気功砲とは、鳥山明原作の漫画『DRAGON BALL』およびそれを原作とするアニメシリーズなどに登場する技の一つである。
概要
両手に気を集中させ手で四角の形を作り、技がおよぶ範囲を定め気を放つ(この際の構えは当初は左右の手の指を重ね合わせる形だったが、後に指先を合わせるおなじみの形になっている)。
技の性質としてはよくある気功波や気弾とは異なり、範囲内に強い圧力を与える衝撃波のようなもの。しかしゲーム作品では演出の都合上光線が発射されるものもある。
なんといっても特筆すべきはその威力。亀仙人に「かめはめ波の数段上をいく」と言わしめ、一番弱かった初使用時でも天下一武道会の武舞台を一瞬にして影も形もなく消し去ってしまうほどだった。サイヤ人編以降のインフレで地球人組が戦いについていけなくなってもその威力で食らいつき、要所要所で活躍した。
しかし一度に多量の気を一気に放出してしまうため、半端な者が使用すれば死を招き、仮に命を繋いでも消耗によって寿命が縮むなどの大きなリスクを伴う禁断の技とされていた。
使用された場面
- 第22回天下一武道会 天津飯VS悟空戦
- 決め手に欠ける状況を打破するために、武舞台を消し去る形で使用。あくまで悟空の場外負けを狙った策のため、悟空には避けるように忠告した。なお悟空は忠告を聞かずに正面から受けるつもりでいたが、土壇場でその威力を理解して回避した。
- 第23回天下一武道会 悟空VSマジュニア戦中
- マジュニアの攻撃に対して避難する穴をあけるために使用。これによって気功砲の新しい道が確立された。前回に比べわりとあっさりと撃っているので寿命の心配がなくなるレベルまで極めたのかもしれない(武舞台よりも規模が小さいからという可能性もあるが)。
- ナッパ戦
- 自爆して死亡した餃子の仇を討つためにナッパへ使用。しかし、全ての気を込めて放ったにも関わらずナッパに有効なダメージを与えることはできず、直後に天津飯は力尽きて死亡(それでも餃子の自爆ではわずかに焦げ付いた程度でキズの一つもなかったのに、戦闘服を損壊させて出血させるだけの戦果をあげている)。なお、この時天津飯は右手しかなかった状態であったが気功砲を使用できた。
ちなみに発射の際はなんとあのベジータが目の色を変え、ナッパに至っては絶叫に近い悲鳴をあげている。技の性質やその後の「驚かせやがって」というセリフを考えると、本来ナッパに大ダメージを与え得るだけの威力はあったのだが、片手だったために構えの隙間から気の大部分が拡散・流出してしまったのだろう。ナッパの攻撃で既にかなり消耗していたにも関わらずこの威力なのだから恐ろしい。 - 魔人ブウ戦
- ブウがサタンとデンデを殺すために撃ったエネルギー波を相殺するために使用。この時のブウはピッコロとゴテンクスを吸収しており、味方キャラ最強のアルティメット悟飯をも圧倒するほぼ最強の形態であることを考慮すると凄まじい活躍ではなかろうか(もちろん力のない二人を屠るための攻撃だったのでかなり威力は抑えていたのだろうが)。後のサタンの活躍を考えると結果的に宇宙を救った一撃であると言える。
新気功砲
ここで新気功砲についてもふれておく。
新気功砲とは気の消費が激しく連続して使うのが困難であった気功砲を連続して使用できるようにした技である。
とは言っても技の見た目は全く変わって無く、素人には見分けが困難である。
新気功砲は人造人間18号を吸収しようとするセル第2形態を足止めする際に使用された。有効なダメージには至らなかったものの、その激しい衝撃と絶え間ない連射によってセルの動きを完全に封じることができた。この時のセルの強さは神と融合したピッコロをも凌ぐ16号を軽くねじ伏せるというまさに桁外れのレベルだったので、これは相当すごいことだったのではなかろうか。
その際どれだけ連続して使用できたのか検証してみた結果(『はっ』と掛け声を発した回数を気功砲使用回数とした)を以下に記す。
数えるの大変だったよ(´・ω・`)
原作(373話、374話) | 10回 |
ドラゴンボールZ(152話、153話) | 31回 |
ドラゴンボール改(75話、76話) | 23回 |
力の大会でも2回使用されたが、人造人間編のように連射はしていない。
関連動画
天津飯「餃子、俺の気功砲でMADを作ってここに紹介してくれ!」
餃子 「天さん…それじゃあ自演になっちゃうよ」
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関連コミュニティ
天津飯 「ヤムチャ、一緒にコミュニティでも作らんか?」
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関連項目
もしかして
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