押忍!!空手部単語

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押忍!!空手部とは、週刊ヤングジャンプで1985年～1996年まで連載されていた、バトル漫画である。
全43巻。作者は高橋幸二。外伝は「押忍‼麻雀部」（「近代麻雀」にて2013～2014、全2巻）

概要

最初期は大阪の不良校、関西第五工業高等学校（通称・関五工）の空手部と稲妻カットの主将・高木義志を中心として起こる騒動を描いたもので、初期はどおくまん（代表作：嗚呼‼花の応援団）の影響も　　　（モロに）伺える、喧嘩ありギャグあり人情ありの作品だった。

やがて抗争の規模が大きくなり、次々に現れる強敵を倒すために主人公・高木が様々な武術や必殺技を
習得してパワーアップしていくにつれ、敵の描写も、戦いや必殺技の描写もインフレの一途を辿り、
当時の週刊少年ジャンプの人気バトル漫画（「ドラゴンボール」「魁‼男塾」「北斗の拳」等々）にも
通じる要素を持つ作品に変貌していった。
（すなわち味方も敵の多くも拳法を極め、ハッタリの利いたトンデモ理論・とんでもない威力の技が
横行。前章の悪辣な敵が次章で味方になり、新たな敵の噛ませ犬となる。そしてインフレと共に
広がってゆく大風呂敷。等）

無論、「空手部」どころの騒ぎではなくなっていく。

また、物語が後半に進むにつれて心を抉るようなえげつない描写も増えていく。（特に龍天昇編以降は、
薬漬けに人体破壊、欠損に廃人化、洗脳と発狂、挙句殺害される者まで出てくる等、主要キャラであれ
容赦ない受難に晒される。）

話はざっと以下のように進む。

大阪編（「関五工」周辺）～阪神戦争編（vs.「神戸の三本柱」）
～死国連合編（vs.「四国連合」と悪堕ちした高木の兄貴分・神雷功、太極拳修行）
～新宿編（「西新宿学院」転校、vs. 応援団、「大東京連合」新宿の「影の5人衆」・渋谷部隊）
～東京編（vs.「大東京連合」隅田・池袋・銀座・六本木部隊）～関東編（vs.「関東連合」、神極拳修行）～龍天昇編（vs. 暴力団「集英会」と邪極拳、奥義「龍天昇」修行）
～善と悪編（vs.「広島愚連隊」、少年刑務所「鬼泣き島」、内閣総理大臣・赤松の親衛隊「護鬼」とのデス・ゲーム、「験力」修行、最終決戦）　

主な登場人物と拳法・必殺技

・大阪編

高木義志
主人公。稲妻カットの髪型がトレードマークの空手部主将。空手を皮切りに、様々な拳法と奥義を身につけ、強敵に立ち向かっていく。
主な技・奥義：正拳五段突き、爆裂発勁、百歩神拳、天地神明掌、龍天昇、極楽蛙鳴掌、etc

松田正
初期の語り部。空手部部員。

本田桃千代
ヒロイン。後に高木の恋人になる。空手部のマネージャー。

森上慎吾
高木の先輩。同じく稲妻カット。普段は頼れる先輩だがキレると手に負えなくなる。
主な技・奥義：両刀掌底拳（両の掌を相手に叩き込む）

・阪神戦争編

末永禅
「神戸の三本柱」の一角。僧侶のような恰好で、六甲山の石で作ったという「念珠」を振り回して戦う。

龍隆・虎隆兄弟
「神戸の三本柱」の一角。双子の太極拳使い。

リック・パワード
「神戸の三本柱」の一角。別名「神戸の黒鬼」　頑強な黒人の男で、多少の打撃は意に介さない。

・死国連合編

神雷功
少年時代の高木に空手を教えた男。高木と森上の兄貴分。稲妻の如き早い拳で、相手は見る見るうちに
ボコボコになっていく。
主な技・奥義：稲妻手雷拳、太極拳

・新宿編

・東京編

・関東編

・龍天昇編

・善と悪編

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