ドラえもん のび太の新恐竜とは、映画ドラえもんシリーズ第40作目である。新キャストでは第15作目にあたる。
概要
シリーズ40作目であることに加え、ドラえもんが学年誌に掲載されてから50周年となる記念すべき2020年に公開される映画。2019年7月4日と、前作「のび太の月面探査記」と比べるとかなり早くからタイトルが明らかとなった。監督及び脚本は、「のび太の宝島」と同じく今井一暁と川村元気が務める。
映画ドラえもんでは、ラストに流れる映像に次回作のヒントが隠れているのがお約束だが、「のび太の月面探査記」では恐竜の姿を映した映像が流れたため、ファンの間では「のび太の恐竜」または「のび太と竜の騎士」のリメイクになるのではないかと言われていた(のび太の恐竜は既に一度リメイクされているが)。実際、発表されたタイトルは「のび太の恐竜」のリメイクのように見えるが、全く新しいオリジナルストーリーになるとのこと。これに関して、川村元気は次のように述べている。
ドラえもんの記念すべき「50周年作品」であり、テーマが「恐竜」とお聞きして正直怯みました。
「恐竜」を新しく描くにあたって、拠り所にしたのが藤子・F・不二雄先生が、『のび太の恐竜』を書いた時の気持ちです。あの物語は「日本にも恐竜がいた」と知った時の感動から始まっていると聞きました。あれから40年が経ち、恐竜の学説も日々進化しています。その進化の先にある恐竜の物語を描きたいと思い、恐竜研究者や博物館、化石採掘場などを巡り取材を重ねました。そこで発見し、感動したことが『のび太の新恐竜』の基礎となっています。公式サイトより
チラシビジュアルと特報映像も解禁され、のび太とドラえもんが、双子の恐竜キューとミューに出会う瞬間が切り取られている。特報映像は7月12日より全国の劇場でも上映された。
公開日は3月6日で、のび太の月面探査記と同様、金曜日の公開になる。
……はずだったのだが、新型コロナウイルスの影響で公開延期となった[1]。公開は約5か月遅れ、8月7日に公開となった。
ゲスト声優として、白い猿のような男「ジル」を木村拓哉、そいつと連絡を取る謎の女「ナタリー」を渡辺直美が担当する。
主題歌はMr.Childrenが担当。「Birthday」と「君と重ねたモノローグ」のダブル主題歌となる。
ストーリー
のび太が恐竜博の化石発掘体験で見つけた1つの化石。絶対に恐竜のたまごだ! と信じたのび太が、ドラえもんのひみつ道具“タイムふろしき”で化石を元の状態に戻すと…生まれたのは双子の恐竜! しかも、未発見の新種だった。
のび太に似てちょっと頼りないキューと、おてんばなミュー。個性の違いに苦労しながら、親のように愛情たっぷりに育てるのび太だったが、やがて2匹が現代で生きていくには限界がきてしまう。
キューとミューを元の時代に返すことを決心したのび太は、ドラえもんや仲間たちと共に6600万年前へと出発! キューやミューの仲間の恐竜を探す旅がはじまった。
ドラえもんのひみつ道具や恐竜たちの力も借りながら、恐竜の足跡を追って進むのび太たちが辿󠄀り着いたのは謎の島。恐竜が絶滅したとされる白亜紀で待ち受ける、キューとミュー、そしてのび太たちの運命とは──!?
公式サイトより
キャラクター
- キュー(CV:遠藤綾)
- 緑色の恐竜。間抜けで弱気と、のび太に似ている。
- ミュー(CV:釘宮理恵)
- ピンク色の恐竜。活発で人懐こい。背中にハートの模様がある。
- ゴル(CV:間宮康弘)
- ひみつ道具「ともチョコ」でともだちになったティラノサウルスの仲間。
- トップ(CV:下和田ヒロキ)
- ひみつ道具「ともチョコ」でともだちになったトリケラトプスの仲間。
- たまご探検隊
- ドラえもんのひみつ道具。キューやミューの仲間を探すのに協力する。
- 恐竜博士(CV:小野大輔)
- のび太に恐竜についてアドバイスをしてくれる。
- ジル(CV:木村拓哉)
- 白亜紀に存在するはずのない猿の姿をした怪しげな男。「謎の島」に関する秘密を握っているらしく、のび太たちの行動を監視している。
- ナタリー(CV:渡辺直美)
- ジルと通信する怪しい女。のび太たちが「謎の島」の秘密を知ることを恐れ、何かあればすぐに確保するよう命じている。
スタッフ
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
2019年 | 2020年 | 2022年 |
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のび太の月面探査記 | のび太の新恐竜 | のび太の宇宙小戦争 2021 |
脚注
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