『シンフォニック=レイン』(symphonic rain)は、2004年3月26日に工画堂スタジオくろねこさんちーむより発売された全年齢対象パソコンゲームである。
一年中雨が降る街ピオーヴァ。フォルテニストになるべくそこの音楽学校に通う主人公は、卒業まで数ヶ月なのに卒業演奏のパートナーが決まっていなかった。主人公は無事にパートナーを探し出し、卒業演奏を成功させることが出来るだろうか、それとも…(Wikipediaより)
概要
大方の予想を裏切って、姉の方とつきあい始めた主人公。
恋人の妹と共に、故郷を離れた街の音楽学校に通っているけれど、どこか生気がない。
卒業演奏まであと数ヶ月。卒検の条件である歌手パートナーを見つけ、卒業できるのか?
ターゲットがさっぱり不明な「18禁じゃないPC美少女ノベルゲーム」。
世に知られざる他の名作たちと同様、コアなファンはそれなりに掴んだものの、厳然として一般的知名度は低い。
読書好きの要求にも応えてくれるそのシナリオが、ある意味で18禁に近かったのは、ちょっとした皮肉である。
声優陣も中原麻衣、笠原弘子、浅野真澄、折笠富美子とえり抜きの実力派揃い。岡崎律子ファンのみならず声優ファンにも十分に満足行く出来となっている。
もう少しくらい評価されてもバチはあたらないと思うのだが。
ゲームは行動選択式のアドベンチャーパート、及び音ゲー風の演奏パートで構成されるが、選択肢が現れるのはほぼ序盤のみであり、後者は設定で完全にスキップできるなど、事実上音ゲー風味のデジタルノベルと言ってよい(演奏パートはオンラインランキング対応)。
シナリオに関しては段階的にロックが解除され、主人公を取り巻く謎に迫っていく、ノベルゲームではごく一般的な仕組みが採用されている。
その何とも言えず切ないストーリーに深く入れ込むファンは多く、また物語自体の扱うものが事実と真実の狭間に位置するために、解釈に関しては発売後数年経つ現在でも議論が存在する。
一方でOP・EDから挿入歌に至る全曲を手がけ、作品に深く関わっていた歌手・岡崎律子が、本作発売直後の2004年5月5日に亡くなっていることもあり、彼女の遺作という側面でもファンの思い入れは強い。
関連動画
関連商品
関連項目
- 岡崎律子
- 工画堂スタジオ / ミュージックアクションアドベンチャーゲームシリーズ
- エンジェリックコンサート
- AS~エンジェリックセレナーデ
- シンフォニック=レイン ← ココ
- ディアピアニッシモ
- ソルフェージュ
- スマイル☆シューター~ふぁーすと☆ちけっと~
- ギャルゲのタイトル一覧
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