クワイ=ガン・ジンは、映画「スター・ウォーズ」に登場するキャラクター。クワイ=ガンとも呼ばれる。
マスター位を持つ老練なジェダイであり、共和制末期の時代に、オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカーといった若いジェダイを指導した。
名前の由来は「開眼人」と言われる。
ライトセーバーの色は緑。
演じたのはリーアム・ニーソン。日本語吹き替えを担当した声優は津嘉山正種。
概要
人間種族。男性。劇中時の年齢は60歳程度。
茶色の髪を無造作に後ろに撫で付け、同じ色の髭を口と顎に生やした野趣に富む姿をしている。
「スター・ウォーズ」劇場版シリーズ全てに登場するジェダイ、オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカー、双方の師として、重要な役回りを果たす。
エピソードⅠ劇中では、惑星ナブーと通商連合の紛争調停のためオビ=ワンと共に派遣されたのを皮切りに、アミダラ女王の救出やアナキンとの出会い、シス卿ダース・モールとの邂逅などの事件に遭遇してゆく。
人物と能力
クワイ=ガン自身の師匠は、後にダース・ティラナスとして暗黒面に走ってしまい、ジェダイ騎士団と対決することになるドゥークー伯爵。クワイ=ガンの師は、ジェダイ騎士団在籍時から、騎士団の意向と対立することが多い人物だった。
そんな師の影響か、クワイ=ガンもジェダイ騎士団が標榜する「秩序」とはいささか距離を置いている人物で、ジェダイ騎士団のトップたる評議会の意向ですら無視してのける程。若き日のオビ=ワンからも心配される始末。
一方で、伝統や固定観念に縛られない自由で柔軟な発想力と行動力を併せ持ち、特に後進の教育とその成果たるや大。
彼が指導したオビ=ワン、アナキンの二名は(修行を始めるには遅すぎると言われたにも関わらず)偉大なジェダイへと成長を遂げ、銀河の歴史に大きな名を残している。
また、フォースを“未来”を見通すために用いるジェダイが多い中、“現在”のフォースの在り方を問う「リビング・フォース」の概念に着目。その研究と研鑽が、死後にフォースの意志と一体化する「霊体化の秘術」体得へと繋がった。
破天荒な人物ではあるが、優しく、人情味のある人柄で、オビ=ワン、アナキンの弟子二人から父親のように慕われている。ジェダイ評議会に名を連ねるプロ・クーンなども、クワイ=ガンが評議会の一員になることを切望していたようだ。
共和制末期のジェダイ騎士団は、長い平和によって戦闘よりも外交を重んじる集団となっていたが、クワイ=ガン自身は高い戦闘能力を維持している。近接戦闘のスペシャリストであるダース・モールを相手に、ライトセーバーで何合と渡り合い、時には裏拳をキメている。
本人的にも外交より荒事のほうが楽しいのかもしれない。
後のジオノーシスの戦いで多勢に無勢とはいえバトルドロイド相手に戦死したジェダイが多いことを踏まえれば、シス卿と渡り合えた彼がジェダイの中でも突出した実力であることが分かるだろう。
またダース・モールはダース・シディアスの弟子の中ではEP1の時点で史上最強と評されており、ライトセーバーのフォームの中でも最強と言われるジュヨーを習得していた。そのダースモールと老齢でありながら対等にやり合うだけでもだけでも如何にクワイ=ガン=ジンの実力が高いかがよく分かる。
ちなみに、クワイ=ガンは60歳にならんという老人なのだが、スター・ウォーズの世界はフォースさえ使えればドゥークー伯爵といいダース・シディアス(皇帝)といい、ジジイが元気な世界なので、まだまだ現役バリバリなのだろう。
ライトセーバー使用時によく用いる型(フォーム)は、フォームⅣ:アタロ(英語表記はAtaru、アタールと読むことも可)。アタロは、アクロバティックな動きで敵を牽制しながら戦うフォーム・・・つくづく元気なジイさんである。
問題児の系統
クワイ=ガンを語る上で外せないのが、彼の師弟の繋がり。
以下はその系統(向かって左が師匠、右が弟子の関係にある)。
[ヨーダ]――[ドゥークー伯爵]――[クワイ=ガン]――[オビ=ワン]――[アナキン]――[アソーカ]
揃いも揃って、ジェダイオーダーの意向無視、独断専行が日常茶飯事、ヨーダ、オビ=ワン泣かせの問題児である。
とはいえ、直弟子であるオビ=ワンもアナキン、アソーカには色々甘い面もあることだし、たまに自分も無茶やらかすので、やはりクワイ=ガンの弟子といったところか。
そしてこの系統だけでシス卿を2人も輩出している。さすが問題児
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