成神陽太(なるかみ ようた)とは、P.A.Works、key共同制作のテレビアニメ『神様になった日』の登場人物である。
概要
作品の主人公。受験を控えた高校3年生。ひなのお供に選ばれた普通の少年。
部活はバスケットをしていたが引退し、高校最後の夏休みは受験勉強に励む予定だった。ある日、親友の国宝阿修羅と勉強の息抜きに公園でバスケをしていたときに奇天烈な格好をした幼女の佐藤さん自らを「全知の神・オーディン」と名乗る謎の少女"ひな"と出会う。突然現れたひなに振り回されて片想いの相手に瞬殺でふられた挙句、なぜか両親があっさり許可を出したことで、ひなと一緒に暮らすことになり、騒がしいひと夏を過ごすこととなる。
幼馴染である伊座並杏子に片想いをしている。幼少の頃から一緒に居たが、中学時代に彼女が学園のマドンナとなっていたことから異性として意識するようになり、大学も彼女と一緒に居たいという理由から自分の学力には釣り合わない八幡大を志望している。彼女の誕生日を即答できるほどであり、さすがにひなもドン引きしていた。全知の力を持つというひなの神の力で「伊座並さん好みの男」になろうとするが、とんだ茶番に付き合った挙句にことごとく空回っている。また、女弁護士の天願賀子の大ファンでもある。
自ら「最高のコンビ」と称している国宝阿修羅とは中学2年の頃からの無二の親友の仲で、中学、高校と同じバスケ部に所属していた。息の合ったコンビを試合で披露し、弱小だったチームを2人で引っ張っていた。プライベートでもかなり気が合うらしく、リアクションが被ってうことがあるほど。高校最後の試合で、”2人で一緒に飛ぼうとした”コンビプレーを失敗してしまい、それを心残りにしていた。
家族構成は父・大地、母・時子、妹・空。平凡ではあるが、家族の仲は良く、幸せな家庭環境で育っている。これまでのkeyオリジナルアニメの主人公と同じくシスコンであり、妹の空のためと言われたら何でもやってしまう。その溺愛ぶりを見たひなは「ひくわ」とどこかで聞いたことのある反応をしている。
基本的には心優しい少年で、クソ生意気に絡んでくる見ず知らずの幼女の面倒を見ようとするほど。自由奔放なひなに振り回されて無茶をさせられてタジタジになり、呆れながらも付き合う「受動的な主人公」。もっとも、本人のノリも軽いため、次第にノリノリでこなすようになる。一見大人しそうな優男っぽく見えるが、スイッチが入ると暴走し、伊座並の前ではお調子者な一面も見せ、さすがのひなも呆れるほど。
無茶とも言えるひなから指示を受けた内容を、尋常ではないレベルのノリの良さと対応力によって忠実にこなしてしまうことができ、初心者にも関わらずピアノを1週間足らずでそれなりに弾けるようになったり、41歳ラーメン屋再生請負人になりきったて真宮司ひかりのラーメン屋を繁盛させたりと実は高いスペックの持ち主である。また、知識が皆無なド素人にも関わらず麻雀の大会に出場し、ひなの差し金によって「ドラ隣ドラ隣」「不純全」「二色同順」「東西南北」などのルール無視の独特の打ち手を披露し、プロの麻雀士を破って優勝している。ノリの良さと演技力は父親譲りだと思われる。
ひなが神であるとは信じていないものの、ひなの持つ超常的な力そのものは信用しており、彼女の助言やサポートによって次々と無理難題をクリアしている。しかし、毎回肝心なところでヘタれるため、最終的な願望を叶えることができずにいた。その一方で次第にひなと過ごす夏休みの日々を楽しいと感じており、同時にひなの存在が自分の中で大きなウエイトを占めるようになっていた。そのため、ひなが予知した世界が終わる日が近づくにつれ、ひながどこかへ行ってしまうのではないかという不安を持つようになる。
関連動画
関連項目
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