マイスターとは、玩具ならびにアニメ作品「トランスフォーマー」シリーズの登場人物である。ここでは、G1と呼ばれる最初期のシリーズに登場した副官と、実写映画に登場した将校「ジャズ」、そしてアニメイテッドに登場したエリートガード将校「ジャズ」について紹介する。
副官マイスター(Jazz)
CV:片岡弘貴、古澤徹(未放送分)、稲葉実(『ザ・ムービー』)、平野正人(『ザ☆ヘッドマスターズ』) / スキャットマン・クローザース、ウォーリー・バー(『パニック・ザ・クレムジーク!』のみ)、アレックス・イーズリー(PS2ゲーム)。
サイバトロンの代表的メンバーの一人で、コンボイの右腕。ポルシェ935ターボに変形する。特殊工作員でもあり、さまざまな特殊工作を得意としている。
地球の、特に音楽に関しては相当な関心を抱いており、ほかの誰もが騒音と感じるブロードキャストの音楽にすらノってしまう。また、音楽を武器として使う「ミュージックアタック」が代表的な技。なぜかデストロンにしか効かなかったり、岩をも崩す振動を引き起こしたりする。スパイク曰く「イカすカーステレオ」。
非常に人気の高いキャラクターだが、作中ではあまり目立たず、主役回は二つほどしかない。おまけにそのうちの一つは日本ではTV未放映である。不遇。
「ザ・ムービー」ではクリフともどもユニクロンに食われ、日本版「トランスフォーマー2010」ではオリンピック優勝シーンをカットされ、さらにほぼモブ扱いである。不遇。
というのも「副官」という役職はあくまで日本版オリジナルの設定であり、海外版では Special Operations, Saboteur つまり「特殊作戦・破壊妨害工作員」という風変わりな役職であるからだ。なお実質的な司令官付き副官は、本来は司令官に次ぐ古参ナンバー2のアイアンハイドである。
どうしてあえてこんな設定に変更したかは不明だが、恐らく1話から3話まではコンボイの側近として指示を下していたことが要因の一つであろう。むしろ原語版からすれば、たかが一工作員があれだけ指示を下していたことになる。
そんな彼だが、日本オリジナル「ザ☆ヘッドマスターズ」ではそれなりの活躍をしている。ちなみに同作の漫画版には同型キャラ「G1ステッパー」が登場。また、「ビクトリー」の時には「ヒーローセット」の一体としてプリテンダー仕様で登場した。
外伝作品「バイナルテック」では、二度の商品化を果たしている。マツダRX-8に変形。ちなみに海外版「Alternator」などでも、版権の都合上「Jazz」ではなく「Meister」や「Autobot Jazz」になっていたりする。同様のケースは日本でも「ジャガー」が「ラヴィッジ」になっていたり。
そんなこんなで、いろいろと人気のある副官さん。CVの片岡さんの演技もあいまってニコニコでは相当愛されてるキャラの一人といえる。
ジャズ(実写映画版)(Jazz)
CV:楠大典 / ダリウス・マッカリー、アンドリュー・キシノ(ゲーム版)
バンブルビーの導きにより、オプティマスプライムらと共に地球にやってきたオートボットの一人。小柄な体格で、非常に砕けたしゃべり方をする(jazz という言葉には「威勢がいい、戯言」といった意味合いがある)。地球にいい印象を抱いていたようだ。ポンティアック・ソルティスに変形。
オートボットの将校という役割であり、日本と同じく副官に近い役柄に世界共通で初めて設定された。
市街地での決戦にて、ブロウル(デバステーター)との戦闘で活躍。その後メガトロンに連れ去られ、必死の攻撃を行うものの、ボディを真っ二つに裂かれ死亡。オォウ・・・ジャァズ・・・。ユニクロン戦争の悲劇再びである。第一作では唯一のオートボット戦死者となった。なお、玩具においてはG1カラーで復活している。また、コミック版と玩具には同型としてスモークスクリーンが存在する。
武器はテレスコーピックソードなど。バイザーをおろした姿はG1の彼によく似ている。
ジャズ(アニメイテッド)(Jazz)
オートボットの上級戦士「エリートガード」に所属する将校。Aプロール以上の能力を持つサイバー忍者で、レーザーヌンチャクを武器とする。白いスポーツカーに変形。
地球や有機生命体にそれほど偏見を持っておらず、むしろ友好的に接しようとするいい人。センチネルの暴走を止める役でもある。
頭はヘッドホンをつけたようなデザインをしており、基となったG1キャラの「音楽好き」が表されている。
オプティマス達とたびたび共闘し、終盤は共に地球で戦うこととなる。
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