、桜もち、安納芋などの食べ物類 (攻めてますね…)
- コーンポタージュ味 ( ﾟдﾟ )!?
- クレアおばさんのクリームシチュー味 (グリコとのコラボ商品)
- ナポリタン味 (3億の赤字)
と、スタンダードからチャレンジの極みまで、毎年のように新作フレーバーを投入し続けている。特に2012年にリリースしたコーンポタージュ味は、衝撃的な発想と賛否両論の味で瞬く間に売り切れ、ネットからマスメディアでも大きな反響を呼んだ。
ちなみに「何故こんなに奇妙な味に挑戦しているの？」と言う疑問に対して、赤城乳業の担当さんは…
お客様から「最近面白い味がない」と言われたので、お客様に一風変わった商品で
楽しんで頂けるように開発している (ビジネスジャーナルより)
とのこと。老舗のチャレンジ魂は健在である。攻めすぎてナポリタン味で大失敗したけどヘーキヘーキ
ガリガリ君プライス
発売当初のガリガリ君は「1本50円」であった。1989年に3%の消費税が日本でも導入されたが、あえて値上げを1991年まで遅らせて「1本60円」とし、シェアの確保と増進を果たしてきた。
それから25年、平成の大不況も原材料の高騰も跳ねのけて、「1本60円」を守り続けたガリガリ君であったが、ついに2016年4月より「1本70円」の値上げに踏み切った。理由は原材料・人件費の高騰もさることながら、ガリガリ君の「棒」が3年前比で90%も値上がったことにあるそうな
ガリガリ君トリビア
- 発売当初からパッケージで存在感を放っていたガキ大将(ガリガリ君)のイラストだが、2000年に外部デザイナーを起用し、大幅なイメチェンを図っている。その理由は、売り上げが何となく伸び悩んでいる時に調査したところ、「味はともかくイメージキャラクターのガリガリ君が何かイヤ」という衝撃的な結果が出たことによるもの(特に女性はほぼ全否定だったとか)。
- という訳でキャラクターデザインを一新し、更にTVCMも多く打ち、設定のリメイクや文具・漫画・ゲームなどのキャラクター展開も積極的に起こし、ガリガリ君は再びの上昇気流に乗った。市場との対話の大切さと、迅速的確な対応が功を奏した見本である。
- ガリガリ君をすりおろしてかき氷にして食べるための道具「おかしなかき氷 ガリガリ君」や、焼酎にガリガリ君を溶かして飲む居酒屋メニュー「ガリガリ君サワー」など個性的な食べ方の商品もあるが、この二つは販売元の赤城乳業が「潜入！リアルスコープ」の番組内でガリガリ君を楽しむ例として紹介した「スリガリ君」「ガリガリッ酎」が元ネタである。
- 2014年からはタイでも発売されている。トムヤムクン味とか出すのかな…
- ガリガリ君に限らず棒アイス特有の現象として、夏場に扇風機に当たりながら食べると溶ける速度が上がってしまい、最悪そのまま棒から残りの商品が落下してしまう。こうなると残りのガリガリ君が食べられない上に、後片付けも面倒なため注意したい。
風評被害
2017年6月7日、フジテレビの番組『ノンストップ!』でガリガリ君が紹介された際の出来事である。
この静画は、作中のとある台詞でガリガリ君と絡めてネタにされていた、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のガエリオ・ボードウィンというキャラクターのネタ画像である。
だがこの静画が、あたかも実在の味であるかのように報道で紹介されるという事件を巻き起こしてしまう。
無論この「火星ヤシ味」は存在しない味であり、同番組が謝罪する事態となった。インターネットで拾い上げた画像を無許可で報道に使用していること自体如何なものだろうか。
関連動画
関連項目
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