分を弁えろ 痴れ者が
両面宿儺(りょうめんすくな)とは、漫画『呪術廻戦』の登場人物である。
概要
千年以上前に実在した人間で、数多の術師が挑み敗れた呪いの王である。日本書紀などに登場する「一つの胴体に二つの顔と四本の腕を持つ伝承上の鬼神」とは別存在。ただしこちらも腕は4本あったとされる。
天上天下唯我独尊、己の快・不快のみが生きる指標という自由奔放な性格。人間を殺すことを快楽にしているが、単なる殺人鬼というわけでもなく、戦いの際は狡猾な一面も垣間見せる。
呪術師たちは死後の死蝋でさえ消すことができず、20本ある宿儺の指を特級呪物として扱っている。
その内の一本は、主人公の虎杖が通う高校に魔除けとして置かれていた。しかし、長年放置されたことで封印が緩んだ結果、今や呪いを呼び寄せる餌と化していた。
宿儺の指によって現れた呪いを前に、虎杖は呪力を得るため指を飲み込む。両面宿儺は虎杖の体に受肉して復活するが、虎杖は宿儺を抑え込むことができる「器」であると判明。宿儺は自由に身動きが取れない状況となった。
宿儺を体に宿した虎杖は、五条の提案もあり「全ての宿儺の指を取り込んでから死ぬ」ことを決意した。
虎杖が許さない限り、基本的に宿儺は自由に行動することができないのだが、「縛り」を用いずに利用した結果、第8話では思うように戻れず、宿儺にしばらくの間自由行動を許してしまう。もとに戻った際、宿儺は虎杖の心臓を破壊することで彼を人質にし、伏黒と戦っている最中だったため、入れ替わった虎杖はそのまま死亡した。
ところが、戦闘中に宿儺は伏黒に対し"興味"を持つ。そこで、2つの条件を虎杖が飲み込んだら、心臓を元に戻して生き返らせてやると提案した。その条件は以下の2つ。
また、体を明け渡している間は誰も傷つけないし殺さないことを約束した。これは呪術において重要な「縛り」であり、宿儺と言えど破ると罰を受ける。
そんなわけで、虎杖は宿儺を体に宿したまま生き返ったわけだが、なぜ宿儺が伏黒にこだわるのかは未だはっきりしておらず、多くの読者の考察ネタとなっている。
術式
解(かい)
斬撃能力。手を一振りするだけであらゆるものを真っ二つにする。
捌(はち)
伏魔御廚子(ふくまみづし)
両面宿儺の領域展開。他の領域展開と異なり、結界で空間を分断せずに生得領域を具現化する神業。領域内の無生物には「解」、呪力を帯びたものには「捌」を絶え間なく浴びせて塵にする。あえて逃げ道を作る縛りによって性能を底上げしており、必中効果範囲は最大半径200mにも及ぶ。
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