北島マヤとは、漫画「ガラスの仮面」の演劇キチガイ主人公である。元祖恐ろしい子。
アニメでのCVは勝生真沙子(1984年版)、緒方恵美(OVA版)、小林沙苗(2005年版)。
概要
普段はおっちょこちょいでチビで勉強もできず、手先も不器用な十人並みの女の子。顔も平凡。家も父親がいないこともあって貧しい方で、苦労の多い幼年期を送っていた。しかし、こと演劇に関しては類希なる才能を持っており、その天賦を月影千草に見いだされ演劇の道を進むことになる。不幸な人生に定評があり、物語中に目を背けたくなるような様々な苦難に遭遇するのだが、マヤは持ち前の明るさと前向きさでそれらを乗り越えていく。
彼女の演劇の才能には、豊かな感受性や優れた記憶力(ただし演劇に限る)などもあるのだが、それ以上に演劇に対するひた向きさと努力の要素が大きい。どんな劇のどんな役に対しても全身全霊をもって臨み、半ば狂ったような演劇練習をすることもマヤの特徴の一つだ。その余りに大きな演劇への情熱は、一般人はおろかプロの俳優でも理解し難いこともあり、時にはそれがイジメや干される原因にもなっている。
自分のパトロンになってくれた紫のバラの人に対しては好意以上のものをもっており、その正体が明らかになるにつれそれは恋心へと変化していった。
余談ではあるが、アンサイクロペディアには「エクストリーム・ガラスの仮面」という項目がある。これはスポーツの一種であるのだが、その内容は、
「ある活動や、競技において、ありとあらゆる理不尽な嫌がらせを仕掛けてその心を折ろうとする、ろくでもない連中に囲まれた劣悪な環境下で、自分の才能をどこまで一つの芸術品として昇華させることができるかを競い合う競技」
しかし、マヤの心は折れない。
出演作品
作品 | 役名 | 妨害 | 障害 |
国一番の花嫁 | ビビ | ||
若草物語 | ベス | 40℃の熱をだしたまま登板 | |
たけくらべ | 美登利 | ||
ジーナと5つの青いつぼ | ジーナ | ||
古城の愛 | 女王 | 本番当日に急遽代役で登板 | |
おんな川 | 子守 | 子守をする赤ん坊の人形に細工され、劇中に頭が取れる | |
嵐が丘 | キャサリン | ||
石の微笑 | エリザベス | ||
奇跡の人 | ヘレンケラー | ||
夢宴桜 | 海堂寺千絵 | 偽の台本を渡されストーリーを知らないままに登板 | |
天の輝き | 田沼沙都子 |
小道具が破壊される 小道具に接着剤 里見茂のファンクラブに襲撃される 脅迫状が届く |
|
夜叉姫物語 | 乞食 |
小道具の石が本物に変えられぶつけられる |
|
女海賊ビアンカ | ビアンカ | ||
通り雨 | 佐藤ひろみ | ||
愛しのオランピア | ルル | ||
真夏の夜の夢 | パック | ||
ふたりの王女 | アルディス | ||
忘れられた荒野 | ジェーン | 初日に台風直撃 |
関連動画
関連項目
- 1
- 0pt