天威とは
この記事では3について記述する。
概要
2019年4月25日発売の”RISING RAMPAGE”(RIRA)の幻竜族テーマ。
効果を持たないモンスターのサポートを主軸にした特徴を持ち、幻竜族のサポートも兼ねた出張性能の高いカテゴリである。
幻竜族のカテゴリや通常モンスター等を扱うデッキで幅広く運用可能な他、幻竜族の通常モンスターが存在する、【メタファイズ】や【幻煌龍】も選択肢として挙げられる。また、「効果モンスター以外のモンスター」には裏側守備表示の効果を持っているかどうかも非公開の状態となっているモンスターにも対応し、「リバースモンスター」の絡むデッキにも応用できる。
「天威龍」はインド哲学の思想の「五大」がモチーフになっていると思われ、「地水火風空」の5つの要素により成り立つとするもので、チャクラにもそれぞれに対応する元素があるとされる。
ストーリー
世界中を流れる自然エネルギーである”気”の流れ。ある者はそれを龍に例え”龍脈”と呼び、それが集まり活性化した土地を”龍脈の地”と呼んだ。
ある日、龍脈の地から気を引き出し操る流派”天威流”を極めるために日々鍛錬を積んでいた師弟に異変が起こる。修行のために洞窟に籠っていた師が闇の気に囚われ、密かに抱いていた野心が暴走。闇の気と肉体が同化した《天威の鬼神》と化し、武力を以って覇道を成す「天威無双」を唱えだしたのだ。
「鬼神」と化した男の弟子である天威流希代の才女《天威の龍仙女》とその弟弟子《天威の拳僧》は師の変貌に戸惑いながらも説得を試みるが、野心が異常なまでに増大した師に言葉は届かず指定は決裂。
師の暴走を止めるべき天威流を操る者たちの戦いが幕を開けた!!
カード紹介
以下、遊戯王カードWikiから引用。
天威龍
全て効果モンスターがいない場合に特殊召喚出来る効果と、フィールドに効果モンスター以外のモンスターに関わる手札・墓地から除外して発動出来る効果を持っている。モンスターがいないというだけでも特殊召喚が可能であるため、初手の展開手段としても利用可能の他、リンクモンスターを活用すると連続で天威モンスターを特殊召喚も可能で、初手から高リンクモンスターを用意できる。
天威龍-アーダラ/Tenyi Spirit - Adhara(RISING RAMPAGE)
チューナー・効果モンスター
星1/地属性/幻竜族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、
手札・墓地のこのカードを除外し、このカード以外の除外されている自分の幻竜族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
幻竜族の除外ゾーンからのサルベージを行う固有効果を持っており、【天威】や【メタファイズ】であれば除外ゾーンや発動条件の用意は容易い。また、レベル1のチューナーである点でも柔軟性が高く、シンクロ召喚の利用の他《リンクリボー》のリンク素材やハリファイバーからのリクルートモンスターとしても有用で、幻竜族としても利用しやすい。
天威龍-シュターナ/Tenyi Spirit - Shthana(RISING RAMPAGE)
効果モンスター
星4/水属性/幻竜族/攻 400/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):効果モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
手札・墓地のこのカードを除外し、その破壊されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
破壊された効果のないモンスターを復活させてから相手のモンスターを1体破壊する固有効果を持っており、破壊されたモンスターが墓地にいる必要もない。相手のモンスターを減らすために自爆特攻することの手段の一つにもなりえる。
天威龍-マニラ/Tenyi Spirit - Mapura(RISING RAMPAGE)
効果モンスター
星4/炎属性/幻竜族/攻 600/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):効果モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスターを対象とする
相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
相手の効果を無効にして破壊する固有効果を持っており、相手の抑制に貢献するため扱いやすいカードの一つだろう。ただし、効果モンスター以外を対象にした効果に限られるため、効果のない打点の高いモンスターを出している時に有効的に使えるだろう。
天威龍-ナハタ/Tenyi Spirit - Nahata(RISING RAMPAGE)
効果モンスター
星4/風属性/幻竜族/攻 800/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):効果モンスター以外の自分の表側表示モンスターが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、
手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで1500ダウンする。
打点コントロール効果を持っており、効果のないモンスターの戦闘をサポートするカード。1500という差は決して小さくはない。
天威龍-ヴィシュダ/Tenyi Spirit - Vishuda(RISING RAMPAGE)
効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻1500/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、
手札・墓地のこのカードを除外し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
相手カードをバウンスさせる固有効果を持ち、その発動条件も効果内容も狙いやすい。また、レベル7であるため、困った場合でも《七星の宝刀》等のコストにも出来る。そのためレベル7であることを活かした構築にすることも可能で、【メタファイズ】や【真紅眼】等で活躍が見られると思われ、アーダラと共にこちらも柔軟性が高いと言える。
天威龍-アシュナ/Tenyi Spirit - Ashuna(CHAOS IMPACT)
効果モンスター
星7/光属性/幻竜族/攻1600/守2600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、
手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「天威龍-アシュナ」以外の「天威」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は幻竜族モンスターしか特殊召喚できない。
同名以外の天威のリクルートが可能で、このカード1枚で召喚権なしで《天威の龍仙女》に繋ぐことが出来る。さらに手札次第ではそのままシンクロ召喚やリンク召喚を可能にする。
効果を持つエクストラデッキのモンスター
天威の龍仙女/Shaman of the Tenyi(RISING RAMPAGE)
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リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/幻竜族/攻1600
【リンクマーカー:左下/右下】
幻竜族モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨て、自分の墓地の幻竜族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「天威」モンスター以外のEXデッキから特殊召喚されたフィールドのモンスターの効果を発動できない。
(2):効果モンスター以外の自分の表側表示モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(1)効果で墓地の幻竜族を蘇生出来、【天威】に限らず様々な幻竜族デッキで重宝するだろう。また、EXデッキから出したモンスターの効果を発動出来ないデメリットがついているが、効果の発動の順番を考えて処理すると影響を抑えることも出来る。また、墓地から蘇生すれば竜星シンクロモンスターなどの効果の活用も可能。
(2)効果では、効果モンスター以外のモンスターの攻撃宣言時がトリガーであるため、効果の持たないシンクロモンスターや(1)効果で蘇生した幻竜族の通常モンスターを利用したりも可能。
工夫次第で柔軟性が非常に高まるカード。
天威の龍鬼神/Draco Berserker of the Tenyi(CHAOS IMPACT)
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/幻竜族/攻3000/守 0
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
そのモンスターを除外する。
(2):このカードの攻撃で効果モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
このカードの攻撃力は破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
このバトルフェイズ中、このカードはもう1度だけモンスターに攻撃できる。
シンクロ素材に縛りがなく、ダメージで攻めるモンスターとしてこのカードで完結している。攻撃力上昇も相手が効果モンスターではないことが稀なので容易。
天威からもこのモンスターにアクセスすることが出来、レベル7のモンスター2種とレベル1チューナーのアーダラが用意されている。
(1)効果は効果発動に対して発動するが、無効にはせず除外するだけなので注意。また、(2)効果の2回攻撃はモンスターに対してもう1回攻撃なのに注意が必要。
天威の龍拳聖/Tenyi Master of the Dragon Fist(Vジャンプ2019年9月号付録)
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リンク・効果モンスター
リンク3/光属性/幻竜族/攻2600
【リンクマーカー:左下/下/右下】
リンクモンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは効果モンスターとの戦闘では破壊されない。
(2):自分フィールドに他の効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
自分の墓地及び自分フィールドに表側表示で存在する、
効果モンスター以外のモンスターの数まで、
相手フィールドの効果モンスターを選んで破壊する。
幅広いカードで出せる素材指定になっており、ハリファイバーからチューナーを1体呼ぶことに成功しても直接このモンスターのリンク召喚が可能。他にも手段はある。
戦闘破壊耐性を実質的に持ち、効果モンスター以外の数まで対象の取らない破壊を行える。
天威龍-サハスラーラ/Tenyi Spirit – Sahasrara(LINK VRAINS PACK 3)
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リンク・効果モンスター
リンク4/光属性/幻竜族/攻3000
【リンクマーカー:上/右上/下/右下】
幻竜族モンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、相手はフィールドの効果モンスターを攻撃対象にできず、効果の対象にもできない。
(2):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。自分フィールドに「天威龍トークン」(幻竜族・光・星4・攻?/守0)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力は、対象のモンスターの元々の攻撃力と同じになる。この効果は相手ターンでも発動できる。
素材は重く見えるが、《天威の龍拳聖》を経由できるため、ある程度緩和できる。
(1)効果は効果モンスターと非効果モンスターが混在している天威では、効果モンスターへの攻撃対象不可+対象耐性の付与となる。また、(2)効果でトークンを増やすことで効果モンスターでないモンスターを自分フィールド上に増やすことも出来る。もう一つの側面としてはノーコストなため戦闘破壊で一方的なアドバンテージを得られるか。
効果を持たないリンクモンスター
天威の拳僧/Monk of the Tenyi(RISING RAMPAGE)
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リンクモンスター
リンク1/地属性/幻竜族/攻1000
【リンクマーカー:下】
リンクモンスター以外の「天威」モンスター1体
基本的には何も効果のない打点の低いモンスター。効果を持っている「天威龍」たちを効果を持たないモンスターに変える手段として使うのが基本か。
天威の鬼神/Berserker of the Tenyi(RISING RAMPAGE)
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リンクモンスター
リンク3/闇属性/幻竜族/攻3000
【リンクマーカー:上/右上/右下】
リンクモンスターを含むモンスター2体以上
こちらもリンク素材が幅広く運用可能な状態で指定されており、《天威の龍拳聖》と素材指定は同じ。このため、純粋に効果のない攻撃力3000として運用可能。ただし、効果のないリンク3は他にも存在し、このモンスターは打点の高い代わりに相手フィールドにリンクマーカーを向けてしまう恐れがある。状況によって採用・召喚を考えよう。
魔法・罠
虚ろなる龍輪/Vessel for the Dragon Cycle(RISING RAMPAGE)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから幻竜族モンスター1体を墓地へ送る。
自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、
さらに墓地へ送ったそのモンスターとはカード名が異なる「天威」モンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。
幻竜族汎用の墓地肥やしカード。効果のないモンスターがフィールドにいれば、ついでに「天威」をサーチし、更なる展開に繋げることも可能。
天威無双の拳/Fists of the Univaled Tenyi(RISING RAMPAGE)
カウンター罠
(1):自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在し、
モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
(2):セットされたこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
EXデッキから効果モンスター以外のモンスター1体を特殊召喚する。
効果のないモンスターがいれば発動無効にするカウンター罠。発動条件満たせない場合でも、EXデッキの効果を持たないモンスターを出すことも可能。ただし、相手に依存することに注意。現在はこの効果で呼び出すのに最も使いやすいモンスターは《青眼の究極竜》であろう。
天威無崩の地/Flawless Perfection of the Tenyi(RISING RAMPAGE)
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
効果モンスター以外の表側表示モンスターは、モンスターの効果を受けない。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに効果モンスター以外のモンスターが存在し、
相手が効果モンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
効果を持たないモンスターの耐性付与を持ち、相手が効果モンスターを特殊召喚すれば1ターンに1度だけ2枚ドローできる。一気にアドバンテージを稼げるため、有用なカード。
天幻の龍輪/Heavenly Dragon Circle(RISE OF THE DUELIST)
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの幻竜族モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を手札に加える。
効果モンスター以外のモンスターをリリースしてこのカードを発動した場合、
手札に加えず効果を無効にして特殊召喚する事もできる。
(2):自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、
自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「天威」カード1枚を手札に加える。
幻竜族モンスターをリリースして幻竜族モンスターを手札に加える効果を持ち、リリースしたモンスターが効果モンスターでなければデッキからの特殊召喚にもになる。また、(2)の効果で「天威」を手札に加えられる効果を持ち、条件的には天威向けの効果となっている。
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