公式が勝手に言ってるだけとは、現実逃避である。
概要
主に自分が理想とする展開が脆くも打ち砕かれたときに使用されるが、この認識が基本姿勢として正しい界隈も存在する。
編集部や制作スタッフなど「公式（権利者）ではあるが作者（脚本家）ではない人物」の持ち出した設定に対してこの言葉が使われることもあるほか、公式での設定や描写に矛盾が存在した場合にも使われる(ただし作品によっては設定の矛盾が存在した場合にどの設定が優先されるかの規定も存在する)。
また、公式での展開および設定がそれを嗜好していた人からして“期待や予想と違った”、“理解が出来ない”、“許容し難い”と見なされた際にも使われたりする。
中には「公式作品の描写・作者の見解は無根拠な妄想に過ぎず、（一消費者に過ぎない）発言者が嗜好する展開こそが正当である」というような、極めて厚かましい発言も存在する。
発祥と普及
発祥
この言葉の正確な発祥地は不明だが、X(旧Twitter)では2012年には「作者が勝手に書いてる」という類似したポストが見られる。
だよねえ、おかしいよねwwwww もう、公式小説だって作者が勝手に書いてる二次創作みたいなもんだから気に入らないなら気にしなくてもいいんじゃないかって思った。サンソンが初恋希望。ヽ(･∀･)ﾉ
解説（クリックして本文を表示）
この文章はアニメ『ふしぎの海のナディア』の登場人物であるマリーとサンソンについての発言である。
この2人は本編エピローグにて婚約しているのだが、ナディアの続編公式小説『ふしぎの森のマリー』(時系列はラスト～エピローグの間)に置いてマリーの初恋に関する一幕が書かれている。
執筆者の小林弘利はアニメ版スタッフでは無く、この小説も小説版のスピンオフという見方も強い。
普及
2018年11月23日に5ちゃんねるのなんでも実況J板に投稿された「作者が勝手に書いとるだけ」という類似した発言が有名である。
これまでの発言はあくまで「作品間での設定の矛盾」等を指摘するものだったが、ここからは「公式作品の描写は無根拠な妄想であり、発言者の意見の方が正当である」というニュアンスに変化している。
【悲報】西片「ごめんね高木さん、今日は彼女と一緒に帰るから一人で帰って」高木さん「え……」←これｗｗｗｗ
1: 2018年11月23日(金)
美少女「西片くんっ！早く帰ろ？｣ｷﾞｭｯ
西片「おいあんまりくっつくなって……じゃあ高木さん、また明日ね」
高木さん「……」
解説（クリックして本文を表示）
上記スレッドで話題に上がっている『からかい上手の高木さん』という漫画作品は、中学生同士の恋愛を描いた本編と、10数年後の結婚生活を描いたスピンオフ『からかい上手の（元）高木さん』が同時に連載されており、当時未完結だったにも関わらず主人公（西片）とヒロイン（高木さん）が将来的に結婚することは確定した状態でストーリーが展開していた。
しかし、読者の中には両者の恋愛成就を望まないNTR厨者もおり、5chの「なんでも実況J」板にも、「西片が別の女とくっつき、彼を寝取られる形になった高木さんがショックを受ける」「逆に高木さんが西片以外の男と交際を始めてしまう」というネタスレッドが頻繁に建てられていた。
当然、スレ住人の中にはスピンオフの存在を指摘する者も居たのだが、それに対する反論として放たれたのが、この「それ作者が勝手に書いとるだけやん」という発言だった。 公式設定を完全否定しつつ自らの主張を押し通す厚かましさと謎の力強さ、そして高い汎用性を併せ持った発言だった為か、スレ住人たちの間で大きな話題となり、スレ自体が各種まとめサイトに取り上げられたことで、この発言の知名度も高まった。
その数日後、同じくなんでも実況Jに立てられた都市伝説を語るスレッドにて「公式が勝手に言ってるだけ」というフレーズが登場した。公式見解を無視して自らの主張（妄想）に正当性があると押し通す点では共通しているが、発言者が上記『高木さん』のスレッドを意識していたかは不明。
147: 2018/12/03(月)
トトロのサツキとメイの死亡説はガチやと思う 母親のセリフやら親父のトトロ見ても無反応なのとか明らかに不自然やし
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関連項目
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