沢田研二とは、スーパースターである。
概要
ニックネームは「ジュリー」。
中性的な独特の色気、甘い歌声、早川タケジ氏による一見すると奇抜だがかっこいいファッション(帽子を斜めにかぶる等)で60~80年代の歌謡界を席巻し、数多くのファンを熱狂させた。
1948年6月25日生まれ。A型。既婚。
育ちは京都だが実は出身地は鳥取である。
由来は女優のジュリー・アンドリュースが好きだったからと本人がインタビューで語っている。
前奥は女性デュオ「ザ・ピーナッツ」の伊藤エミ(一男あり)、現奥は女優の田中裕子。
60年代に起こったGS(グループ・サウンズ)ブームの際、爆発的な人気を誇った「ザ・タイガース」のリードボーカルとしてデビュー。
解散後は「勝手にしやがれ」「サムライ」など、阿久悠作詞・大野克夫作曲の、ダンディズムの籠った楽曲で数々の大ヒットを記録、ソロ歌手として時代の先端を走り続けた。
また、80年代には日の当たらなかった音楽ジャンルへ積極的に参入していた。
本業は歌手だが、独特の色気を活かし、「太陽を盗んだ男」「魔界転生」などで個性派俳優としても活躍。特に前者は、当時はカルト映画扱いだったものの、現在では日本映画史に残る傑作の一つとして映画誌などで評価されている。
現在では、音楽劇などにも出演している。
また、かっこいい・綺麗な役どころに限らず、ドリフターズのコントなどに出演したこともある。特に志村けんとは、鏡コントなどで共演して以来現在に至るまで30年来の付き合いがある。
業界人にも彼に魅せられた者は多い。
代表的な人物に「沢田研二は当代一の女優です」とべた惚れ状態だったテレビプロデューサーの久世光彦氏や、本人が「年上の女(ひと)」でもあり「危険なふたり」の作詞家である安井かずみ氏がいる。もちろん、彼に楽曲を提供しその人気を支えた阿久悠氏や大野克夫氏も含まれる。
また、小説家の栗本薫氏は彼の主演ドラマに感銘を受け、中島梓名義で日本初の現実の人間を元にしたやおい小説を書いたことで一部で有名。意外なところでもパイオニアなようである。
正直言うと彼に影響受けた人物は非常に多すぎて書ききれないほどなのでこれ以上は割愛します。
90年代以降はメディアへの露出は減少したものの、2008年まで毎年必ずアルバムを発売1、現在でも毎年ライブツアーを開催するなど60歳を超えた今でも精力的に活動している。
ただし、もともと太りやすい体質なのを根性でカバーしていた若い時期と違い、現在はふっきれてしまっているため、非常にモフモフした外見になっている。
ニコニコ動画では、数こそそこまで多くないものの色々な動画がうpされている。
しかし、消されるのが怖いのでここで直接紹介できないんだ。ごめんね。
注釈) 12009年からは「アルバムがあまりに多すぎて全部歌えなくなってきた」という理由のため、ミニアルバムやマキシシングルに切り替わった。なんだかんだいっても数が減っただけで新曲は必ず出している。
代表曲
- 君をのせて
デビュー曲。『天空の城ラピュタ』のテーマ曲とは同名だが別物。後にASKAなどがカバー。この曲について沢田自身が「あまり好きではない」と語っていた時期もあった。 - 危険なふたり
初めてオリコン1位を獲得した曲。 - 時の過ぎゆくままに
最大のヒット曲で、阿久と大野が初めて提供した曲。沢田自身が主演したドラマ『悪魔のようなあいつ』のテーマ曲で、俳優としても歌手としても高い地位を確立することになった。阿久も、自身の作品の中で特に気に入っていると述べている。後に河村隆一や布施明などがカバーしており、おそらく沢田の楽曲の中では最も多くカバーされている。 - 勝手にしやがれ
国内の賞を、当時人気絶頂のピンク・レディーと競い、日本レコード大賞、日本有線大賞などを受賞した曲。おそらく、時の過ぎゆくままにと並んで、沢田の楽曲の中で最も知名度の高い一曲。後に、福山雅治や、稲葉浩志(B'zとしてではなく、松本孝弘のアルバムに参加という形)がカバーした。 - サムライ
「やせがまんのかっこよさを描いた」と阿久が語る通り、ダンディズムの極致のような曲。ハーケンクロイツをあしらった衣装が大問題になってしまった。 - カサブランカ・ダンディ
サムライと同様、男のダンディズムを描いた曲。こちらは、歌い出す前に洋酒を口に含んで噴き出すパフォーマンスが人気を集めたが、同等量の苦情も集まってしまい、止むなく控えることになってしまった。 - TOKIO
糸井重里作詞、加瀬邦彦作曲。読み方は「トキオ」のように見えるが、正確には「トキオッ」らしい。パラシュートと電飾をあしらった衣装が強い印象を人々に残したが、バックバンドとの食い違いを生む原因にもなってしまった。
関連動画
それぞれスーパースターのソロ時代、ザ・タイガース(同窓会)時代、晩年のインディーズ時代から。
関連商品
関連タグ
- 阿久悠
- 大野克夫
- ジュリー
- 歌謡曲
- 勝手にしやがれ - ジュリーの曲名のほかにも、セックスピストルズの楽曲名、ゴダールの映画のタイトル、あるいはジャズパンクバンドのバンド名として知られる。
- 遠藤正明 - ジュリー直撃世代で、ファンを公言しており、ラジオなどでたびたびカバーしている。
動画で見られる関連タグ
- おっさん(おばさん)ホイホイ - ジュリーの全盛期が70年代なので…後はわかるな?
- 沢田課長 - 主に「酒場でDABADA」の動画にて見られるスーツ姿のジュリーの通称。ダンディズムと色気があわさって非常にすばらしい。何故課長なのかは謎。
- 従順なコメ部隊 - 「ダーリング」で見られる現象。「言うことを聞いてくれー」から始まるジュリーのおねだりを「聞きます」「熨しつけて差し上げます(あなたが欲しいと言われた時の返し)」等否定するどころか従順なコメントをすることから。ちょっとした弾幕になってて面白いw
- 踏み絵動画 - 近年のジュリーの動画に見られる。40歳を超えたあたりから、ジュリーは少々ぽっちゃり…いやモフ化してきており、現在のライブ動画などは、その変わり果てた姿を見てがっくり来る人と、それでもジュリーへの愛を貫き通す人を選別してしまう。一つの指針として見るといいのだが、中にはこの動画に含まれるトカゲの愛らしさにやられてる人もいるらしい。
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外部リンク
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