ドロシアとは以下のことを指す。
- ドロシア・ラング−アメリカの報道写真家。
- ドロシア・ベイト−イギリスの古生物学者。
- ドロシア・ベネット−アメリカの遺伝学者。
- ドロシア−『タッチ!カービィ』に出てくるキャラクター。ここではこのキャラについて説明する。
ドロシアとは、ニンテンドーDS用ソフト「タッチ!カービィ」に登場するキャラクターである。
概要
平和なプププランドを絵の世界に、カービィの手足を消し飛ばし身体をボールに変えた魔女。
紫色を基調とした魔女然としたカラフルな衣装を纏っており、非常に可愛らしい。
カービィシリーズのラスボスとしては初の女の子である。
LEVEL8 The World of Drawcia にて最初で最後のボスを務める。
(LEVEL6まではボス戦の代わりにミニゲームがあり、LEVEL7ではドロシアとの再会ムービーが流れるのみ)
第一形態 ドロシア ソーサレス
燃える岩や手下をスカートの中から放ったり、直接体当たりするほか、世界観に相応しく絵画を描いてザコ敵や、ボム、トゲ等を召喚して攻撃を行う。(この地面からのトゲ攻撃は、「星のカービィWii」のボスにも受け継がれている)。
またこのとき背景の色彩が変化する(最初は青系の色のマーブル模様であるが紅や緑に変色)。
バリアを張っているため、通常時では攻撃することもできないが(コピー能力も使用不可)、時折放つ燃える岩を絵の具で弾き返すことでダメージを与えられ、一時的にバリアを解除し、攻撃を当てることが出来る。
登場時こそ魔女らしい「イーヒッヒッヒッ」という笑い声を上げるが、何故か攻撃を当てるたびに「いやんいやん」と可愛らしく鳴く。
戦闘時のBGMはオルガンの厳かな音色が特徴的で、シリーズの他のラスボス用戦闘曲と同じく名曲とされている。
第二形態 ドロシア ソウル (ネタバレにつき反転)
様々な色の絵の具をグチャグチャにかき混ぜたような毒々しいマーブル模様の球状生命体。
体表の模様は止まることなく流動し、絵の具が剥がれ落ちたような形で黄色い5つの眼と口が現れる。
カービィのラスボスらしい恐ろしい見た目もさることながら、度々放つ狂気の金切り声がプレイヤーを萎縮させる。
USDXや、Wii版に登場する、狂気の○○○ソウルの先駆けともいえる元祖ソウル。
素早いテレポートで移動し、属性攻撃を使う見た目の怖いザコ敵「パラ マター」の召喚、分裂して自らを弾とするメテオ攻撃「スプラッシュ ラッシュ」、ガード無視の押しつぶし攻撃「バウンド ポンド」、身体めくりカッター「シューター カッター」、後に他のボスにも受け継がれる、画面外からの突進技「デッドリー・サン」など多彩な攻撃を持つ。
HPをゼロにするともがき苦しみ始め、断末魔の叫びのあと色彩を失い、しぼみながら額縁へと吸い込まれていくと、なかなかに悲哀の漂う最期を遂げる。
戦闘時のBGMは第一形態とはうって変わり、狂気に陥った彼女を表すかのような緊迫感のある楽曲でこれもまた評価が高い。
正体
彼女の正体は、長い年月を経て意志を持った「名も知らぬ絵画」であり、現実の世界に嫉妬し、絵画の世界から出て、全てを絵画に変えようというのがその目的である。
カービィシリーズラスボスの名称が「〇〇ソウル」と、“ソウル”が後ろ付き始めたのはこのドロシアが始めである。
また、『夢の泉』などに出てくるペイントローラー、『64』に出てくるアドレーヌなどはドロシアと同じく絵を実体化させる能力を持つ。
余談
『星のカービィ トリプルデラックス』のレベル2のボス“ペインシア”はこのドロシアと同じく意思を持った絵画の化身という設定で、その姿や行使する能力においてもドロシアに類似している点が多いが、ポーズ画面のボス解説によると彼女には「生き別れた姉妹がいる」とされており、その姉か妹こそがドロシアではないかと言われている。
また、同作のラスボス“クィン・セクトニア”はこのドロシアに続く2体目の女性系ラスボスである。
二次創作
カービィの敵の設定はなく、アドレーヌの先生もしくは常識的なキャラクターとして扱われている。
また彼女を擬人化した絵も多い。
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関連項目
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